肩こりに効果のあるツボ5選

2017年7月23日 : 肩こり,頭痛

肩こりに効果のあるツボ5

 

肩こりは辛いですよね。

肩こりの原因として疲労による筋肉の緊張がよく知られていますが、目の疲れ、腕のだるさ、頭痛、内臓の疲れ、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどが原因の場合もあります。

そこで、自分でできる肩こりの対処法について効果のあるツボについてを紹介します。

 

 

まずはツボを押す時のポイント!

 

・基本押す強さは心地いい強さで押して下さい。

・場所は目安になります。

・場所にあまりとらわれずに押す方向を微妙に調整したり、場所を少しずらしたりして、刺激があるところを探してみて下さい。

 

では5つのツについて紹介します。

 

 

●天柱(てんちゅう)

効果

首のこり、肩こり、頭痛、眼精疲労など。

 

 

場所

首の後ろに広がるひし形の大きな筋肉(僧帽筋)の外縁で、頭蓋骨の下縁と交わるところ。

 

探し方

僧帽筋の外縁に人差し指、中指をあて、外縁に沿って指を頭の方に滑らせていき、指が止まるところ。

 

押し方

親指の腹で右手は左目の方向に、左手は右目の方向をイメージして押して下さい。

押す時に親指以外の指は頭を支えると安定して押しやすいですよ。

 

 

●肩井(けんせい)

 

効果

肩こり、頭痛、歯痛、五十肩、眼精疲労、自律神経失調症など。

 

場所

第7頸椎棘突起肩の先端を結ぶ直線状の中間点。

 

探し方

首を少し前に傾け、後頭部に指をあて背骨の方に指を下していくと、指が止まる所があります。

その位置に指を置いたまま、首を元に位置に戻します。そこと肩の先端を結んだ直線上の中間になります。

 

押し方

中指もしくは人差し指でじんわりと押して下さい。このツボは結構グッとくるので強い力でぐいぐい押したりはしないで下さい。

押しながら首や肩を軽く動かすのもいいでしょう。

 

 

●合谷(ごうこく)

効果

頭痛、歯痛、肩こり、めまい、便秘、生理痛など。

 

場所

人差し指と親指の骨が交わるところから少し人差し指よりにあります。

 

探し方

親指を人差し指に近付けた時に出来る線の先端

 

押し方

親指で掌の方に押すというよりは、少し内側に押すようにして下さい。ツンとする刺激があると思います。刺激がない場合は、少し方向を変えてみて下さい。ツンと来るところがあると思います。

 

 

●足三里(あしさんり)

効果

胃の疲れ、慢性胃痛、胃腸の調整、疲労回復など。

 

場所

膝の皿の下に手をあて、そのまま外に指をずらすとくぼみがあるので、そこから指4本分下にあります。

 

探し方

膝の皿の外下縁から指4本分下

他の探し方

膝下15㎝ぐらいから指を膝の方へ滑らせていくと脛骨粗面にあたります。

そこから指を外側に少し滑らせたところになります。

 

押し方

面に垂直に押して下さい。

じんわり押さえてツンとくるところで5秒止めます。それを4~5回繰り返してみて下さい。

押すのもいいですが、お灸をお勧めします。

 

※お灸はドラッグストアで売っています。

せんねん灸というのがよく知られています。

台紙が付いているので火は直接あたりません。

種類により水ぶくれになるものもあるので、軽めのお灸で試してみて下さい。

 

 

●三陰交(さんいんこう)

効果

婦人科疾患、冷え症や生理痛

場所

内くるぶしの4横指上になります。

 

探し方

内くるぶしの一番高いところから脛骨の際に沿って軽く指の腹で上に滑らせていくと、少しくぼんだ感じになる所があると思います。

このツボは押すのも良いですが、お灸をお勧めします。

 

 

ツボ押し注意点

お酒を飲んだ後

打撲や捻挫、擦り傷などの怪我がある場合はそこの場所は避けて下さい

 

やってはダメな人

妊娠中の方・・・場所により身体に悪影響を及ぼす場合があります。

 

 

 

最後に

ご紹介したツボを全部するのではなく自分の症状に合ったものを選んで試してみて下さい。

今回ご紹介したものは根本的に肩こりを改善するものではなく、一時的に解消するものです。

根本的に肩こりを解消したい方は当院までご連絡下さい。

 

 

松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院

0120−405−100

頭痛、吐き気を伴うひどい肩こり、病院は何科を受診すればいいの?

2017年7月17日 : 肩こり,頭痛

頭痛、吐き気を伴うひどい肩こり、病院は何科を受診すればいいの?

 

肩こりで病院を受診できるのか心配される方もいると思いますが、肩こりでも病院を受診できます。

 

肩こりと言っても人により感じ方が違いますし、肩こりを引き起こす原因も1つではありません。

一般に肩こりの原因の多くは筋肉の疲労による緊張が原因と言われていますが、肩こりだけでなく、頭痛やめまい、吐き気、手足のしびれ、以前に比べ力が入りにくくなったなど、今までにない肩こり以外のこれらの症状が出た場合は、脳に異常があるケースもあるため、まず脳神経外科を受診されるといいでしょう。

 

脳、頸椎、脊髄の検査ができます。肩こり以外に重大な疾患が隠れていないかを判断することが大切になります。

そこで異常がなければ、脳に異常がないということなので、肩こりの原因は他にあるということになります。原因によって受診する科は違います。

 

 

症状からみる病院選び

 

 

 

・慢性的な肩こりがひどいけど、他に気になる症状がない

整形外科

何科を受診すればいいかわからない場合は、まずは整形外科に行くとよいでしょう。

整形外科での肩こりの治療としては、電気をしたり、温めたり、牽引したり、シップや薬を処方されます。

 

 

 

・慢性的な肩こり以外に、目の疲労や、目の渇きも気になる

眼科

パソコン作業をする方は目を酷使すると思いますが、メガネやコンタクトレンズが合っていないとより目が疲れます。

眼科で視力検査をしてみて下さい。ドライアイの方は、目薬を使うことも1つの改善方法になります。

メガネやコンタクトを変えるだけで、肩こりが楽になったという方は実際に何人もいます。

 

 

 

 

 

 

 

・更年期に入り、肩こり以外に、めまい、動悸、息切れも気になる

婦人科

女性の場合、更年期障害により、肩こり、めまい、汗が出やすくなった、めまい、動悸、息切れなどがでる場合があります。

これはホルモンバランスも関係している事も多いので、肩こりのみというだけでなく、総合的に診てもらいましょう。

 

 

 

 

 

・肩こり以外に、イライラする、気分がすぐれない、常に疲れが身体からとれない、胃の調子がすぐれない

心療内科

肩こりは、心因性のものもあります。いわゆるストレスによるものです。この様な方は心療内科を行くのも1つです。

 

 

病院を受診するのに重要な事

 

肩こりだけでなく、どのような症状でも病院を受診する際は、自分の症状を伝える事が重要になります。いざ先生を前にして話そうとしても、症状をうまく伝えられないこともあります。自分の症状をしっかり伝えられるように、紙などに書いて準備をしておくといいでしょう。そうすることで、気になることがあれば、他の病院を紹介してくれる場合もあります。

 

先生に症状を伝えるポイント

・いつから症状がでているか

・自分で思い当たる原因

・どのような症状か?(ドーンと重い、ズキズキ痛む、張り感があるなど)

・何をしている時に肩こりが気になるか(仕事中にパソコンをしている時、家でソファーに座ってリラックスしている時、寝ていてもなど)

・既往歴(今までにかかった病気など)

・肩こり以外にも気になる症状(目が疲れる、手にしびれがでる、めまいがある、心配事が多く、胃の調子がすぐれないなど)

・肩こりの症状がひどくなっているか

・肩こりの症状で他の病院や治療院でみてもらったことがあるか

 

 

最後に

頭痛やめまい、吐き気、手足のしびれ、以前に比べ力が入りにくくなったなど、今までにない肩こり以外のこれらの症状が出た場合は、一時的なものとは考えずに、早めに脳神経外科に行って下さい。

 

それで異常がなければ一安心です。後は肩こりを引き起こしている原因をみつけて、それを取り除いていくことで肩こりは解消していきます。

原因がわからずに、肩こりの症状で悩んでいる方はぜひ当院の施術を受けてみ下さい。

 

 

松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院

0120−405−100

自分で簡単にできる肩コリ解消法

2017年7月17日 : 肩こり

自分で簡単にできる肩コリ解消法

肩こりが辛く仕事や、プライベートで支障がでる方に少しでもその悩みから解放されるように、自分でできる肩こりの解消法を紹介していきます。

 

どういう方が肩こりになりやすい

・メガネやコンタクトが合っていない

・普段から姿勢が悪い

・寝返りが出来ていない

・猫背の方

・ストレスをためやすい

・食生活が乱れている(食べる時間がバラバラ、寝る前に食べる事が多い)

 

これはすべてではありませんが、このように肩こりになる要因はいくつも考えられます。

 

主な症状

・首から背中までが重だるい、鈍い痛みがある、違和感がある

・こり過ぎて押しても感じない

・自覚症状はないが、肩を押してもらうと凄い凝っていると言われる

・目が疲れたり、歯が浮いたような感じがする

・ひどくなると頭痛や吐き気がする

・手に力が入りにくい

 

筋肉疲労による肩こりの原因

肩こりの原因の多くは疲労による筋肉の緊張が原因と言われています。

筋肉に負担がかかっているんですね。

筋肉の緊張が原因と言っても首、肩、背中には複数の筋肉があります。

 

人は2足歩行になってから、前方にいきやすくなっています。

どういうことかというと、体の重心は仙骨2番の前方にあり、お臍の下あたりに位置します。

目や鼻、口も前にあり、腕や足も前方に動かしやすくなっています。

肩甲骨が体幹と接しているのは、肩鎖関節のみになるのでどうしてもそこに負荷がかかりますし、肩が前方にいきやすくなります。

 

これら考えると、首が前方にでてしまったり、肩が内に入り前方に行ってしまう事は仕方がないのかもしれません。

それを支えるために頚、肩の付いている筋肉が支えたり、一時的のスッキリするだけです。

 

頭の重さは4~5㎏と言われています。それを支えるために頚、肩、背中には負担がかかってしまうのに、例えば、パソコン作業や、スマホを操作する姿勢で、体を丸くして首が前方に行き、肩が内に入っている方は、より首、肩、背に関する筋肉に長時間負担をかけてしまいます。

 

上記にも書いたように体は前にいこうとします。それを筋肉が緊張して支えてくれています。

 

肩がこってマッサージをしてもらうと気持ちがいいと思います。

ただ、マッサージをしても改善しない、逆にひどくなったという方は、頑張って緊張して支えている筋肉を緩めてしまうから支えることが辛くなってしまうのです。

 

自分でできる解消法

 

普段から姿勢を意識する

頚、肩に負担がかからない姿勢を普段から意識することで負担が少なくなり頭を支えるための筋肉の疲労が少なくなります。

 

そうはいってもなかなか毎日の業務でパソコンを使う方にとっては、わかっていてもなかなかできませんよね。まずは首、肩が楽になる姿勢を探して下さい。

例えば、パソコン作業中に肩に力が入っている人は力を抜いてみる、同じ姿勢ばかりではなく定期的に姿勢を正す。

上の絵では背中が丸くなり肩のラインより頭が前にあります。この状態を長く続けると負担がかかり筋肉に疲労が溜まりやすくなります。

肩と耳が直線状にくるように背筋を伸ばすようにして下さい。長時間は難しいと思いますが、こまめに姿勢を正すように意識してみて下さい。

 

 

筋肉の疲労を解消

お風呂に10分から15分浸かる

お風呂にゆっくり入ることで、血流がよくなることはご存知の方も多いと思いますが、それ以外にも、副交感神経が優位になりリラックスの

効果があります。とくにストレスを感じている方にはお薦めです。

 

蒸しタオルを頚、肩にあてる

温めることで血流改善をします。

 

 

肩甲骨を意識して肩を回す

肩がこってくると肩を回したことはありませんか?肩を動かすことは良いのですが、肩を回すなら、肩甲骨を意識して肩甲骨も一緒に動かすようにして下さい。肩甲骨には頚、背中、腰の筋肉がついているのより効果的です。

 

 

最後に

肩こりをマイナスなイメージだけで考えるのではなく、日々自分の体を支えて頑張ってくれている筋肉があることを思い出し、負担を少しでも軽くしてあげるように姿勢を意識してみて下さい。

 

肩こりは肩自体が問題ではなく、何らかの原因で肩こりという症状がでている結果でしかありません。

ご紹介した解消法は一時的なものにはなりますが、根本的に肩こりを改善していくためには症状を出している原因を解消していく事が大切になります。原因は1つとは限りません。肩こりは症状がでているところだけではなく、原因となっているところを調整していく事、日常生活、食生活なども関係してきます。

 

肩こりの辛さがとれない方は、一度当院の施術を受けてみて下さい。

 

松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院

0120−405−100

ご存知ですか? 冷え性を改善したら、ダイエットにも成功する!

