2016年7月7日 : 腰の痛み
三重の整体、松阪市駅部田町「てらだ鍼灸整骨院」副院長、
「医者が認める 無痛整体集団」山口です。
今回のテーマは
病院へ行っても異常なしと言われ、15年も苦しんだ腰痛がらくになった理由
15年以上も腰痛に悩まされ、年に1度は歩けなくなるほどひどいぎっくり腰になる。
病院で検査をしても腰に異常なしと言われ、治療院へ行っても一時的によくなるだけ。
その腰痛にうんざりしているなら、ぜひ最後まで読みすすめて下さい。
希望の光が見えてくる、そんな内容になっています。
今回ご紹介するのは45歳女性のIさんです。
Iさんの症状は、15年以上の慢性的な腰痛と、年に1回は歩けないほどのぎっくり腰になるといいます。
来院時、歩き姿を一目見て腰が痛そうと思えるほどでした。
病院では検査をしても異常がないと言われ、痛み止めを処方されました。
治療院にも今までに3カ所に行きました。
あとは、自分でストレッチをしています。
仕事が中腰になることが多いので、普段はコルセットをしています。
Iさんは現在5回来院されています。今の現状は腰痛はなく、歩くのも違和感なく歩けます。
では、なぜ痛み止めを飲んでも良くならなかった腰痛が楽になったのか。
それは痛みの原因が腰ではなく、別にところにあったからです。
えっ!!
腰が痛いから腰に原因があるんじゃないの?そう思っていませんでしたか?
実際、腰が原因で腰に痛みがでる方もいます。でもほとんどが、違うところに原因があることが多いのです。
Iさんの場合は腰ではなく骨盤の歪みと股関節周りの筋肉の緊張が原因でした。それを調整することで2回目には腰の痛みがなくなっていました。
しかし、今度は痛みが股関節に移動しました。痛みが移動する事ってよくあります。例えば今まで痛かった所が楽になり、その痛みできになっていなかった
体の歪みを調整し下半身の筋肉の緊張をとることをしていきました。4回目来院時の帰る時には楽になったかもと言っていました。5回目来院された時には痛みのほとんどなく違和感なく歩かれていました。
ただ、これで終わりではないんですよ。これで終わったらまた腰痛が繰り返される場合も考えられます。今の体の状態を作っているのは生活習慣です。なので、体を調整しつつ、生活習慣も見直していく必要があります。
当院の施術は触る程度の強さで触るのでぜんぜん痛くありません。
マッサージや強い刺激を求めている方は合わないかもしれません。
諦めずに色々試してきたけど、あまり効果が出ずに腰痛で悩んでいる方、腰痛とおさらばしたい人はぜひ電話して下さい。
力になって見せます。
感謝。
2016年6月10日 : 膝の痛み
最近、仕事帰りにコンビニで甘いスイ~ツを買ってしまいます。
最近のマイブームはシュークリームでしたが、
今日は豪華です(*^^*)。
三重の整体、松阪市駅部田町「てらだ鍼灸整骨院」副院長
「医者が認める 無痛整体集団」山口です。
今回のテーマは
病院で半月板損傷と言われ、2年以上も悩んでいた膝の痛みが5回の施術で改善した理由
もしあなたが2年以上も膝が痛く、そのために正座ができず、階段を下りるのが辛い、また痛めるのが怖くて走れないそんな症状で日々を過ごしているならぜひ最後まで読んでほしい。
52歳、女性
Tさんは2年前,走っていた時に膝に痛みが走りました。病院に行くと半月板損傷と言われました。半月板損傷といってもひどくはなく,手術はしなかったそうです。痛みは楽になったものの、2年経過してもまだ痛く、正座や走ることが怖くてできない、このまま痛みが残ってしまうのかと不安になって治療院を探していた時に当院のHPを見て電話をくれました。
膝の痛みと聞くとまず思い浮かぶのが、変形性膝関節症だと思います。あと膝の靱帯の損傷や、半月板損傷、棚障害などがあります。水が溜まるといったことも聞いたことがありますよね?
今回のTさんの場合は2年前の膝の半月板を損傷してから痛みが出ています。
痛みが出た原因には、もちろん膝自体に問題があります。
ではなぜ2年も悩んでいた膝の痛みがとれたのでしょうか?
