首の痛みが出たら行くべき5つの病院

2016年2月27日 : 肩こり

首に痛みを感じたら、皆さんはどのように対応しますか?マッサージや整体へ行ってみたり、ヨガでストレッチをしたり…。この方法はどれも間違いではありませんが、大事なことは正確な診断を受けることです。

 

今回は、首の痛みを感じた時にどのような病院、に行けばよいのかをお話します。

 

急性か慢性か

首の痛みが急に来た場合、緊急性が高いものが多いため注意が必要です。交通事故後、運動後、転落後など、原因がはっきりしていることも多く、そのほとんどは首の筋肉・骨・神経/頸髄が原因であるため、整形外科、あるいは救急外来の受診をすすめます。

 

中規模以上の病院では、CTやMRIといった画像検査も完備しているため、症状がひどい場合は、医院やクリニックよりも病院を受診したほうがスムーズかもしれません。

 

思い当たるきっかけがなく急に頸部痛が生じた場合は、筋肉や骨、神経以外の原因も考えられます。しかし、生活習慣病など明らかな基礎疾患がなく、頸部痛以外の症状が特にない場合は、まず整形外科でよいでしょう。

 

慢性の頸部痛の場合は、緊急性は低く、一番多いのが整形外科関連の病気(頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、ストレートネックなど)です。頻度から考えると、まず整形外科受診でよいと考えられます。

 

どの科にかかればいいの?

首の痛みには、痛みの部位や急性か慢性か、伴う症状(随伴症状)などによって異なる原因が考えられます。首の痛みのほとんどが、首または首周囲の筋肉・骨・神経によるものですが、それ以外の原因の場合、受診する専門科が異なります。

 

そこで、ここでは以下のように受診する科に分けてお伝えします。

・救急外来

・整形外科

・耳鼻咽喉科/頭頸部外科

・一般内科・消化器内科

・かかりつけ医(家庭医)

 

救急外来

救急外来の受診は、救急車かウォークイン(歩いての受診)があります。交通事故、転落事故などで首に強い衝撃をうけた場合は、無理に体を動かさずに救急車を呼びましょう。

 

交通事故で多いのが、むちうち症ですが、事故後数日経ってから症状が現れることがあります。救急外来受診でもレントゲンを撮ってもらえますが、後日整形外科受診しなければならないため、初めから整形外科を受診するのも一つです。

 

原因がはっきりしない頸部痛が「急に」起こった場合は、胃・心臓などの内臓も含めてある程度の基本的な検査が必要となることがあります。頸部痛で見つかった心筋梗塞の例も報告されているため、中年以降でリスクが高い人は救急外来をすぐ受診することをすすめます。

 

整形外科

首の痛みのほとんどが、筋肉・骨、神経といった整形外科領域が原因です。日本ではすぐに整形外科専門医に診察してもらえるのが利点です。初めて病院にかかる場合や、手足のしびれ・筋力低下、知覚の低下といった症状も認める場合は、CTやMRIが受けられる中規模以上の病院がオススメです。レントゲンでは骨以外の評価が難しいためです。

 

整形外科では、神経ブロック注射といった専門的な治療を受けられることや、リハビリ施設を兼ね備えて、リハビリ治療を同施設で受けられるところも多くなってきました。

 

耳鼻咽喉科/頭頸部外科

口・のど・鼻の感染症は耳鼻咽喉科の領域になります。耳鼻咽喉科/頭頸部外科領域の病気(上気道感染症、腫瘍など)は、首の運動に関わらず痛むことや、首のしこり、圧痛(押したら痛い)があるといった特徴があります。

 

日本では、耳鼻咽喉科と頭頸部外科がセットになっているので、整形外科領域以外の頸部の病気はほぼすべて耳鼻咽喉科が扱います。しかし、お腹の症状(下痢、嘔気嘔吐)がある場合は一般内科にかかりましょう。

 

一般内科・消化器内科

まれに、食道疾患、胆のう・胆管疾患、胃疾患のために首または首周囲に痛みを生じることがあります。この場合、首を動かしたら痛むのではなく、食前後や、体位によって症状が増減し、症状に左右差(右頸部痛など)があることが多いのが特徴です。

 

随伴症状として、腹痛、吐き気・嘔吐、発熱などが一緒に生じることがほとんどです。

 

かかりつけ医(家庭医)

かかりつけ医あるいは家庭医が日本でも徐々に増えてきました。特に大きな医療機関がない地方では、かかりつけ医の需要が高まっています。診察能力が非常に優れていて、地域に密着した治療を行う患者の強い味方です。高齢者の一人暮らしでは、往診にも対応しているところがあります。

 

かかりつけ医の診療所・クリニックでは、詳しい画像検査ができず、また、かりつけ医は整形外科や耳鼻咽喉科の専門ではありませんが、問診や診察、血液検査や心電図などで、緊急性がある病気かそうでないのかの判断をしてもらえます。そして、専門医の治療が必要な場合は紹介状を書いてくれます。大きな病院が遠方で受診が難しい場合は、かかりつけ医に相談してみるもの一つです。

 

 

 

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