2016年3月27日 : 肩こり,腰の痛み,頭痛

冷え性に悩む女性は少なくなく、約7割の女性が冷え性を抱えていると言われています。冷え性というと、寒い冬のイメージがありますが、最近では冷房による夏の冷えも問題になっています。冷え性を改善すると、効果良くダイエットだできるようになります。そんな冷え性の原因とは何か、また改善にはどのような対策が必要か紹介します。

冷え性の原因は大きく分けて3つ

大きく下記の3つが原因として考えられます

1血液量や筋肉量の不足による冷え性

女性に冷え性が多いのは、女性は男性に比べて筋肉量が少ないためだと言われています。筋肉は運動をすると熱を産生し、血液の流れを良くします。男性でもお年寄りに冷え性が多いのは加齢による筋力の低下があるからです。

また、貧血や低血圧など血管系の問題を抱えていると血液量の低下を招いて冷え性をおこします。

 

2自律神経の乱れによる冷え性

自律神経は、人間が生きていくうえで必要な生理機能を無意識にコントロールする大事な役割を持っています。体温調節もその一つです。生活習慣の乱れやストレスや睡眠不足などがあると自律神経が乱れて、体温の調節が上手くいかずに冷え性をおこします。

 

3女性ホルモンの乱れ

女性はもともと月経周期というものがあり、女性ホルモンが一定していません。そこに食生活の乱れや睡眠不足などが加わると、ホルモンの分泌は大きく乱れてしまいます。女性ホルモンの乱れが血行を悪くしてしまい冷え性となります。

 

冷え性の怖いところは内臓温度の低下を起こすこと

冷え性であるということは体温が低く、内臓温度にも影響が出ます。内臓がスムーズに機能する理想の温度は37度から38度だと言われています。内臓温度が1度低いと基礎代謝が12%下がってしまいます。基礎代謝とはじっとしていても消費するカロリーのことで、年齢や体形によっても違います。

基礎代謝が1200キロカロリーとすると、その12%は144キロカロリーにあたります。基礎代謝が1200キロカロリーの場合、内臓温度が1度低くなるだけで、144キロカロリーが身体に蓄積するという理屈になります。

内臓温度が低下すると、体重の増加を招くだけでなく、代謝が悪くなることで肌荒れの原因にもなり、美容と健康によくありません。

 

冷え性が起こす辛い症状

冷え性はさまざまな不快症状の原因にもなります。よくある症状に、頭痛や肩こり、手足のむくみ、便秘や下痢、腹痛、アレルギー肌荒れ、生理不順などがあります。

 

冷え性の改善には内から温めることが大切

手足が冷えるからと、外から体を温めても一時的に皮膚が温まるだけにすぎません。体の中から温めなければ、基礎代謝は低いまま、根本的に冷え性を改善したとは言えません。

体の中から温めることで、基礎代謝率をあげて、冷え性を治すと、冷え性が原因でおこっている他の症状も治まってくることが多いです。
体の中から冷え性を改善する自分でできる最も効果的な方法は、食事療法と運動療法でしょう。

 

食べ物には体を冷やすものと温めるものがある

食事とは体を作る基本です。自律神経やホルモンバランスを整えるために、1日3食バランスの良い食事をすることは欠かせませんが、冷え性の改善には、なるべく体を温める効果のある食べ物を摂取することが効果的です。

必ずしもではありませんが、大まかな目安としいて、

地上に育つものは体を冷やし、

地下に育つものはエネルギーを蓄えているので、体を温めることが多いです。

地上に育つものとは、キュウリやトマトで、地下とはジャガイモやニンジンです。

 

他にも

暖かい時期(土地)に実るものは体を冷やし、寒い時期(土地)に実るものは体を温めることが多いです。寒い地域で採れる食材は冷えた体を温めるようにできているのです。

 

暖かい時期に実るものとは、キャベツ、レタス、おくら、ナスなどで、

寒い時期に実る野菜は、春菊やほうれん草です。大根はサラダにして食べると体を冷やしますが、火を通すことで体を温める食材に変化します。調理法によっても変わってくるので、サラダよりも温野菜の方が体を温めることが多いのも目安の一つです。

 

飲み物は白っぽく発酵していない清涼飲料水や白ワイン、緑茶は体を冷やすと言われていて、
赤や黒っぽい濃い色である赤ワイン、黒豆茶、ほうじ茶などは体を温めます。

 

調味料では、甘酸っぱいものである、砂糖やマヨネーズ、酢、ドレッシングは体を冷やし、
塩辛いもの塩や胡椒、味噌は体を温める効果が期待できます。

 

冷え性に効く運動のポイント

1筋肉を柔らかくするストレッチで一日をスタート

体が柔らかいことは、血行を良くして疲れにくい体を作ります。まずは、朝、目が覚めたら、ストレッチで体の隅々まで血液を巡らせましょう

2有酸素運動で体に良いリズムを作る

呼吸法を取り入れたヨガやジョギング、ウォーキング、エアロビクスなどは有酸素運動です。自分のペースで、少し息が上がるというぐらいで十分です。無理のない運動を続けることで自律神経の調整にも役に立ちます。

3筋肉運動で筋力を強化しよう

筋肉は、肝臓と脳についで基礎代謝率の高い部位です。筋肉運動によって熱を生み出すので、筋肉量を増やすことは基礎代謝率を上げ、冷え性には効果的です。下半身が冷えることが多いので、下半身を強化する運動がより効果的でしょう。

スクワッドを継続して行うことは、筋肉量の増加を期待するだけでなく、血流がアップして下半身の冷えにもより効果的といえます。

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

ご存知ですか?生理前のイライラを解消する方法

2016年3月25日 : 肩こり,腰の痛み,頭痛

 

女性の卵巣からは妊娠に備えて毎月、排卵が行われています。妊娠しなければ、生理となって、卵子の着床のために準備された子宮内膜などが排出されるようになっています。

これらは、女性ホルモンによって操作されているのですが、その女性ホルモンの分泌が上下する影響でさまざまな不快な症状があらわれると言われていて、それを月経前症候群とよんでいます。症状には精神的なものもあれば身体的なものもあります。軽い症状ですむ人もあれば、日常生活を営むのもままならないような人までいます。生理前にイライラする人は意外に多いのではないでしょうか?

生理前のイライラ、眠気、頭痛、便秘や下痢について詳しく見てみましょう。

 

月経前症候群に一番多い!イライラの原因

生理前におこるイライラは、排卵のためにプロゲステロンの分泌が急激に促進することが原因だと考えられています。

女性ホルモンであるプロゲステロンやエストロゲンは感情伝達を司る神経物質に作用すると言われていて、作用の仕方は人によって大きく違います。生理直前にイライラするだけで済む人から、月経が終わるまでの間、精神的に落ち着かない人までいるのです。精神的な不調が強い人も少なくなく、月経不快気分症候群(PMDD)と診断名があるほどです。

 

生理前のイライラの対策

症状の出るタイミングは人によって違うので、自分のパターンを知ることが、対策を立てるために有効になってきます。イライラする時期が予測できれば、その時期はゆったり過ごせるように周囲にも協力をお願いしましょう。自分でもその時期に忙しく過ごさなくていいように、仕事や家事などを調節したいものです。生活の中に、イライラに効く食べ物やエッセンシャルオイル、ハーブティーを取り入れるのもおススメです。

 

イライラに効く食べ物

・大豆製品やキャベツ
ホルモンの調節に効果があると言われています。

・ブロッコリー、アボガド、バナナ
女性ホルモンの働きで、体内に水分を溜め込もうとします。カリウムには余分な水分を排出させる働きがあります。

・青魚、クルミ、アボガド
緊張を和らげる効果があります。

・アーモンド、クルミ、豆腐、ほうれん草
マグネシウムが不足すると体調を崩してしまいます。

 

カフェインや砂糖はイライラを強める可能性が高いので、取りすぎに気を付けましょう。

 

イライラに効くエッセンシャルオイルとハーブティー

不安定な気持ちを落ち着かせる「ベルガモット」や、興奮を抑えたり鎮痛作用もある「ラベンダー」のオイルを自宅や職場のデスクで使用したり、プロゲステロンとエストロゲンの両方に働きかける「リコリス」のお茶を休憩時間に飲んでみてはいかがでしょう。リコリスは海外ではキャンディーとして親しまれているので輸入品を取り扱う食品店をのぞいてみるのも良いかもしれません。

 

生理前の眠気の原因

基礎体温という言葉を聞いたことのある女性は多いと思います。女性の身体は排卵や生理によって体温が微妙に変化するようにできているのです。排卵や生理を境にして、高体温と低体温の二つの時期に大きく分けられます。高体温になるのは排卵から生理までの時期で、黄体ホルモン(エストロゲン)の分泌が多く黄体期とよばれています。低体温になるのは生理から次の排卵までの時期で、卵胞ホルモン(プロゲステロン)の分泌がさかんで、卵胞期とよばれています。

人間は体温が高いところから低くなる時に眠くなると言われていて、黄体ホルモンが多量に分泌される時期は夜になっても体温が下がりにくく、眠りにつきにくかったり、質の良い睡眠を取りにくかったりします。夜間の睡眠の質が落ちてしまうことで、日中に眠気に襲われてしまうのです。妊娠初期にも同様の症状がみられることがあります。

 

生理前の眠気の対策

基礎体温をつけて自分のサイクルを知ることが大切です。そして、夜間の睡眠の質を下げないために、規則正しい生活をはじめ、朝日を浴びることで睡眠の質をよくする物質を十分に分泌したり、日中に適度な運動をすることなどが必要です。また、寝る前の3から5時間はカフェインの摂取を避けたほうが無難です。

 

生理前の便秘や下痢の原因

黄体ホルモン(エストロゲン)は子宮の収縮を抑える働きがあるのですが、それが大腸にも働くことによって、腸の動きが抑えられて便秘になりやすいと考えられています。

また、妊娠に備えて体に栄養分や水分を蓄えようとするために、腸からの水分の吸収が促進されることも、便が固くなり便秘の原因になります。
下痢については、生理直前に抑えられていた腸の動きが活発化することで引き起こされると考えられています。生理中には子宮を収縮させるプロスタグランジンが分泌され、腸も過剰に収縮するので、下痢が続く人も少なくありません。

 

便秘や下痢の対策

生理前の便秘の対策は、水分をしっかり補給することで便が固くなることを防ぐほかにも、食物繊維であるゴボウやキャベツなどや腸内細菌を整えるヨーグルトを積極的に摂取するのが有効です。普段から排便のリズムを整えておきましょう。
下痢については、腹部を温めると効果があります。生理の時期は、腹部だけでなく、体全体を冷やさないように気をつけましょう。

冬は足浴などで抹消を温めることで体も温まります。夏には生理中は冷房の設定を一度上げたり、職場にストールを持参して足元を暖かくするなど工夫しましょう。

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

 

整体師が教える更年期障害の解消法

2016年3月23日 : 肩こり,腰の痛み,頭痛

女性の宿命ともいえる「更年期障害」ですが、その症状は人によって違います。何が原因で、どのような時期に起こるのでしょう?効果的な対策はあるのか、紹介します。

 

更年期障害の原因と起こる時期

日本人女性の閉経はだいたい50歳頃に起こると言われています。そして閉経の前後10年を「更年期」とよびます。更年期に入る前の女性の身体は、脳からの指令によって、卵巣で女性ホルモンのエストロゲンが作られます。妊娠に備えるためです。

40歳半ばから卵巣機能が衰え始め、脳からの指令に応えられなくなり、女性ホルモンが減少します。卵巣が指令に応えないので、脳はさらなる指令を出そうとして、自律神経のバランスが乱れてしまい、結果として身体的、精神的にさまざまな不調をきたすようになるのです。

 

更年期のサイン

ホルモンの分泌が不安定になることで、これまで一定におとずれていた生理の周期が早くなったり、遅くなったりするのが更年期の入り口のサインであることが多いです。生理の出血量にも変化がみられて、しばらくすると生理の周期も少しずつ長くなっていきます。そして最後には、生理が止まってしまうのです。

 

更年期障害の症状

更年期障害の症状といっても、実際は人によって大きく違いがあります。症状のでかたも個人差が大きく、自覚症状が全くない人から、寝込んでしまう人までいます。症状は、大きく身体的症状と精神的症状に分けられます。
身体的症状の主なものには、のぼせ、ほてり、冷えが認められ、他にも頭痛や腰痛、動悸、めまい、倦怠感、むくみ、発汗などがみられるようです。
精神的な症状は、イライラしたり、うつ症状がでたり、不安感に襲われたりします。
更年期障害の症状は幅が広いので、40代後半の時期に何かの症状が出てくると、更年期障害だと決めつけてしまうことも問題です。

更年期でなく病気が原因で、症状が出現しているという可能性も考え、まずは医師を受診して確認することも大切です。卵巣機能だけでなく、他の臓器も老化していることが考えられるので気をつけなくてはなりません。

 

更年期障害がなくとも苦労の多い時期

40代後半からの50代前半というと、子供の就職の時期であったり、自分の老後の心配や、親の介護の問題などと、さまざまな私生活の問題を抱えがちです。

そのような家庭の問題もストレスとして、更年期障害に悪影響を及ぼすと考えられています。対処すべき問題に冷静に向き合うことは大切ですが、考えすぎたり、息抜きができないようでは精神的なプレッシャーに耐えられなくなってしまうかもしれません。