半月板をもとの状態にもどしたの?
一度損傷した半月板が再生することは残念ながらできません。(>_<)
痛みがでた原因は膝にありましたが、痛みが続いている原因は,
それだけではなかったんですね。
それは、膝をかばっていたせいで、他のところに負担がかかり、それが原因で膝の痛みが長引いていました。
Tさんの場合は、股関節の動きに制限があり、太もも、ふくらはぎの筋肉も硬くなり、骨盤の歪みがありました。
この部分を調整することにより膝の痛みは引いていきました。
痛みがでている部分だけを見ていては良くなるものも良くならないんですね!
施術ってどんなことするの?
初めての方は不安ですよね。
当院の施術は触れる程度の強さで触っていきます。ですので、治療院へ行ったことがなく、痛いことされるのかと不安に思っている方、安心してくださいね(^-^)。
体のバランスを調整することにより自分で治していくという力を十分に発揮できる体に近づけていきます。
そして原因となっている部分の調整をしていきます。
これって何回ぐらい通えばいいの?って思いますよね。
これは何回とはいえません。実際に体の状態を見て検査してこれぐらい必要と判断します。
見立てより早かったり、長引くこともあります。
Tさんの場合は施術開始の3回は3日に1回のペースで来てもらい、その後は週に1回のペースで来てもらいました。
すぐには痛みはとれなかったけど、来院するたび痛みが楽になっていきました。違和感はたまに出るものの、5回目には正座もでき膝を気にすることもすくなくなったと喜ばれていました。
その後も体の調整のため月に2度来院されていました。
当院の施術はとても軽く触るので、マッサージやボキボキする整体を希望の方は当院の施術は合いません。
もし本当に膝の痛みに悩み、このまま膝の痛みと付き合っていくのかと不安に思っている日々から抜け出したいなら、今すぐ電話して下さい。
日々の不安から抜け出す一歩を踏み出しましょう。
2016年2月27日 : 肩こり
首に痛みを感じたら、皆さんはどのように対応しますか?マッサージや整体へ行ってみたり、ヨガでストレッチをしたり…。この方法はどれも間違いではありませんが、大事なことは正確な診断を受けることです。
今回は、首の痛みを感じた時にどのような病院、に行けばよいのかをお話します。
急性か慢性か
首の痛みが急に来た場合、緊急性が高いものが多いため注意が必要です。交通事故後、運動後、転落後など、原因がはっきりしていることも多く、そのほとんどは首の筋肉・骨・神経/頸髄が原因であるため、整形外科、あるいは救急外来の受診をすすめます。
中規模以上の病院では、CTやMRIといった画像検査も完備しているため、症状がひどい場合は、医院やクリニックよりも病院を受診したほうがスムーズかもしれません。
思い当たるきっかけがなく急に頸部痛が生じた場合は、筋肉や骨、神経以外の原因も考えられます。しかし、生活習慣病など明らかな基礎疾患がなく、頸部痛以外の症状が特にない場合は、まず整形外科でよいでしょう。
慢性の頸部痛の場合は、緊急性は低く、一番多いのが整形外科関連の病気(頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、ストレートネックなど)です。頻度から考えると、まず整形外科受診でよいと考えられます。
どの科にかかればいいの?
