警告!スマホばっかり見てるとスマホ首になって痛みが出ますよ

2016年2月25日 : 肩こり

首の痛みには急性のものと慢性的なものがあります。首の痛みのほとんどは日々の積み重ね(生活習慣)が原因でおこる慢性的な痛みです。電車の中では、うつむいて一心不乱にゲームに勤しむ小学生をよく見かけますが、このような姿勢を毎日続けることで骨格を変化して、慢性的な首の痛みを引き起こすのです。

 

今回は、そんな生活習慣と首の痛みの関係についてお伝えします。

 

予防が大事 スラウチ姿勢とは?

デスクワークやパソコン・スマホを使用しているとき、頭を前に突き出して、背中を丸く曲げた、前傾姿勢になっていませんか?この姿勢のことを「スラウチ姿勢(前屈みの姿勢)」といいます。人間の身体は環境に応じて変化するため、長い間スラウチ姿勢がつづくと、スラウチ姿勢が保ちやすいように、脊椎(背中の骨)が変形していきます。それが、「猫背」や「ストレートネック」です。

 

人間の身体はまっすぐ立ったときに、重い身体をうまく支えられるよう緩やかに脊柱が曲がっています。これを「生理的弯曲(わんきょく)」と言いますが、首の弯曲がなくなることを「ストレートネック」といい、胸の緩やかな弯曲が強く後ろに突出し、腰が前方に強く出ることを「猫背」といいます。先天性でない限り、ストレートネックと猫背はセットで起こります。

 

骨格が変化してしまうと、引っ張ったり、マッサージをしても骨が戻るわけではないため、慢性的な首・肩こりに悩まされることとなります。ひどい場合は、歪んだ骨や椎間板が神経を圧迫して手指のしびれや筋力低下といった症状がでることがあります。

 

神経症状があれば圧迫を取る手術が行われることがありますが、ストレートネックや猫背だけでは手術の適応はないため(骨格は手術では治りません)、適宜痛み止め(内服薬、湿布)を使った保存療法となり、一生首の痛みと付き合っていかなければなりません。

 

骨格が変化してしまうと元には戻らないため、こうなる前に予防することが大切です。デスクワークでは、机と椅子の高さ、あるいはパソコンの画面と目の高さがあっていないために、スラウチ姿勢になることが多いのですが、みなさんの周りの環境はいかがですか?また、パソコンの画面が右や左にある場合はなるべく正面におきましょう。長時間右、または左に首を向けることで、左右の筋肉のバランスが崩れることも、骨格のゆがみの原因となります。

 

近年、受験のために長時間勉強したり、小さい画面のスマホやゲーム機で遊ぶ子供が増えてきました。特に子供の骨は柔らかく変化しやすいため、スラウチ姿勢による骨格の変化が起こりやすくなります。子供の勉強机や椅子の高さを調整したり、ゲームやパソコンをする時間を制限するなどの予防対策をとりましょう。

 

スマホ首とは

電車の中でつり革を持って立った状態で、一心不乱にスマホを見ている人をたくさんみかけませんか?このように、下を向いた状態を長時間続けると、首の痛みをはじめとした様々な症状が生じます。

 

これらの症状を起こす状態を、俗称的に「スマホ首」と呼びます。首には、重要な血管や自律神経、食道、気管などがあり、これらはうつむいた状態で圧迫されます。長時間圧迫されると、めまいや吐き気、自律神経失調症、慢性的な頭痛など、首の痛み以外の症状を生じることがあります。

 

ストレートネックを伴うスマホ首もあれば、そうでないものもあるため、別の病態として扱われています。ただし、下を向いた状態を長く続けると、重心が前にずれるため、結局猫背の状態となり、ストレートネックと猫背とスマホ首はセットで現れることが多くなります。

 

使いすぎも生活習慣の一つ

楽器の演奏者では、左右どちらか一方に強い負担がかることが多く、例えば、バイオリン奏者は長時間首で楽器を支えるため、首の使いすぎ(オーバーユースまたは反復性ストレス障害)で首の痛みを生じやすくなります。

 

また、首を上に向いた状態では7つある頚椎のうち上から5〜7番目に大きな負担がかかります。そのため、バスケットボールやバレーボールといった上を向く動作が多いスポーツは首の痛みを生じやすくなります。

 

さらに、歌手や大声を出す職業の人は、大声を出す際に上を向くため、頚椎に負担をかけることに加えて、声を張り上げる際に首の筋肉を酷使します。この疲労が積み重なり、首の痛みを起こしやすくなります。

 

老化によるもの

老化と生活習慣は関係ないように思えますが、老化により筋肉が衰えると自然とスラウチ姿勢となり、進行するとどんどん前傾姿勢になってしまいます。みなさんの周りにも、背骨が「くの字」に曲がっている、杖をついた高齢者をみたことがあるのではないでしょうか?ここまで進行すると、頭の重さを体が支えることができなくなり、首に大きな負担がかかってしまいます。

 

老化をただ受け入れるのではなく、正しい姿勢が保てるように適度な運動で筋力を保持することが大切です。

 

間違った治療・やりすぎは悪化の原因に

マッサージ、首の牽引、首のストレッチ、電気治療、湿布、矯正器具など、いずれも正しい方法で行えば効果的ですが、例えば炎症の強い時にマッサージや長風呂をしたり、重すぎる重量で首を牽引すると、状態が悪化することがあります。症状が長引く、あるいは増悪する場合は間違ったケアを行っていないか見直す必要があります。

 

 

 

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