上手に対応して、ストレスを溜め込まないようにしましょう。比較的にまじめな性格の人や几帳面な人は、特に注意が必要です。全てを自分で抱え込んだりしないようにしましょう。

 

自分でできる更年期のセルフケア:身体編

エストロゲンの減少からおこる自律神経の乱れを生活面からカバーしたいものです。若いころは少々の生活の乱れにも、体力で乗り切ったり、回復力が高かったりしますが、40歳を過ぎたころから、不規則な生活が体にこたえ、更年期障害を起こすきっかけになってしまうこともあるので注意しましょう。
規則正しい生活、バランスのとれた3度の食事は基本になります。

規則正しい生活に早起きを加えて、毎朝しっかりと朝日を浴びる習慣をつけましょう。朝日を浴びることでセロトニン物質がしっかり分泌されます。

セロトニン物質は睡眠の質を左右する物質メラトニンの元にもなるので、睡眠の質を上げることにもつながります。また、自律神経を整える作用もあるので、更年期障害の予防につながります。
運動も生活に取り入れるようにしましょう。これまで運動をしてきた人はもちろんそのまま続けましょう。運動に無縁だった人は、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

ヨガや太極拳、水泳などは比較的に誰でも始めやすい運動といえます。軽く息があがる程度を目標にして、できれば毎日、少なくとも週に3日は運動を行いましょう。朝日を浴びながらラジオ体操も悪くありません。

 

自分でできる更年期のセルフケア:精神編

更年期障害が精神面に出やすい人は、比較的に責任感が強い人や几帳面な人に多いと言われています。先にも触れましたが、50歳前後という年齢は、私生活においても問題を抱える時期ですから、自分の時間も楽しめるように、工夫をしましょう。

運動をすることは身体的に良いだけでなく、精神面にも好影響をもたらします。他にも趣味を持ったり、動物が好きであればペットを飼って、世話をするのも良いでしょう。抱えている問題から離れて、自分なりにリラックスのできる時間を作ったり、外出をして気分の転換を図ることが、精神面の健康に効果的です。

 

更年期障害の症状によって訪ねる専門家を使い分けたい

更年期障害は人によって症状が大きく違います。生活面を整えても症状が出てしまう人もたくさんいます。ホルモンの分泌の減少が原因ですから、辛い症状があるときは、独りで無理をせずに専門家に力を借りましょう。

更年期障害を専門に扱っているのは総合病院、婦人科、鍼治療院などが考えられますが、どこに行けばよいかは自分の症状が判断の目安になります。
日常生活を送るのにも支障がある場合は、ホルモン治療や内服により症状をコントロールした方が良いかもしれません。できるだけ更年期障害を専門にしているクリニックを訪れましょう。

更年期障害を専門にしていれば、身体的症状であっても精神的症状であっても対応してもらえる可能性が高いです。
日常生活は送れるけれど、冷えによって寝つきが悪くて困っている、のぼせが辛いなど、一定の症状に困っている場合は、鍼が効果的な場合もあります。

鍼治療院にもいろいろありますので、更年期障害に重きを置いている治療院を探すことをおススメします。治療と生活面からのアプローチで、この辛い時期を乗り切りましょう。

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

日本人の95%は猫背だと言われているのはご存知ですか?

2016年3月4日 : 肩こり,腰の痛み,頭痛

「また、猫背になってる!」

そう注意されてことはありませんか?猫背とは、その名の通り、背中が猫のように丸くなっている状態を言います。

具体的には、体の力を抜いた状態で立位を真横から見た時、足の外踝・骨盤・肩・頭(耳の穴)が一直線にまっすぐ揃っているのが「きれいな美しい姿勢」に対し、一直線から肩や頭(耳の穴)が少しでも前方につき出たり、骨盤が後方へ圧し出されたり、背中が丸まり、顎が少し上がっているのが「猫背」と言えるでしょう。

 

日本人には猫背が多い

日本人のなんと95%は猫背だと言われています。立っていても座っていても、歩いていても走っていても、私たちは体重の1割ほどの重さがある頭を支えるように、首(頸椎)・胸(胸椎)・腰(腰椎)・お尻(仙骨)・尾てい骨(尾骨)といった背骨(脊椎)と骨盤、それを取り巻く臀部(お尻)や大腿部(太もも)、背部、腹部の筋肉でバランスを取っています。

しかし欧米人に比べて、体の厚みがなく、薄く横に広がっているので、臀部や大腿部、背部、腹部の筋肉が発達しにくく、骨盤を正常な位置に固定することが困難で、骨盤が後方へ、頭を前方へとつき出してバランスを取ろうとします。

つまり、知らず知らずのうちに猫背の姿勢を取っているのです。また、日本人は元々背中を丸めて田畑を耕していた農耕民族ですから、骨格や体幹の弱さなど民族的な遺伝を受け継いでいます。平べったい体型と民族的な特徴遺伝をもつ日本人そのものが、世界の猫背タイプ筆頭と言えるでしょう。

 

猫背タイプ

いくら猫背民族であっても、ほんの30年ほど前まで、猫背は高齢者特有のもので、小さい頃に何度も注意をされたり、スポーツで姿勢を正したりと、若輩者の猫背は少数派だったものです。

ところが近年は年齢に関係なく、猫背人口が増えてきています。ではどんな人が猫背になりやすいのでしょうか。あなたが猫背なのかどうか、鑑別してみましょう。

《次の質問で当てはまる項目はいくつありますか?》

・日常の動作が重い

・慢性的なだるさが抜けない

・ヒップやバストが垂れているように感じる・お腹周りに贅肉がついた

・足を引きずるように歩いてしまう・足が重たく感じる

・歩く速度が遅い

・日頃から肩こりや頭痛がひどい

・腰痛になりやすい・腰痛持ち

・歩行時や座位時に気がつくと下を向いている

・日4時間以上パソコン・タブレットやスマホ・携帯電話に向かい合っている

・姿勢が悪いと言われる

 

実は、1項目でも当てはまれば猫背タイプです。前半5項目に当てはまる方は軽度猫背タイプで、猫背から筋力低下が、又は筋力低下から猫背が起きたと考えられます。

頭を支えるために負荷がかかったために疲れやすく、動作が怠慢になっています。後半5項目に当てはまる方は重度猫背タイプで、すでに猫背による肩コリや腰痛といった血行不良や体の歪みなどリスクが大きく出ており、今よりもさらに悪化する要因を秘めています。更に付け加えると、

・3分経たずに猫背になる

・猫背の方が楽に感じる

・体を動かしくにくい

といった自覚がある方はすでに重度猫背タイプを超えた状態です。

 

 

現代病の一つ

情報社会と言われ、ここ30年間でのパソコン・タブレットや携帯電話の進歩・普及率は目を見張るものがあります。報告書、連絡事項や通達など仕事の事務処理は、ほぼ全体がデータ化され、パソコンを介して行われています。

学校のレポートもデータ提出が多く、その情報収集や開示もネットを介して行われています。ドライアイといった症状やPC用メガネが発売される程、パソコンに向かい合っている時間は長時間化してきています。また、主婦や高齢者の買い物もパソコン・タブレットや携帯電話一つで難なくこなせますし、今や携帯電話を持っていない小学生の方が珍しい位です。

 

少しでも時間があるとメールやゲームを携帯電話で行い、疑問に思ったことがあると即ネット検索の時代ですから、気がつくと俯いて手元操作をしている時間は睡眠時間に匹敵する、いえ、それ以上の人もいるはずです。

データ化する仕事や学業でデスクワーク時間は増え、買い物は自分で出向くのではなく選んだものを送ってもらい受け取るだけ、少しの時間でもパソコン・タブレットや携帯電話を操作しているのですから、その分体を動かすことが疎かになり、筋力低下を招き、更に姿勢を悪くしています。

体型や遺伝子に加えて、常に背中を丸めて猫背へまっしぐらの道を進めている情報社会の副作用、現代病のひとつといったところでしょうか。

 

まとめ

本当に正しい姿勢=「きれいな美しい姿勢」は時間が経っても疲れないものです。

長時間のデスクワークや携帯電話などの操作といった原因が明白な方も、また幼少時代から猫背で悩んでいた方も、日常生活を見直し、少しの注意と運動を加えるだけで、猫背を改善し、正しい姿勢=「きれいな美しい姿勢」を得ることができます。猫背は簡単に自分で改善できるので、あきらめずに向かい合って下さいね。

 

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

1日たった5分のストレッチを続けると猫背が改善しますよ

2016年3月3日 : 肩こり,腰の痛み,頭痛

1回数分、1日にほんの数回のストレッチを行うこと、たったこれだけで猫背を改善し、正しい姿勢=「きれいな美しい姿勢」を得ることが可能だと知っていますか?

 

胸の筋肉をほぐす

背中が丸まって圧迫されている胸筋の緊張をほぐすことで、肩が前につき出る巻き肩を未然に防ぐことができます。

 

・両手の平を鎖骨の下に当て、そのままゆっくり息を吸いながら肘を後方に引いて下さい。これ以上引けない、胸が開かないといったところで呼吸を止めて10秒キープ。

ゆっくり息を吐きながら肘を元の位置まで戻して下さい。

 

・背中で両手を組み、組んだ腕をできるだけ体から離すように上に引き上げ、胸を軽く張りましょう。

手を組んで引き上げることが困難な方は、手を内側に捻り(親指が上に来ます)、手の平を外側に向けて伸ばすことでも、腰の後ろに手を回してタオルの両端をつかんでゆっくり両手を肩の高さまで引き上げても大丈夫です。

腕をゆっくり引き上げながら息を吸い、これ以上上がらないといったところで10秒キープ。ゆっくり息を吐きながら腕を下ろしましょう。

両足は肩幅よりやや狭く開き、背筋を伸ばして立つと、肩が上がったり余分な力が入らずに済みます。また胸を開こうとすると、自然に肩甲骨も動かすことになりますから、一石二鳥のストレッチと言えます。

 

肩甲骨の周りの筋肉をほぐす

同じ姿勢を長時間していて固まってしまった肩甲骨周辺の筋肉を動かして張りをほぐします。両手を上に上げます。

 

・上半身を軽く前かがみにして、クロールのように腕を動かします。腕は肘の辺りを軽く曲げて、肩ではなく、肩甲骨を動かすことを意識して腕を回しましょう。

頭がブレテしまうと肩甲骨の可動域が制限されてしまうので、頭の位置は固定するとよいでしょう。腕は前回し・後ろ回しのどちらでも、肩甲骨を動かしやすい方を選びましょう。

 

・手の平を外側に向けて、ゆっくり息を吐きながら肘を軽く斜め後方へ引きつつ下ろしていきます。

胸が開いたところで10秒キープし、ゆっくり息を吸いながら腕を上へと伸ばしていく。

 

・手の甲を腰に当て、腰をそらさないように注意して、ゆっくりと息を吐きながら両肩を後方に引いて肩甲骨を背中中央に寄せ、背中中央に力が入って胸が拡がったら10秒キープ。

ゆっくり息を吸いながら肩甲骨の力を抜きます。立位・座位どちらも可能。

 

肩甲骨は日常生活の中で意識して動かす部位ではないので、ストレッチを行いながら肩甲骨の動きを感じることが大切です。

 

首の筋肉をほぐす

猫背で前に出てしまった頭が原因で、長時間負荷のかかった首の筋肉をほぐしていくことで痛みを未然に防ぎます。

・首を左右どちらかに倒す。倒した側の手の平を上に向いた頭のこめかみにおき、軽く頭を倒すのを補助するように圧し付けましょう。首筋が気持ちよい程度の強さで圧します。左右同じ回数行いましょう。

 

・腰を動かさずに頭を垂直に立てたまま、目線を水平に保ちます。呼吸はゆっくり深呼吸する感じで、20~30秒かけて首をゆっくり後方に引くと背筋に力が入り背中が反って胸が拡がります。立位・座位どちらも可能。

 

首や鎖骨は筋や神経、リンパが通っているデリケートな部分なので、伸ばす時は慎重に行いましょう。

 

お腹の筋肉をほぐす

長時間スマホやパソコンを使用して丸くなってしまったお腹の筋肉をほぐすことで、上半身が真っすぐ起こしやすくなります。

 

・うつ伏せで床に横になり、胸の横に手をついて、息を吸いながらおへその下あたりまで上半身を引き上げます。

おなか周りが伸ばされている感覚を感じながら10秒キープ。ゆっくり息を吐きながら上半身を戻します。肩の力を抜いて目線は天井を向くと状態が伸ばしやすくなります。

 

腿の裏やお尻の筋肉をほぐす

長時間座り続けてかたまってしまった腿の裏とお尻の筋肉をほぐします。なかなか筋肉の張りや疲れを感じにくい場所なので、定期的に伸ばしてあげることは猫背予防につながります。

 

・仰向けで横になります。左右いずれかの足の裏か膝を両手で抱えて30秒キープし、腿の裏が伸ばされているのを感じましょう。

踵が内側に来るように膝を外側に曲げて膝や踵を持ち直して、胸に引きつける(引き上げる)ように腿裏の付け根からお尻にかけて伸ばす。反対側の脚も同様に行いましょう。

 