首の痛みには、痛みの部位や急性か慢性か、伴う症状(随伴症状)などによって異なる原因が考えられます。首の痛みのほとんどが、首または首周囲の筋肉・骨・神経によるものですが、それ以外の原因の場合、受診する専門科が異なります。
そこで、ここでは以下のように受診する科に分けてお伝えします。
・救急外来
・整形外科
・耳鼻咽喉科/頭頸部外科
・一般内科・消化器内科
・かかりつけ医(家庭医)
救急外来
救急外来の受診は、救急車かウォークイン(歩いての受診)があります。交通事故、転落事故などで首に強い衝撃をうけた場合は、無理に体を動かさずに救急車を呼びましょう。
交通事故で多いのが、むちうち症ですが、事故後数日経ってから症状が現れることがあります。救急外来受診でもレントゲンを撮ってもらえますが、後日整形外科受診しなければならないため、初めから整形外科を受診するのも一つです。
原因がはっきりしない頸部痛が「急に」起こった場合は、胃・心臓などの内臓も含めてある程度の基本的な検査が必要となることがあります。頸部痛で見つかった心筋梗塞の例も報告されているため、中年以降でリスクが高い人は救急外来をすぐ受診することをすすめます。
整形外科
首の痛みのほとんどが、筋肉・骨、神経といった整形外科領域が原因です。日本ではすぐに整形外科専門医に診察してもらえるのが利点です。初めて病院にかかる場合や、手足のしびれ・筋力低下、知覚の低下といった症状も認める場合は、CTやMRIが受けられる中規模以上の病院がオススメです。レントゲンでは骨以外の評価が難しいためです。
整形外科では、神経ブロック注射といった専門的な治療を受けられることや、リハビリ施設を兼ね備えて、リハビリ治療を同施設で受けられるところも多くなってきました。
耳鼻咽喉科/頭頸部外科
口・のど・鼻の感染症は耳鼻咽喉科の領域になります。耳鼻咽喉科/頭頸部外科領域の病気(上気道感染症、腫瘍など)は、首の運動に関わらず痛むことや、首のしこり、圧痛(押したら痛い)があるといった特徴があります。
日本では、耳鼻咽喉科と頭頸部外科がセットになっているので、整形外科領域以外の頸部の病気はほぼすべて耳鼻咽喉科が扱います。しかし、お腹の症状(下痢、嘔気嘔吐)がある場合は一般内科にかかりましょう。
一般内科・消化器内科
まれに、食道疾患、胆のう・胆管疾患、胃疾患のために首または首周囲に痛みを生じることがあります。この場合、首を動かしたら痛むのではなく、食前後や、体位によって症状が増減し、症状に左右差(右頸部痛など)があることが多いのが特徴です。
随伴症状として、腹痛、吐き気・嘔吐、発熱などが一緒に生じることがほとんどです。
かかりつけ医(家庭医)
かかりつけ医あるいは家庭医が日本でも徐々に増えてきました。特に大きな医療機関がない地方では、かかりつけ医の需要が高まっています。診察能力が非常に優れていて、地域に密着した治療を行う患者の強い味方です。高齢者の一人暮らしでは、往診にも対応しているところがあります。
かかりつけ医の診療所・クリニックでは、詳しい画像検査ができず、また、かりつけ医は整形外科や耳鼻咽喉科の専門ではありませんが、問診や診察、血液検査や心電図などで、緊急性がある病気かそうでないのかの判断をしてもらえます。そして、専門医の治療が必要な場合は紹介状を書いてくれます。大きな病院が遠方で受診が難しい場合は、かかりつけ医に相談してみるもの一つです。
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2016年2月16日 : 膝の痛み
膝の痛みで受診する場合は、整形外科を受診するのが一般的です。そこでは、問診、診察、血液・画像検査などから総合的に判断して診断します。今回は、「膝の痛み」で受診をしたときの診察方法についてお伝えします。
まずは「問診」から
問診9割といわれるほど、問診は診断に非常に大事です。急に始まったのか、慢性的なのか、どんな時に痛いのかなどの情報から、あらかたの予想をつけてから、効率よく診察や検査を行います。検査は痛みをともなう侵襲性の高いものもあるため、どの検査を行うかを問診と診察で決めて行きます。
問診のポイント
・いつから痛みが始まったか?
例:2日前、1時間前サッカーでぶつかった時から、わからない
・どこが痛むか?
例:(膝の痛い場所を実際指すとわかりやすいです)膝の上、下、内、外、膝の皿
・どんな時に痛むか?
例:スポーツをする時、朝起きた時、ずっと痛い、押すと痛い
・どんな痛みか?
例:刺すような痛み、動かすとズキズキする、激痛
・その他の症状はあるか?
例:膝に熱感がある、膝がはれている、風邪の症状がある、手・手首も動かしにくくなった
・家族歴はあるか?
例:血友病、関節リウマチ、骨肉腫、痛風
・過去に同じような症状があったか?その時の診断名は?