まとめ

初めのうちは軽く数回程度から開始し、徐々に慣れてきたら無理のない範囲で回数を増やしていきましょう。いきなり回数を増やして3日坊主では効果はありません。お薬を飲むように、1日のうちでこの時間と決めて、毎日続けることが何よりも大切になります。回数よりも日々継続することに重きを置きましょう。

 

各部位ごとのストレッチは気持ちがいい程度の伸ばし、動きは呼吸に併せてゆっくり行うことが大切です。急激な動きは休眠状態だった筋肉を疲労させ、痛めることになります。

慣れないうちは、入浴後など体が温まり柔らかくなっている時のストレッチがおススメです。痛みが出たら無理に続けず、必要に応じて専門家の助言を仰ぎましょう。

 

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

 

 

 

整体師が教える猫背の原因

2016年3月2日 : 肩こり,腰の痛み,頭痛

背骨(脊椎)は、あらゆる振動や衝撃が頭の中の脳へ直接伝わらないように、全体にS字を描くようにして吸収しながら、頭を支えています。

そのパーツは、首(頸椎)・胸(胸椎)・腰(腰椎)・お尻(仙骨)・尾てい骨(尾骨)に分かれていて、その中でも元々後ろに弯曲している胸椎ですが、その弯曲が強く背中が丸まっている・肩や頭が前につき出ている状態を「猫背」と呼んでいます。

 

猫背の見分け方

明らかに背中が猫のように丸まっている状態であれば、「猫背」であると分かります。ですが、猫背の意識がない方でも「猫背」になっている可能性があります。簡単な見分け方は、体の力を抜いた状態で立位を横から見た時に分かります。

足の外踝・骨盤・肩・頭(耳の穴)が一直線にまっすぐ揃っているのが「きれいな美しい姿勢」、直線から肩や頭(耳の穴)が前につき出ており、背中が丸まり、顎が少し上がった状態が「猫背」です。

ほんの少し、例えば1cm程だとしても頭が前につき出ていれば、それは「猫背」の姿勢に入ります。

中にはバランスを取ろうと骨盤が後方へつき出ている出尻といわれる姿勢や、肩が前に巻き込まれるように力が入る巻き肩といわれる姿勢も猫背の特徴です。

 

「猫背」の重症度

「ほんの1cmでも」と先程述べましたが、まだ「猫背」になりかかったばかりで生活習慣を見直すだけですぐに「猫背」解消ができる超軽度段階、姿勢を意識やストレッチに励むことで「猫背」を自力解消できる軽度段階、ある程度専門家の手を借りながら矯正された姿勢を維持するよう努力を要する重度段階、Cの字のように丸まってしまって矯正に時間と気力を要する超重度段階と何段階にも分かれています。

壁に背を預けて、まっすぐ立ってみてください。もともとS字の曲線を描いていますから、胸椎は後方へ、腰椎は前方へと軽い弯曲がみられますから、壁と腰との隙間に手の平が一枚入ることが正常となります。手の平が入らないか、2枚以上入ると弯曲が強く出ている「猫背」となります。

 

・S型猫背:一見しただけでは姿勢は悪くないものの、骨盤が本来のポジションよりも前へ傾きが強く、腰が反ってしまう為、バランスを取ろうと背中(胸椎)を丸めて頭が前に出ている状態。

壁に背を当てると踵・お尻・背中(肩甲骨)は壁につくが、腰と壁の間には手の平1枚分以上・後頭部も壁から離れる。スマホを長時間操作する前かがみ姿勢が作り出す為、若い人によくみられる傾向。

軽度状態が大半だが、慢性化している上に無意識の姿勢なので、重度化しやすい。

 

・C型猫背:まさに猫のように背中が丸まり、立っていても座っていても背中が丸まってしまい、見るからに姿勢が悪い状態。足を踏み出すよりも前に骨盤が移動してしまい、重心バランスを摂るように背中(胸椎)を丸めて頭を前に出すようになる。

壁を背に立った時、踵と背中(肩甲骨)はつくが、お尻と後頭部は壁から離れ、腰には手の平が入らないか、手の平1枚以下のかすかな隙間しか空かない。完全に「猫背」化している重度の状態。慢性的な痛みや不快感が体の至る所に感じられる。

 

・首猫背:骨盤が本来のポジションより後ろへの傾きが強くなることで腰が平らになることで背中(胸椎)が丸まり、頭が前に出ている状態。壁を背に立つと踵・お尻・背中(肩甲骨)はつくが、腰と壁の隙間には手の平2枚以上の隙間が空き、後頭部も壁から離れている状態。

背中の弯曲に関わらず、首が前に出ていることもある。慢性的に疲労感が抜けず、「猫背」も重度化しつつある。

 

「猫背」の原因

「猫背」になる原因としては長時間の不動状態、体に負荷をかける姿勢習慣、心理的行動といったものが挙げられます。

デスクワークや草むしり、家事の時に腕を前に出す姿勢をずっと取り続けていると背中が丸くなりやすく、肩も前に出やすくなります。下を向いてずっとかがみこんでいたり、深いシンクで洗いものをする時に背中を丸めたままの姿勢を長時間続けることで、その姿勢を体が認識して胸や背中の筋肉が固まってしまうことで起きます。

頭の重さは体重の1割ほどあります。通常の姿勢であれば頭そのものの重さだけを支えればよいのですが、「猫背」はその重たい頭が前へ移動することで首に大きな負担がかかります。

 

頭が5cm前に移動するだけで、首への負担は2倍になるとも言われていますし、バランスを保つために肩が内側に丸まるといったありがたくないおまけもつきます。

デスクワークでPCの画面を覗き込みながら指先だけを動かしたり、スマホばかり見ていると頭が前方に出やすくなって「猫背」姿勢になりやすくなるといった現象が最近多く見受けられます。

また、座り方ひとつにしても「猫背」になりやすい座り方とそうでない座り方があります。私たちは坐骨面をとらえて正しい姿勢の状態で座わります。この坐骨面で座れずに、背もたれによりかかったり背中を丸める形で座ってしまうと、おなかや腿の裏、お尻の筋肉が縮こまって固まってしまい、作業をしやすいように前傾姿勢をとってバランスを取ろうと「猫背」になってしまいます。

 

いずれの場合も、仕事や日常的な必須行動ですから、今すぐに止めるというわけにはいきません。仕事や家事の合間に胸や肩甲骨のストレッチをしたり、長時間座らなければならない時はこまめに立つかお腹・腿の裏・お尻のストレッチをして、長時間の不動状態や体に負荷をかける姿勢習慣から体をリセットしてあげることが大切です。

あるいは、デスクワーク時に高さ調整や前傾姿勢を支えるデザインの机や椅子を選ぶこと、シンクの深さを身長に合わせたものへとリフォームすることなど、初期投資はかかりますが、長い目で見た時に体に負担のかからない生活環境を整えることも一つの手段となっています。

 

授業中に先生に指されないために背中を丸めて小さくなったり、背の高いことをコンプレックスに感じて少しでも小さく見せたいと背中を丸めたりといった心理的行動が「猫背」を生み出すことがあります。

ずっと教科書の影に隠れていることは出来ませんし、昨今では女性が170cmを超えることも珍しくありません。しかし、長時間かけてしみついた体の癖やラインを治すには一朝一夕にはいきません。常に意識し続けること、骨格矯正にも時間をかけることが必要になります。

 

科学的なことになりますが、昼夜問わず番組放送を行うテレビや、すぐに手元の端末で知りたいことを瞬時に検索できる現代では、情報ストレス・ネット依存といった新しい病症が現れています。情報ストレスを受け止めた第5胸椎の可動域が狭くなることで「猫背」の原因となる胸椎の伸展制限を作っているとも言われています。

 

まとめ

「猫背」は見た目も、体の機能も損ないます。機能不全からくる痛みや疲労は私たちを苦しめ、意欲を削ぐ方向へと向かわせてしまいます。

長時間同じ姿勢を取らない、体に負荷をかけない、随時ストレッチや筋トレを取り入れるといったちょっとした方法で「猫背」を改善・解消できます。

自力で無理でも、骨格矯正といった専門家の手を借りることもできます。もう治らないと悲観せずに、多方面からの可能性を探ってみましょう。

 

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

 

 

ご存知ですか?猫背の人はどんな治療院に行けばいいのか

2016年3月1日 : 肩こり,腰の痛み,頭痛

体の力を抜いた状態で立位を真横から見た時、足の外踝・骨盤・肩・頭(耳の穴)の点を結んだ一直線から肩や頭(耳の穴)が少しでも前方につき出たり、骨盤が後方へ圧し出されたり、背中が丸まり、顎が少し上がっているのが「猫背」と言えるでしょう。

その程度は様々で、猫背とは外見から判断できない軽度の方から、慢性的な痛みを伴うはっきりと猫背と分かる重症の方まで、治療機関をどう選んだらよいのか、悩んではいませんか。そんな方へ、治療機関をご紹介しましょう。

 

病院や診療所・クリニックの整形外科

一般的にみなさんが「病院」と呼んでいる保険医療機関で、「猫背」=脊椎の弯曲が一目でわかる画像診断を行ってもらえます。

背骨(脊椎)は首(頸椎)・胸(胸椎)・腰(腰椎)・お尻(仙骨)・尾てい骨(尾骨)のパーツに分かれていて、全体にS字を描くようにできています。胸椎は元々後ろに弯曲しているのですが、その弯曲がどれほど強いのかを診断してくれます。

また、脊柱管狭窄症やヘルニアといった弯曲による椎間板の潰れや神経接触がないか、側弯症などの脊椎の捻じれがないか、外からでは分かりにくい損傷確認をすることで、猫背加療との優先順位が決まることもあります。通常はX線レントゲンで診断を行いますが、保険医療機関の設備によってはCTやMRIなどによる精査も可能です。

治療自体は、牽引や温熱療法、ストレッチといった理学療法士による加療があり、痛みを伴う場合は痛み止めといわれる飲み薬や湿布薬(消炎鎮痛剤)や末梢神経薬(ビタミン剤)の投与も受けられます。

 

接骨院

「ほねつぎ」といわれる治療機関で、低周波・赤外線といった電気療法、牽引、マッサージのよる加療を行います。

捻挫や鞭打ちの治療を行うといった印象がありますが、インナーマッスルを活性化して体の軸を安定させて体の歪み改善するなど、自宅のストレッチではなかなか思い切って行えなかった脊椎の理想的なカーブを取り戻す骨格矯正やその後のストレッチ指導なども受けることができます。

骨をばきばきと鳴らして痛みを伴う矯正を心配される方もいらっしゃいますが、小さいお子さんから高齢の方までが施術を受けられるよう、ご自身の体重をかけながらの骨格矯正や、正しい脊椎や骨盤位置を定着させるストレッチなど、接骨院によって独自の施術方法がありますから、HPや身近な方からの口コミ、メディアに引っ張りだこで猫背に関する著書も多い長野の先生など全国各地でご自身が受けたい、最適だという治療方法を探すこと、また受診の際には先生にご相談されることが、猫背解消のスタートとなります。

 

整体院

効率よく、安全に猫背を改善する為に、現在の姿勢や体の歪み、柔軟性、動きの癖、筋力、痛みの有無などを確認し、体の状態を明確にします。

カウンセリングのうえで、体の状態やライフスタイルなどを考慮しながら個々に対する猫背改善プランを提供し、強度や難度を調整しつつ、最適な形になるよう調整を行います。

背筋を伸ばした状態を維持する矯正ベルトを使用する場合もあります。脊柱管狭窄症やヘルニアといった脊椎本体に異常がない限り、脊椎そのものや脊椎がつながっている骨盤を正常なカーブや位置に戻すよう、骨格矯正と周りの筋力強化を行うことが可能ですが、整体法は先生によって異なりますし、通院回数も程度や施術内容によって異なります。

また通院に要する時間が確保できない、デスクワーク中心で悪い姿勢をどうしても長時間しがちなど、ご自身のライフスタイルも関与してきますから、1回の施術で改善した、慢性的な痛みが解消した、数回の治療を要するが悪い姿勢に戻らないように体が覚えたなど、先生の施術方法や実績を調べた上での受診しましょう。

 

まとめ

まずはご自身の脊椎のカーブ強度や他の損傷がないかを確認することから始めてみましょう。損傷がある場合は、猫背の骨格矯正やストレッチによって損傷を悪化させることがありますから、医師との相談が必要です。損傷が見受けられないようなら、整形外科、接骨院、整体院など、治療方法をご自身で選択することが可能になります。

整形外科では手術・リハビリ・投薬など保険診療範囲が点数化されているので保険証による保険診療が可能ですが、範囲外の骨格矯正や未承認治療に関しては自費診療となります。

 

接骨院では急性外傷に対しては保険診療が認められていますが、腰痛や肩こりとった慢性疾患には保険診療が適応されません。整体院は国家資格ではないので、元々保険適応がなく、自費治療となります。

その反面で、接骨院や整体院の自費治療に関しては保険診療点数に縛られない、柔軟な治療方法の提供を受けることができます。治療方法と料金をしっかり確認の上で、受診先を選びましょう。

 

猫背を矯正するということは、長年にわたってしみついてしまった体の癖をリセットすることになります。「きれいな美しい姿勢」に立ち戻ることで、慢性的な不快感や体の歪みから解放されることを目指しませんか。

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

猫背を改善する7つの筋トレ

2016年2月29日 : 肩こり,腰の痛み,頭痛

治療院での骨格矯正は脊椎や骨盤を正しい姿勢や位置に戻してくれます、また治療院や自宅でのストレッチはその姿勢や位置を維持しようと体に働きかけてくれます。

しかし、それだけでは「きれいな美しい姿勢」の完成ではありません。ではどのように完成形へと導いたらよいのでしょうか。

 

筋力強化

欧米人に比べて、日本人の体は厚みがなく、薄く横に広がっているので、臀部や大腿部、背部、腹部の筋肉が発達しにくく、骨盤を正常な位置に固定することが困難で、骨盤が後方へ、頭を前方へとつき出してバランスを取ろうとします。つまり、無意識のうちに猫背の姿勢を取っているのです。

いくら正しい姿勢や位置に骨格を矯正しても、それを維持しようとストレッチに励んだとしても、固定や支えとなる筋肉がなければ、いずれ歪んだ状態に戻ってしまいます。

元々発達しにくい上に、痛みや年齢など運動制限がある場合、筋肉は落ちる一方になってしまいますし、筋肉落ちて弱くなると更に猫背になりやすいといった悪循環を生み出します。

それを食い止め、歪んだ悪い状態へと戻らないように骨格を支える筋肉を強化する必要があります。

 

脊椎のバランスを保つように背筋・腹筋・肩甲骨周りの筋肉を鍛える

腹筋ばかりを鍛えていると筋力が落ちているわけでもないのに背筋が腹筋に引っ張られて猫背になる、また、腸腰筋(ふとももの付け根にあって歩行時や足上げの時に使う筋肉)が弱っていると骨盤がお尻の大臀筋に引っ張られて後ろにずれるので猫背になるなど、片手落ちの筋トレはかえって逆効果となります。

腹筋と背筋はバランスが大切で、更には腹筋は反対側にある背筋と相乗効果を生み出します。てこのように力点のためには作用点も必要だというわけです。無理ない範囲で各10回1セットを行い、慣れてきたら1日3セットを目安に増やしていきましょう。

 

腹筋を鍛える筋トレ:仰向けに寝て頭の後ろで手を組みます。息を吸いながら足をあげて膝を90度に曲げます。

おへそを覗き込むようにぐっと体を曲げて上体を起こし胎児の姿勢を10秒間キープ(呼吸も止める)。ゆっくりと息を吐きながら足・体の順番で戻します。

 

・背中・腰周りの筋トレ:うつ伏せに寝て顎の下に手を組みます。

肩幅よりもやや広めに脚を開き、息を吸いながら両足を上に上げて金のシャチホコ姿勢を10秒キープ(呼吸も止める)、ゆっくり息を吐きながら元の姿勢に戻します。 

猫背で一番筋肉が衰退している肩や肩甲骨周りの筋肉も、併せて鍛えましょう。無理ない範囲で各10回1セットを行い、慣れてきたら1日3セットを目安に増やします。

 

・肩・肩甲骨周りの筋トレ:壁に向かい合って立ち、肩幅に手をつきます。そのまま息を吸いながら壁へ顔を近づけ、息を吐きながら顔を元の位置に戻すといった腕立てをします。

動作はなるべくゆっくりで、顔を壁ぎりぎりまで近付けることが大切です。

 

・腹這い反り起き:床にうつぶせになって腕立ての姿勢をとります。おなかを床につけたまま、息を吸いながら腕だけを真っすぐに伸ばします。

腰を反った状態で10秒キープ(呼吸も止める)。

ゆっくりと息を吐きながら元の姿勢に戻ります。腹筋・背筋・肩甲骨周りの筋肉を同時に使うので、壁の腕立てができるようになってから取り入れましょう。

腕を一気に伸ばさず、お腹を床から離さない、ゆっくり行うことがポイントです。

 

姿勢を意識しながらの筋トレ

歩く、座るといった動作時を使っての筋トレも可能です。腕や足を動かすことなく、意識をその箇所に集中させることで力が入り、筋肉を動かすことが可能になります。

 

・歩く時は、おへその辺りから足を踏み出すイメージを持ちましょう。そうすると踏み出した瞬間に腹筋が、蹴り上げる瞬間に背筋が運動を始めます。

意識するだけで姿勢を正さなくとも無意識のうちに背筋がピンと伸びるという効果があります。

 

・座る時は、土台となる坐骨を安定するように、前が狭く後ろが広い三角形型のイメージで椅子にのせると自然と姿勢が伸びます。

お尻の肉で座るというよりも、坐骨を意識しながら座って余計な力を抜くことで無理なく姿勢を維持することができます。

 

・ちょっとした待ち時間として立っている時は、両足を肩幅に開いて立ち、両手の平でおへその周りを囲むように下腹部を覆い、大きく息を吸いこんだらぐっと手の位置に力を込めて30秒ほど息を止めて下さい。

そのあとはゆっくり息をはき出します…どうでしょうか、腹筋と背筋に力が入りませんか?それを3~5回程繰り返したら終了です。立つのが辛い方は、仰向けに横たわって行ってもよいでしょう。

 

まとめ

腰痛で腹筋・背筋運動なんてとんでもない、膝の変形で長いこと動くことができないという方も多いはずです。学生のようにがむしゃらな運動は必要ありません。

ご紹介した筋トレはみなさんがご存じの腕立て・腹筋・背筋をもっとソフトにしたものですが、筋肉に緊張を与え、動き、強化するのに十分な運動量となっています。

一度に行わなくとも、少量の運動を一日に数回に分けて、それを毎日行うだけでも有効的です。もちろんジョギングや水泳を行っている方はそのまま継続していただくことにこしたことがなく、他にもなるべくウォーキングやストレッチを行う等方法はありますが、無理なく、毎日続けることが大切です。

 

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

 

 

警告!猫背を放置していると病気になりますよ

2016年2月28日 : 肩こり,腰の痛み,頭痛

猫背というだけで、すでに姿勢が悪いという印象を持たれてしまいます。そんなマイナスイメージ以外に、猫背はどんなリスクを伴うのでしょうか。

 

外的要因

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」

その佇まいや姿勢の美しさを表す諺があります。きれいな美しい姿勢は、男性であれば「背筋がピンと張っている人」「責任感が強い」「男らしく包容力もあり頼もしい」、女性であれば「凛とした人」「真っ正直な」「女性らしくてたおやかで美しい」といった好印象を感じさせます。

 

それに対して、猫背から受ける印象は、先の「姿勢が悪い」に加えて、「自信がなさそうな」「陰湿な」「貧相」「頼りない」、猫背や巻き肩でジャケットやシャツの位置が合わず、かばんがずれ落ちそうで、なんとも「だらしない」といった全く正反対のものとなります。

 

あくまで内面的なものを無視した印象ですが、姿勢から受ける第一印象はダイレクトに受ける視覚インパクトのため、無視できるものではありません。

印象を受けるだけでなく、その反対も然り、印象を与える側に立った時には少しでも良い印象を与えたいと誰もが思い、面接や営業、プレゼンテーション、お見合いなど勝負処でピンと背筋を伸ばすのです。

またそうすることで、今までよりも自分に自信が持てるようになるといったプラス効果もあります。猫背を放置した場合は、一瞬といった時間であっても自力で背筋を伸ばすという行為が物理的に困難となります。気持ちがあっても第一印象を良く持ってもらえない、意欲が通じないといった視覚インパクトを与えるようになってしまいます。

 

内的要因

猫背は美しく見えないだけでなく、頭が前につき出て背中が丸まることで、あるいは骨盤を正常な位置に固定することが困難で常に首・背中・腰などに負担がかかり続けるために、慢性的な体調不良を引き起こすことにつながります。

一番多い不調は肩コリや首こりで、頭痛や吐き気・耳鳴り・目のかすみも伴う場合があります。筋肉を動かさないことや血行不良から四十肩・五十肩の原因、腕のしびれ・手の冷えなどの引き金にもなり得ます。

ストレートネックといった脊椎本来のS字曲線が崩れたことから、振動や衝撃が吸収されずに肩や腰を痛めやすいことも心配です。

 

常に前のめりで胸部を圧迫していることで呼吸が浅くなりやすく、過呼吸や集中力散漫、口呼吸が多いことからウィルス感染することもあります。常時酸欠状態や視線が下を向くことから、気分がめいりやすくなります。

同様に圧迫される内臓の働きが悪くなることから疲れやすく、行動意欲が湧かず、パフォーマンスの低下も危惧されます。

 

何よりも心配なのは、猫背姿勢は体の至る所に負担がかかるので、放っておくと進行する一方だということです。簡単なストレッチで改善される猫背が、がちがちに固まってしまい、自力では改善できなくなる、背中が丸まって目線位置が下がる・届いたはずの場所に手が届かない、筋力が低下して姿勢の安定が保てずに転倒しやすくなる、歩行すらままならなくなるなど、慢性的な体調不良に留まらず、日常生活に不具合や危険を伴うようになります。

 

二次性内的要因

慢性的な体調不良から、他の症状へとつながることもあります。

姿勢が悪くなると筋肉のバランスが悪くなって、ぽっこりお腹、二の腕のたるみやバストが下がるなどスタイルの崩れの原因になります。

すると全身、骨盤の歪みにつながって、内臓が骨盤に落ち込んで、老廃物やリンパの流れを滞らせるため、代謝を悪くしやせにくい体質を作るようになります。代謝が悪くなれば血行不良も起こり、筋肉の活動も不良となるので便秘にもつながります。リンパが圧迫されてむくみが起こりやすくなります。

 

体調不良や血行不良、筋肉バランスの崩れが起こした便秘・むくみ・代謝異常は運動障害を引き起こすことで筋力低下も引き起こして、更に血行不良や筋肉バランスを悪くし悪循環を続けます。

体型が変わることも、ただの食事制限や間違った運動だけでは根本の原因である猫背が改善されず、有効な効果が期待できないとダイエット失敗から投げやりや運動不足となり、姿勢は更に前のめりとなります。

神経の多く集まる脊髄や頸部を圧迫し自律神経のバランスを崩しやすくなり、精神的にも肉体的にも大きなダメージを受けるようになります。

 

まとめ

猫背を自力で何とかできるうちに改善しておけば、デコルテを見せることで年齢より若くきれいな姿で授業参観へ赴く、自信にあふれ堂々とした態度でプレゼンテーションを行うといった自身へとつながります。

また、慢性的な肩コリや片頭痛といった痛みや不快感から解放され、日常生活を快適に過ごすことができるようになります。体型の崩れややせにくい体質といった恐れから逃れられ、アンチエイジングのための体質改善を行うことだってできます。

また、自力で改善できなくとも、最後の砦である専門医がいます。猫背を放置せず、また仮に猫背が進行していたとしても、あきらめず、リスクを一つずつ取り除いていきましょう。

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

首の痛みが出たら行くべき5つの病院

2016年2月27日 : 肩こり

首に痛みを感じたら、皆さんはどのように対応しますか?マッサージや整体へ行ってみたり、ヨガでストレッチをしたり…。この方法はどれも間違いではありませんが、大事なことは正確な診断を受けることです。

 

今回は、首の痛みを感じた時にどのような病院、に行けばよいのかをお話します。

 

急性か慢性か

首の痛みが急に来た場合、緊急性が高いものが多いため注意が必要です。交通事故後、運動後、転落後など、原因がはっきりしていることも多く、そのほとんどは首の筋肉・骨・神経/頸髄が原因であるため、整形外科、あるいは救急外来の受診をすすめます。

 

中規模以上の病院では、CTやMRIといった画像検査も完備しているため、症状がひどい場合は、医院やクリニックよりも病院を受診したほうがスムーズかもしれません。

 

思い当たるきっかけがなく急に頸部痛が生じた場合は、筋肉や骨、神経以外の原因も考えられます。しかし、生活習慣病など明らかな基礎疾患がなく、頸部痛以外の症状が特にない場合は、まず整形外科でよいでしょう。

 

慢性の頸部痛の場合は、緊急性は低く、一番多いのが整形外科関連の病気(頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、ストレートネックなど)です。頻度から考えると、まず整形外科受診でよいと考えられます。

 

どの科にかかればいいの?

首の痛みには、痛みの部位や急性か慢性か、伴う症状(随伴症状)などによって異なる原因が考えられます。首の痛みのほとんどが、首または首周囲の筋肉・骨・神経によるものですが、それ以外の原因の場合、受診する専門科が異なります。

 

そこで、ここでは以下のように受診する科に分けてお伝えします。

・救急外来

・整形外科

・耳鼻咽喉科/頭頸部外科

・一般内科・消化器内科

・かかりつけ医(家庭医)

 

救急外来

救急外来の受診は、救急車かウォークイン(歩いての受診)があります。交通事故、転落事故などで首に強い衝撃をうけた場合は、無理に体を動かさずに救急車を呼びましょう。

 

交通事故で多いのが、むちうち症ですが、事故後数日経ってから症状が現れることがあります。救急外来受診でもレントゲンを撮ってもらえますが、後日整形外科受診しなければならないため、初めから整形外科を受診するのも一つです。

 

原因がはっきりしない頸部痛が「急に」起こった場合は、胃・心臓などの内臓も含めてある程度の基本的な検査が必要となることがあります。頸部痛で見つかった心筋梗塞の例も報告されているため、中年以降でリスクが高い人は救急外来をすぐ受診することをすすめます。

 

整形外科

首の痛みのほとんどが、筋肉・骨、神経といった整形外科領域が原因です。日本ではすぐに整形外科専門医に診察してもらえるのが利点です。初めて病院にかかる場合や、手足のしびれ・筋力低下、知覚の低下といった症状も認める場合は、CTやMRIが受けられる中規模以上の病院がオススメです。レントゲンでは骨以外の評価が難しいためです。

 

整形外科では、神経ブロック注射といった専門的な治療を受けられることや、リハビリ施設を兼ね備えて、リハビリ治療を同施設で受けられるところも多くなってきました。

 

耳鼻咽喉科/頭頸部外科

口・のど・鼻の感染症は耳鼻咽喉科の領域になります。耳鼻咽喉科/頭頸部外科領域の病気(上気道感染症、腫瘍など)は、首の運動に関わらず痛むことや、首のしこり、圧痛(押したら痛い)があるといった特徴があります。

 

日本では、耳鼻咽喉科と頭頸部外科がセットになっているので、整形外科領域以外の頸部の病気はほぼすべて耳鼻咽喉科が扱います。しかし、お腹の症状(下痢、嘔気嘔吐)がある場合は一般内科にかかりましょう。

 

一般内科・消化器内科

まれに、食道疾患、胆のう・胆管疾患、胃疾患のために首または首周囲に痛みを生じることがあります。この場合、首を動かしたら痛むのではなく、食前後や、体位によって症状が増減し、症状に左右差(右頸部痛など)があることが多いのが特徴です。

 

随伴症状として、腹痛、吐き気・嘔吐、発熱などが一緒に生じることがほとんどです。

 

かかりつけ医(家庭医)

かかりつけ医あるいは家庭医が日本でも徐々に増えてきました。特に大きな医療機関がない地方では、かかりつけ医の需要が高まっています。診察能力が非常に優れていて、地域に密着した治療を行う患者の強い味方です。高齢者の一人暮らしでは、往診にも対応しているところがあります。

 

かかりつけ医の診療所・クリニックでは、詳しい画像検査ができず、また、かりつけ医は整形外科や耳鼻咽喉科の専門ではありませんが、問診や診察、血液検査や心電図などで、緊急性がある病気かそうでないのかの判断をしてもらえます。そして、専門医の治療が必要な場合は紹介状を書いてくれます。大きな病院が遠方で受診が難しい場合は、かかりつけ医に相談してみるもの一つです。

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

首の痛みが出る5つの症状

2016年2月26日 : 肩こり

首の痛みには、筋肉が凝り固まることによる「首のコリ」と、「首の疼痛」の大きく2種類に分けられます。さらに、筋肉、神経、骨、内臓など原因部位によって伴う症状(随伴症状)が大きく変わります。

 

今回は、この首の痛みと随伴する症状について詳しくお伝えします。

 

原因部位によって異なる症状

首のコリ・痛みは様々な原因でおこりますが、下記のように部位別に分けると理解しやすくなります。

 

・首のコリ・疼痛

  ・首の筋肉によるもの

  ・頸椎の圧迫・変形によるもの

  ・頸髄の圧迫・損傷によるもの

  ・内臓疾患による関連痛

  ・腫瘍、感染症によるもの

 

では、それぞれについて詳しくお伝えします。

 

1.首の筋肉によるもの

「姿勢の悪さ・骨格のゆがみ」や、「寝違え」により首の筋肉を酷使したり、無理に引き延ばすと、首の筋肉が硬くなり「首・肩こり」を生じることがあります。症状がひどい場合は、「頭痛、慢性的な疲労感、呼吸苦、のどのつまり感」など様々な症状を随伴することがあります。

 

事故による「頸椎捻挫」は、首の筋肉に大きな負担がかかることによっておきますが、「首を動かす時に痛み」があります。

 

2.頸椎の圧迫・変形によるもの

「頸椎症」は上下の頸椎の椎間板や頸椎自体が、加齢などによって変形して、進行すると末梢神経や脊髄を圧迫する病気です。「首を動かす時の痛み」に加えて、神経が圧迫されると「障害された神経の症状」が伴います。神経症状については次の項で詳しく述べます。

 

交通事故で「頸椎損傷」した場合、骨膜には痛みの神経が通っているため、「骨折による痛み」を感じます。特に首を動かすと痛みがあります。

 

3.頸髄の圧迫・損傷によるもの

「頸椎椎間板ヘルニア」および、交通事故や転落、落下物の衝突やスポーツ(ラグビー、アメフト、器械体操、プールの飛び込みなど)による「脊髄損傷」では、圧迫されている神経部位により現れる症状が異なります。

 

「完全麻痺」と「不全麻痺」があり、損傷された脊髄よりも遠位(おしり側)の運動・知覚の障害がでます。完全麻痺では、損傷により完全に機能が障害された状態(運動機能と知覚機能が完全に麻痺した状態)で、不全麻痺では機能の一部が障害を受けた状態です(知覚のみある場合、筋力がある程度に残っている状態など)。

 

脳からおしりにかけて伸びている脊髄は、頭側から頸髄、胸髄、腰髄、仙髄、尾髄(人間では退化しています)に分けられます。首にある頸髄は8つ(首の骨である頸椎は7つ)あり、上からC1〜8と呼び、それぞれが、異なる身体の運動や知覚(温痛覚、触覚)を少しずつ分担しています。そのため、C1〜8のどこが障害をうけたか、また完全麻痺か不全麻痺かで、予後が大きく変わってきます。

 

例えば、C3〜4は横隔膜を動かす神経に関わっており、この部位よりも頭側(C1〜4)で障害をうけた場合は、身体が動かなくなることはもちろん、呼吸も自分ではできなくなるため、一生人工呼吸器が必要となります。

 

頸髄損傷で障害される機能は、主に「運動機能」「知覚機能」「自律神経機能」「排泄機能」となります。

 

「運動機能」障害では、胸から下が動かすことができなくなります。障害される部位により動かせなくなる範囲は異なります。

 

「知覚機能」障害では、触覚(触った時の感覚)や温痛覚(熱い冷たい、痛いという感覚)がわからなくなります。そのため、ケガをしても気付かない、あるいは、寝たきりで褥瘡(じょくそう)(床ずれ)ができても気付かないことがあります。褥瘡が悪化すると感染症を起こして、死に至ることもあり、寝たきりでは褥瘡予防が重要となります。

 

「自律神経」障害では、汗が出なくなるため体温調節が難しくなります。また、立ち上がった時に心臓に戻る血液が減って立ちくらみをおこすことがあります。

 

「排泄機能」障害では、尿をするときに使う筋肉が動かないために、自然に尿ができなくなります。導尿法といって、自分もしくは他人にカテーテルという管をいれて尿を出す方法や、手術で尿が自然と出るようにする方法などの対策がとられます。

 

4.内臓疾患による「関連痛」

「関連痛」とは、痛みを感じている部位とは別の場所以外が原因で痛みを感じることを指します。例えば、冷たいものを食べたときに頭がキーンとすることがありませんか?この症状も関連痛の一つで、口の中の刺激が三叉神経を刺激し、頭痛が起きるのです。

 

同様に、胃、胆のう・胆道、心臓でも首や肩周囲に関連痛を生じることがあります。内臓の位置の関係から、胃の場合は「左肩周囲の痛み」、胆のう・胆道の場合は「右肩周囲の痛み」、心筋梗塞では「左肩周囲、首の痛み」として感じることがあります。

 

5.腫瘍、感染症によるもの

首には、感染症にかかりやすい咽喉頭・気管があります。感染症にかかると、全身の関節や筋肉が痛み、リンパ節が腫れるために、一時的に首の痛みを生じることがあります。感染症のリンパ節腫脹は、押すと痛い(圧痛)のが特徴です。

 

怖いのは、悪性腫瘍(ガン)です。良性腫瘍では、筋肉や神経など周りの組織に浸潤することはありませんが、ガンの場合は、周りの組織に浸潤し、また、首から遠い臓器のガンでも首のリンパ節に転移をすることがあります。通常ガンでリンパ節が腫れる場合、大きくなっても痛みがなく、硬いしこりのように感じることが多いのが特徴です。

 

口やのどのガンは非常に強い痛みを伴い、進行すると周囲の神経や筋肉に浸潤していくため、ガンの部位だけでなく首全体が痛むことがあります。また、ガンのために首の手術を行うと、術後に首が引きつれて首から肩にかけてのコリが慢性的に生じます。

 

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

警告!スマホばっかり見てるとスマホ首になって痛みが出ますよ

2016年2月25日 : 肩こり

首の痛みには急性のものと慢性的なものがあります。首の痛みのほとんどは日々の積み重ね(生活習慣)が原因でおこる慢性的な痛みです。電車の中では、うつむいて一心不乱にゲームに勤しむ小学生をよく見かけますが、このような姿勢を毎日続けることで骨格を変化して、慢性的な首の痛みを引き起こすのです。

 

今回は、そんな生活習慣と首の痛みの関係についてお伝えします。

 

予防が大事 スラウチ姿勢とは?

デスクワークやパソコン・スマホを使用しているとき、頭を前に突き出して、背中を丸く曲げた、前傾姿勢になっていませんか?この姿勢のことを「スラウチ姿勢(前屈みの姿勢)」といいます。人間の身体は環境に応じて変化するため、長い間スラウチ姿勢がつづくと、スラウチ姿勢が保ちやすいように、脊椎(背中の骨)が変形していきます。それが、「猫背」や「ストレートネック」です。

 

人間の身体はまっすぐ立ったときに、重い身体をうまく支えられるよう緩やかに脊柱が曲がっています。これを「生理的弯曲(わんきょく)」と言いますが、首の弯曲がなくなることを「ストレートネック」といい、胸の緩やかな弯曲が強く後ろに突出し、腰が前方に強く出ることを「猫背」といいます。先天性でない限り、ストレートネックと猫背はセットで起こります。

 

骨格が変化してしまうと、引っ張ったり、マッサージをしても骨が戻るわけではないため、慢性的な首・肩こりに悩まされることとなります。ひどい場合は、歪んだ骨や椎間板が神経を圧迫して手指のしびれや筋力低下といった症状がでることがあります。

 

神経症状があれば圧迫を取る手術が行われることがありますが、ストレートネックや猫背だけでは手術の適応はないため(骨格は手術では治りません)、適宜痛み止め(内服薬、湿布)を使った保存療法となり、一生首の痛みと付き合っていかなければなりません。

 

骨格が変化してしまうと元には戻らないため、こうなる前に予防することが大切です。デスクワークでは、机と椅子の高さ、あるいはパソコンの画面と目の高さがあっていないために、スラウチ姿勢になることが多いのですが、みなさんの周りの環境はいかがですか?また、パソコンの画面が右や左にある場合はなるべく正面におきましょう。長時間右、または左に首を向けることで、左右の筋肉のバランスが崩れることも、骨格のゆがみの原因となります。

 

近年、受験のために長時間勉強したり、小さい画面のスマホやゲーム機で遊ぶ子供が増えてきました。特に子供の骨は柔らかく変化しやすいため、スラウチ姿勢による骨格の変化が起こりやすくなります。子供の勉強机や椅子の高さを調整したり、ゲームやパソコンをする時間を制限するなどの予防対策をとりましょう。

 

スマホ首とは

電車の中でつり革を持って立った状態で、一心不乱にスマホを見ている人をたくさんみかけませんか?このように、下を向いた状態を長時間続けると、首の痛みをはじめとした様々な症状が生じます。

 

これらの症状を起こす状態を、俗称的に「スマホ首」と呼びます。首には、重要な血管や自律神経、食道、気管などがあり、これらはうつむいた状態で圧迫されます。長時間圧迫されると、めまいや吐き気、自律神経失調症、慢性的な頭痛など、首の痛み以外の症状を生じることがあります。

 

ストレートネックを伴うスマホ首もあれば、そうでないものもあるため、別の病態として扱われています。ただし、下を向いた状態を長く続けると、重心が前にずれるため、結局猫背の状態となり、ストレートネックと猫背とスマホ首はセットで現れることが多くなります。

 

使いすぎも生活習慣の一つ

楽器の演奏者では、左右どちらか一方に強い負担がかることが多く、例えば、バイオリン奏者は長時間首で楽器を支えるため、首の使いすぎ(オーバーユースまたは反復性ストレス障害)で首の痛みを生じやすくなります。

 

また、首を上に向いた状態では7つある頚椎のうち上から5〜7番目に大きな負担がかかります。そのため、バスケットボールやバレーボールといった上を向く動作が多いスポーツは首の痛みを生じやすくなります。

 

さらに、歌手や大声を出す職業の人は、大声を出す際に上を向くため、頚椎に負担をかけることに加えて、声を張り上げる際に首の筋肉を酷使します。この疲労が積み重なり、首の痛みを起こしやすくなります。

 

老化によるもの

老化と生活習慣は関係ないように思えますが、老化により筋肉が衰えると自然とスラウチ姿勢となり、進行するとどんどん前傾姿勢になってしまいます。みなさんの周りにも、背骨が「くの字」に曲がっている、杖をついた高齢者をみたことがあるのではないでしょうか?ここまで進行すると、頭の重さを体が支えることができなくなり、首に大きな負担がかかってしまいます。

 

老化をただ受け入れるのではなく、正しい姿勢が保てるように適度な運動で筋力を保持することが大切です。

 

間違った治療・やりすぎは悪化の原因に

マッサージ、首の牽引、首のストレッチ、電気治療、湿布、矯正器具など、いずれも正しい方法で行えば効果的ですが、例えば炎症の強い時にマッサージや長風呂をしたり、重すぎる重量で首を牽引すると、状態が悪化することがあります。症状が長引く、あるいは増悪する場合は間違ったケアを行っていないか見直す必要があります。

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

 

 

整体師がお伝えする首の痛みの4つのタイプ

2016年2月24日 : 肩こり

首が回らない、手のしびれがある、頭痛がある…など、首の痛みには様々です。こういった首の痛みは、「首のコリ」「首を動かすと痛い・手指のしびれや筋肉低下がある」「首に圧痛がある」「右あるいは左のみに認める痛み」のタイプに分けられます。

 

今回は、首の痛みをタイプ別にわけて、どんな病気が考えられるのかをお伝えします。

 

「首のコリ」タイプ

長時間のデスクワークで、首に負担をかける体勢を続けている人が、首の痛みを訴えるケースが増えています。

 

これは、パソコンやデスクワークをする際に、背中を丸めて、頭を前に突き出した「スラウチ姿勢(前屈みの姿勢)」をしているためです。この状態が習慣化すると骨格が変化して「首が前にでて、背中が後ろに丸く曲がった状態」になります。俗称的には「猫背」、医学的に言うと「脊椎後弯症(せきついこうわんしょう)」または「円背(えんぱい)」です。

 

この状態を長期間続けていると、6〜7kgある頭を支えている首、肩、背中の筋肉に負担がかかり、首から背中にかけての筋肉が凝り固まってしまいます。そのため、首の痛みに加えて、肩こりや背中の痛み(背部痛)を感じることがあります。

 

日本人のなんと約7割が猫背といわれています。スマホの使用やパソコン業務のために、長時間、下を向いて前かがみになり、自ら猫背になるように日々骨格を変化させているのです。そのため、普段の日常生活でも猫背の状態となってしまいます。

 

さらに、最近問題となっているのが「ストレートネック」です。スマホやパソコンで長時間使用していると、頭を前に突き出した状態が続いて首の骨が変形し、もともと生理的湾曲(わんきょく)がある頚椎(首の骨)がまっすぐになることを「ストーレートネック」と言います。生理的弯曲がなくなった首では、頭の重心が前にずれて、重い頭を首や肩、背中の筋肉が常に支えなくてはいけなくなり、筋肉のコリが慢性化して、首の痛みがでます。

 

小中学生といった幼い頃から、スマホやゲーム機などで長時間使用する人が増えたため、「ストレートネック」による首の痛みに悩む若者が増えてきています。ストレートネックと猫背はセットで生じることが多く、非常に首のコリを生じやすい状態と言えます。

 

そのほか、足を組む、あるいは片方の足に体重をかけて立つ癖がある人は、骨盤のゆがみが生じやすく、姿勢が悪くなるために首のコリを生じることがあります。また、片方の肩にばかりカバンを持つ人や、髪の毛の分け目がある女性も体や顔が傾いて、左右の筋肉のバランスが悪くなります。みなさんは当てはまるものがありますか?

 

「首を動かすと痛い・手指のしびれや筋肉低下がある」タイプとは?

中年以降、特に50歳前後で発症することがある「頸椎症」「後縦靱帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)」、30歳頃から見られる「頸椎椎間板ヘルニア」は首を動かすと痛みが生じるのが特徴です。

 

頸椎症や頸椎椎間板ヘルニアは加齢やオーバーユーズ(何度も同じ動作をすること)により、頸椎が圧迫・変形する病気です。

 

後縦靱帯骨化症は複数の要因で発病すると考えらており、老化現象に加えて、糖尿病や肥満傾向の人、家族歴がある人(遺伝性)などがリスクとなります。未だ原因の特定には至っていませんが、特に家族歴がある人に多く認めることから、遺伝子が関連する説が有力です。

 

これら病気では、首や肩周辺の痛みから始まり、次第に指先が痺れてきます。進行すると次第に足まで痛みや痺れの範囲が広がります。症状が高度な場合は手術が選択されますが、再発することがあり、難治性の疾患の一つです。

 

交通事故、転落などで起こる「頚椎捻挫・骨折」「頸髄損傷」があります。頚椎捻挫・骨折は事故の衝撃で頭が前後に揺さぶられて、首の筋肉が捻挫または頚椎が骨折した状態で、首を動かすと痛みを生じます。

 

頸髄損傷では、障害された神経よりも下位(お尻側)の神経が一部または全てしなくなります。首の痛みより、障害された神経による運動障害、知覚障害、自律神経障害、排尿障害のほうが問題になります。

 

「首に圧痛がある」タイプとは?

上気道感染症(のど、はなのカゼ)や肺炎にかかると、首のリンパが腫れて首の痛みを生じたり、首を含めた関節が一時的に痛むことがあります。原因の感染症が改善すれば、首の痛みも消失します。首にコリコリとしたリンパ節を触れて、そこに圧痛があれば、感染症によるリンパ節腫脹の可能性が高くなります。

 

また亜急性甲状腺炎では前頚部(首の前面)に圧痛を認めることがあります。

 

「右あるいは左のみに認める痛み」のタイプ

非常にまれですが、心筋梗塞でも首や左肩周囲の痛みとして感じられることがあります。生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症など)がある人や狭心症・心筋梗塞・脳卒中(脳梗塞、脳出血)を起こしたことがある人は、「突然」首が痛くなった場合には注意しなければなりません。通常、首の痛み以外にも、冷や汗、動悸、心臓周囲の痛みや吐き気・気嘔吐など、他の症状も一緒に見られます。

 

また、食道疾患、胆のう・胆管疾患、胃疾患でも首または首周囲に痛みを生じることがあります。この場合、首を動かしたら痛むのではなく、食前後や、体位によって症状が増減し、症状に左右差(胆のう疾患では右頸部痛、胃疾患では左頸部痛など)があることが多いのが特徴です。随伴症状としては、腹痛、吐き気・嘔吐、発熱などがあります。

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

 

 

 

ご存知ですか?首の痛みの改善方法を・・・

2016年2月23日 : 肩こり

首の痛みには原因があり、それを取り除いてあげることが根本的な改善法です。しかし、中には原因を取り除くのが難しいものもあり、慢性的な首の痛みとうまく付き合っていかなくてはいけない場合があります。

 

今回は、原因別に首の痛みの改善方法をお伝えします。

 

原因部位別の改善方法とは?

首の痛みの原因は以下のように、原因部位別に分けると理解しやすくなります。

 

・首のコリ・疼痛

  ・首の筋肉によるもの

  ・頸椎の圧迫・変形によるもの

  ・頸髄の圧迫・損傷によるもの

  ・内臓疾患による関連痛(食道・胃・胆のう/胆道・心臓疾患)

  ・腫瘍、感染症によるもの

 

この中で、最後の2つに関しては、痛みの根元である病変部分を改善してあければ首の痛みは改善します。そのため、主に、上の3つの項目について一つずつ改善方法をお伝えします。

 

首の筋肉によるもの

最も多い原因としては、姿勢の悪さからくる首・肩コリです。二足歩行を行う人間は、頭から足までまっすぐに立つと、重心線が体の中心を通り、体全体で頭の重さを支えられるようになります。

 

しかし、パソコンやスマホ、ゲーム機を長時間使用する人は、ずっとうつむいた姿勢であるため、頭の重心が常に前にあり、首に負担がかかっています。

 

対策としては、

・デスクワークやパソコン使用時間を減らす

・パソコン画面の位置を調整する

・ブラインドタッチ(キーボードを見ずに入力する技術)を身につける

・約30分ごとに首・肩の運動(ゆっくり回す、前後左右にゆっくり動かすなど)を行う

・定期的な運動を行う

・薬物療法も考慮する

などが挙げられます。

 

多くの仕事がパソコンを必要としており、長時間のデスクワークが避けられない人も多いのではないでしょうか。そういった人でも、うつむいた姿勢にならないように、パソコン画面および机と椅子の位置を調整するだけで、首の負担を大きく減らすことができます。また、キーボードを見て入力する人はどうしても頭がうつむいてしまいます。長時間使用する人はなるべくブラインドタッチで入力すると、うつむく時間を減らすことができます。

 

さらに、首の運動・ストレッチを定期的に行うことや、体の左右のバランスを保つ筋力をつけることも首のコリ解消に効果的です。首の体操方法は、インターネットで様々な方法がアップされているので、自分が「毎日」続けられる方法を見つけましょう。

 

最後に、薬物療法ですが、鎮痛効果のある内服薬、湿布、塗り薬があり、ひどい場合には、これらの助けを借りることも考慮しましょう。コリがひどい人には、筋肉を柔らかくする薬を使用することもありますが、副作用もあるため、なるべく姿勢の改善や運動で改善をめざしましょう。

 

マッサージに足しげく通う人もいますが、マッサージは一時的な効果のみであり、根本的な解決にはなりません。また、無理にほぐされた筋肉は元にもどろうとするため、揉み返し(筋肉痛)が起こり、どんどん筋肉が硬くなってしまいます。長期的な目で見ると、体の内側から筋肉をほぐす、ストレッチの方が効果が高いといえます。

 

頸椎の圧迫・変形によるもの

年齢とともに、骨や骨を支える靭帯・椎間板が衰えていくのは避けられません。特に、中年以降では「頸椎症」や30歳ころから起こる「頸椎椎間板ヘルニア」では、頸椎の中を走る頸髄やその枝である末梢神経を圧迫することがあります。

 

まず、これらの正確な診断には画像検査が必要ですので、整体やマッサージに通う前に、整形外科できちんと診断を受ける必要があります。また、無理な首の牽引(首を引っ張ること)やマッサージにより症状が増悪するケースも数多く報告されています。

 

症状の進行度によって、薬物療法、温熱療法、運動療法を組み合わせた治療が行われますが、状態によって治療は細かくわかれますので、自分で判断せず、専門家の指示に従いましょう。特に、頸椎や頸髄に問題がある人は、上を見上げたり、首をそらせる動作を避ける必要があります。この動作では、頸椎に負担をかけ、神経をより圧迫してしまうからです。

 

頸髄の圧迫・損傷によるもの

頸髄が障害を受けている場所や障害の強さにより、緊急度や治療方法は変わってきます。一般的には、頸椎の安定・安静を保つために頸椎カラーを用いて、薬物療法(鎮痛薬)・温熱療法・運動療法が組み合わせて行われます。

 

神経を強く圧迫している際は、これらでは改善しないため、痛みを取るための少量の局所麻酔薬を使った神経ブロック療法を行うことがあります。痛みを起こしている部位では炎症が起こっていることが多く、神経ブロックを繰り返し行うことで炎症が治まり、麻酔薬が切れても次第に痛みが起こらなくなることも少なくありません。

 

脊髄障害による症状(手足の運動障害・しびれ、膀胱機能障害)がある場合は、なるべく早い時期に手術を受ける必要があります。この状態が長く続くと、手術をしても症状が残りやすいからです。

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

首の痛みがでる4つの原因とは?

2016年2月22日 : 肩こり

首の痛みといっても、首のコリ、首が回らない、指先がしびれるなど付随する症状や性質は原因により様々です。また、急性と慢性でも、首の痛みの原因は大きく異なります。

 

今回は、解剖学的な分け方で首の痛みの原因を分かりやすくお伝えします。

 

首に痛みを生じる原因は?

首の痛みの原因を考える際には、首の解剖別に原因を考えると分かりやすいかもしれません。

 

その分け方とは、

  ・首の筋肉によるもの

  ・頸椎の圧迫・変形によるもの、及び頸髄の圧迫・損傷によるもの

  ・内臓疾患による関連痛

  ・腫瘍、感染症によるもの

の4つです。

 

では、一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

首の筋肉が原因

みなさんは1日何時間くらい、パソコン、スマートフォン、ゲームをしていますか?グローバル社会に生きる現代人は、これらの端末とは切っても切れない関係を築いています。しかし、長時間のパソコン業務により、うつむき姿勢の時間が長くなり、「猫背」や「ストレートネック」になる人が増えてきました。

 

「猫背」は頭が前にでて、背中が丸まった状態のことで、「ストレートネック」とは、もともとある頚椎(首の骨)の湾曲がなくなり、頚椎がまっすぐになる骨格の異常です。

 

どちらにしても、6〜7kgある頭の重心が前にずれるため、首の筋肉で頭を支える必要があり、ずっと緊張状態の首の筋肉が凝り固まってしまい、首の痛みの原因となります。

 

その他にも、骨盤のゆがみ、側湾症、外反母趾、足の骨折などが原因で、左右の骨格が崩れて、左右どちらかに負担がかかることがあります。左右のバランスを取るために、首の筋肉も含めた筋肉でバランスを取ろうとするため、筋肉が疲労して腰痛や首の痛みを生じることがあります。

 

さらに、最後に、交通事故による頸部の損傷は非常に多く、そのほとんどは、ぶつかった衝撃で頭が大きく揺さぶられることによる「頸椎捻挫」です。首の筋肉に大きな負担がかかったために首の筋肉が一部損傷することがあるために起こると考えられています。

 

頸椎の圧迫・変形によるもの、及び頸髄の圧迫・損傷によるもの

 

前述した「ストレートネック」以外にも、頚椎を支える靭帯が骨化(骨に置き換わる)する「脊柱靱帯骨化症」や、「頸椎症・頚椎椎間板ヘルニア」、関節リウマチに合併する「脊椎関節症」、事故による「頸椎損傷」などが挙げられます。

 

「脊柱靱帯骨化症後」は、中年以降に発症率が高く、遺伝性が指摘されている病気です。脊椎は多数の靭帯で支えられていますが、その中でも特に後縦靱帯、黄色靱帯、前縦靱帯が骨化することが多く、骨化が進むと頚椎が動きにくくなり、首が回らない、首が痛い、手足がしびれるといった症状が出現します。症状がひどい場合は手術を行いますが、完治が難しく、再発も多いため難治性の疾患の一つです。

 

「頸椎症・頚椎椎間板ヘルニア」は上下の頸椎のクッションの役割を果たしている椎間板や頸椎自体が、加齢などによって変形して、末梢神経や脊髄を圧迫する病気です。頸椎症は中年以降に多いのですが、頚椎椎間板ヘルニアは比較的若い年齢(30歳代頃〜)にも認めます。

 

リウマチは、全身の関節や骨に影響を及ぼしますが、頚椎も例外ではなく、7つある頚椎の部位のどこに病変があるかで重症度が変わります。特に注意が必要なのが、第1、第2頸椎にある環軸椎(かんじくつい)であり、この周囲が影響をうけると、第1、第2頸椎が亜脱臼を起こし(環軸椎亜脱臼)、脊髄が圧迫されて、首のいたみ、手足のしびれ・筋力低下を自覚します。重症化すると、食事ができず、歩行不能となります。

 

最後に、交通事故など高所からの転落などで、「頸椎骨折」を起こすことがあります。この場合も首の痛みが生じますが、神経を圧迫するほどの骨折だった場合、圧迫される神経部位によっては呼吸不全や下半身不随、ときには死に至こともあり、骨折すると非常に危険な部位となります。

 

内臓疾患による関連痛

意外かもしれませんが、胃・心臓・胆のうといった内臓の異常が起こったときに、頸部痛が起こることがあり「関連痛」と呼ばれています。

 

神経は複雑に交わり、脳へ信号を伝達していますが、脳が内臓の痛みを間違って肩こりや頸部痛として認識することがあるのです。

 

例えば、心筋梗塞では、頸部痛以外にも背部痛や肩の痛み、歯痛などの症状が起こることがあり、痛みが心臓部分から広がる場合は「放散痛」とも呼ばれます。これらの症状は心筋梗塞の初期に起こることが多く、心臓から離れた部位であるため、診断が遅れるケースがあります。

 

腫瘍、感染症によるもの

頻度の高いものとしては、「咽喉頭(のど)のカゼ」や「唾液腺炎」で首も含めた全身の筋肉・関節が痛くなる、あるいはリンパ節が腫れて(多くは圧痛があります)首の痛みを生じることがあります。みなさんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

 

甲状腺では、「亜急性甲状腺炎」という甲状腺に炎症が起きる病気があり、前頸部に圧痛を伴う痛みを生じます。

 

「悪性腫瘍(ガン)」では、頸部のリンパ節がしこりとして触れることがあります。頸部リンパ節腫脹は、のどや食道、肺、甲状腺を含め全身のガンが原因となります。リンパ節や頸部のガン大きくなると首の筋肉や神経に浸潤したり圧迫して、首の痛みの原因となります。

 

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

 

 

整体師が教える強直性脊椎炎になった時の改善方法

2016年1月9日 : 肩こり,腰の痛み

脊椎や仙腸関節、股関節、肩関節、筋肉の腱や靭帯の骨付着部を中心とした慢性の炎症を引き起こす強直性脊椎炎。日本では国の指定する難病の1つでもあります。臀部や腰を中心として、背中や股関節、膝関節、肩関節など、全身の広範囲へと炎症性の痛みが広がっていく疾患でもあります。また、強直性脊椎炎の重症例では疾患の進行とともに、脊椎や各関節の骨壊死、癒着によって可動性が低下し、最終的には運動性が消失する強直と呼ばれる状態へと向かっていきます。

 

このような重症例では、頸椎・胸椎・腰椎の強直や可動性低下によって、前を向くことや上を向くことが困難となるなど、日常生活への支障をきたすこともあります。また、強直性脊椎炎は10代〜20代で発症することも多く、就学・就労において、身体的だけでなく心理的にも困難に直面することもあります。しかし、その一方で、強直性脊椎炎の進行は比較的ゆっくりであり、日常生活や労働を工夫しながら行っているケースも非常に多いです。この強直性脊椎炎の患者が、日常生活を送る上ではどのような注意点、工夫があるのでしょうか。

 

強直性脊椎炎と運動

強直性脊椎炎の患者は、身体を動かすことで、痛みなどの症状が和らぐことが多いです。また、運動は身体機能や心肺機能の維持にも効果的であるため、できる範囲で身体を動かしていくことは大切です。格闘技やラグビーのような他者との激しい接触があるスポーツは避けるべきですが、他に趣味としているスポーツがあるのであれば、自分の好きな運動を定期的に行うことをオススメします。また、特に行っているスポーツがなければ、ただ歩くだけでも効果的ですし、水泳や、水中を歩くことも有効です。

 

また、強直性脊椎炎の方に効果的な体操というものもあります。できるだけ頻繁に身体を動かし、可動性の低下を避けるためにも、動かすことができる関節全てを動かすことを心がけましょう。

 

強直性脊椎炎と姿勢

強直性脊椎炎の患者の日常生活においては、姿勢について特に気をつけることも重要です。痛みを和らげるため、そして、脊椎の変形や強直を防ぐためにも、できるだけ不良姿勢を避ける必要があります。

 

基本的には、立っているとき、座っているときともに、脊椎をまっすぐにするように意識します。ただし、長時間の同じ姿勢の保持が難しいという特徴があるため、痛みを緩和させるためにもこまめに身体を動かすことも必要です。鏡で確認したり、他者に確認してもらったりしながら、背筋がまっすぐ伸びた姿勢を意識しつつ、頻繁に身体を動かすことにも気をつけましょう。座る椅子は、できれば頭まで支えることができるような背もたれの高いものが良いです。また、クッション性がありすぎると、かえって姿勢が乱れることにもなりますので、クッションは硬めのほうが良いとされています。

 

また、車の運転をする際にも、30分〜1時間に一度は、外に出て身体を軽く動かすのが良いとされています。ハンドルを握った姿勢というのは、気がつかないうちに肩甲骨を外側へと引っぱり、背中の丸まった姿勢を誘導しやすくなっています。そのため、外に出て背伸びの運動などを行うことがオススメです。また、ずっと車の中で座った姿勢を保持しているので、股関節、骨盤を真っすぐに伸ばすことも意識しましょう。

 

床の上にあるものを拾うときには、できるだけ背筋を曲げずに拾うように意識することも大切です。背中を丸めて床に手を伸ばすのではなく、膝を曲げて背筋を伸ばしたまま拾う癖をつけましょう。また、ちりとりや箒などはできるだけ柄の長い、身体を曲げなくて済む物を使用しましょう。自助具として、床の物を拾うためのリーチャーや、靴下を履く際のストッキングエイドを利用することも効果的です。洗面台や調理台、普段使用する棚やスイッチの位置なども、可能であれば背筋を伸ばしたまま操作できる位置に調整することをオススメします。

 

強直性脊椎炎と睡眠

就寝時には、基本的には仰向けで寝るのが良いとされています。このときも、できるだけ背筋がまっすぐ伸びている姿勢を心がけた方が良いです。また、枕が高いものであると、その分背筋が曲がってしまいます。安眠を邪魔するほどのものは逆効果ですが、できれば低い枕の方が良いとされています。また、可能であれば、朝晩に20分ほどうつ伏せの姿勢をとることも推奨されています。これは、脊椎の後ろ向きのカーブが増強するのを防ぐためです。加えて、起床後には、まず伸びの運動を行い、脊椎をまっすぐに伸ばすストレッチを行いましょう。

 

強直性脊椎炎と呼吸

強直性脊椎炎の患者は、脊椎の可動性の低下により胸郭の運動も阻害されやすくなります。これは拘束性換気障害という呼吸障害、さらには肺合併症の危険性をも高めます。そのため、毎日数回でも良いので、深呼吸を行いましょう。このとき、肋骨の動き、胸郭の広がりをできるだけ意識しましょう。また、喫煙は胸郭の可動性低下を助長してしまうため、できるだけ禁煙をするのが良いでしょう。

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

 

 

育児での抱っこや介護のお仕事で10年以上前から腰痛や頭痛や肩こりがする患者さん

2015年12月31日 : 肩こり,腰の痛み,頭痛

今回ご紹介するのは35歳の女性

お仕事は20歳ぐらいから始めた介護のお仕事

趣味は子どもと遊ぶ事

肩こり、腰痛、頭痛に長いこと悩まされ続けた患者さんの紹介です。 

 

【主訴】

肩こり

腰痛

頭痛

このような症状で悩まれていました。

 

【既往歴】

 小学生の時に右肩が下がっていると言われ頭がかたむいている事を気にしていました。

 10年くらい前から腰痛が出始め

2年前に両肩が五十肩になりました。

肩はずっと重い感じがして他院にて首はストレートネックと言われました。

特に左側はつっぱり感があります。

天気の悪い日や月経の際にさらに頭痛がひどくなります。

 

【症状】

育児での抱っこで肩こりが辛い

介護のお仕事での姿勢で腰が辛い

特に重い患者さんの移動をする時が辛い

更にひどい時は何もできない(靴下がはけないくらいの痛みが年に3、4回おきます)

 

 【検査】

血圧(107/66)

脈拍82

体温36.7

握力(25/28)

 

  • 坐位検査

 

頚部の後屈(首を後ろに倒す)

頚部の左側屈(首を左にかたむける)

頚部の右回線(首を右にまわす)

にて特に痛みが誘発されます。

 

 

 症状がでてから当院に来院されるまでの経過

 

神経内科にてロキソニン(痛み止めの薬)を処方してもらい

肩こりにはぬり薬でだましながらきました。インターネットで検索したところ当院のエキテンを見て来院し6,7回の治療にて改善されていきました。

 

患者さんの声

No.2584村松裕美子さん

 

 10年以上前からの腰痛に加え、首や頭まで痛くなって数年

鎮痛剤を内服しだましながらきましたが、やはり根本を何とかしなければ!!と思い、人生初の整体体験としてこちらに来ました。

痛くないと効果がないと思っていましたが、こちらの痛くない施術をうけ、6~7回程通わせていただきました。

ひどいカタこりだったので完全ではありませんが、施術+アドバイスして頂いた体操やストレッチを自宅で続けたところ身体が大分楽になりました。

これからは痛くなる前にこちらにお世話になろうと思いました。

 

 

【患者さんの写真】

 

2584村松裕美子さん

 

 

 

 

 

 

 当院での治療

 当院では初回はしっかり問診行います、立位の写真を撮り体の状態、バランスをみます。その後、座位(座った姿勢)仰臥位(あおむけで寝た姿勢)腰に痛みがあるかたは立位(立った姿勢)で体のどこに原因があるか検査をしていきます。その後に施術をしていきます。

※ヘルニアの方は、もちろん腰椎の問題がありますが、ほとんどの方が痛い場所以外にも原因があります。

施術はマッサージとは違い何をされているのかよくわからないと言われる方もいますが、体の変化は体感されます。

※体の変化とは、痛みだけではありません。

 

当院での治療は体の体液循環を良くして、本来持っている自分で回復する力(自然治癒力)をうまく働くようにしていきます。主に筋膜ストレッチ、内臓の調整、骨盤調整などをさせて頂きます。検査の時や姿勢、態勢で症状により痛みが出ることはありますが、施術の強さとしては触るぐらいの強さなので痛みはありません。

 

まとめ

子育てをしながら介護のお仕事をして同じような痛み、症状で悩んでいる方も沢山いると思います。しっかり体の調整をすることにより体は改善していきます。症状により数回で痛みがなくなる方もいますし、数か月かかる方もいます。今回声を頂いた方は、痛みが強くここに来院するまでに10年以上も経っていました。このような症状をお持ちの方は治療にも頻度と期間がかかります。

治療だけではなく、普段の姿勢や、できる範囲での運動、睡眠など、ご自身でも早く改善するという気持ちがある方は改善も早いです。こちらの患者さんはご自宅にて当院にて伝えさせていただきましたストレッチ、運動を頑張って続けていただいたのもあり改善も早くみられました、あきらめずに一緒に悩みを解消していきましょう。

 

 

身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?

無料相談を遠慮なくお使いください。

0120−405−100

 

ページトップへ戻る

ページを閉じる