例:痛風性膝関節症、変形性膝関節症
・現在治療している病気があるか
例:痛風、糖尿病、関節リウマチ
・運動や仕事など、普段の生活スタイルについて
例:スポーツを習慣的にしている、重い荷物を運ぶ仕事をしている、正座をすることが多い、O脚がひどい
例をできるだけ上げたのは、患者さんが「いつ、どこで、どんな時に、どんな痛みが」という情報を、なるべく詳しく、要点を絞って話すことが、診断に早く結びつくからです。ぜひ、例を参考に、自分の状況をしっかりお医者さんに伝えてください。
膝の痛みの「診察」とは?
診察は主に、「視診(ししん)」、「聴診(ちょうしん)」、「触診(しょくしん)」の順に行われます。最後の診察が一番侵襲度の高い診察になるからです。とは言っても、膝の診察で聴診器を用いることはないため、主な検査は「視診」と「触診」になります。
膝だけでなく、脚全体を診察する可能性があります。また、脚を上げたり、大きく曲げたり伸ばすなど膝関節の可動を確認するため、出来るだけ診察しやすい服装(裾をめくりやすいゆるめのズボンなど)で行くとよいでしょう。
視診のポイント
・皮膚の色
・腫瘍の有無
・膝の腫れ
・脚の形
触診のポイント
・液体の貯留の有無
・圧痛の部位
・熱感
理学的検査とは?
触診が終わった後に、膝関節の動きを確認するいくつかのテストを行うことがあります。膝は靭帯だけでも複数あるので、診断を絞るためには非常に有用です。
まず膝は、正常では、まっすぐ伸ばした状態を0度として(伸展)、130度まで曲げることができます(屈曲)。これを、正常膝関節可動域といいます。まずは、この可動域までしっかり関節が動くかを確認します。膝関節そのものは、曲げ伸ばしのみで、股関節のように回旋運動はできません。
- アプレー圧迫テスト(Apley’s ConpreRession Test)
検査方法:うつ伏せに寝て(腹臥位:ふくがい)、膝関節を90度に曲げて、膝に向かって圧迫しながら、下腿(ひざ下の部分)を内側および外側に回旋させるテストです。
疑われる疾患:内側に回旋した時に痛みがあれば内側半月板損傷、外側に回旋した時に痛みがあれば外側半月板損傷が疑われます。
- マクマレーテスト(Mc Maurray’s Test)
検査方法:あおむけ(仰臥位:ぎょうがい)になって、曲がるところまで膝を曲げてから、ゆっくり伸ばします。このときに、下腿を内側および外側に回旋させます。
疑われる疾患:内側に回旋させたときに痛みがあれば外側側副靭帯、内側に回旋させたときに痛みを生じた場合は内側側副靭帯の損傷が疑われます。クリック音(ポキポキッという音)が感じられた場合、半月板断裂が疑われます。
検査法:仰臥位で、足底を診察台につけたまま、膝を90度に曲げて、検査をする人は患者さんの足をしっかり固定します。膝の後ろに手を入れて、前方にひっぱり、その後、後方にも押してみます。
疑われる疾患:前方へのひっぱりで痛みが生じた場合は前十字靭帯、後方へ押した時に痛みを生じた場合は後十字靭帯の損傷が疑われます。
- 膝蓋骨圧迫テスト(Patella Grinding Test)
検査法:仰臥位で、足をまっすぐ伸ばした状態で、膝蓋骨(膝のお皿)を上下左右に動かします。
疑われる疾患:膝に痛みが生じた場合、膝蓋骨骨折、膝蓋骨周囲の炎症が疑われます。
- 膝蓋骨跳動テスト(Patella Ballotement Test)
検査法:仰臥位で、足をまっすぐ伸ばした状態で、膝蓋骨の上の部分を片方の手で押さえ、もう片方の手を膝蓋骨の下側から上方に向かって押し上げます。そして、膝蓋骨を上から軽く押してみます。
疑われる疾患:関節水腫などで、膝蓋骨の裏に液体が溜まると、膝蓋骨を軽く押したときに膝蓋骨が跳ねるような動きをします。
実は、膝のテストだけでも10個以上ありますが、上記の6つの診察方法で確認すべき項目は全て網羅しています。
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2016年2月15日 : 腰の痛み,膝の痛み
強直性脊椎炎の多くは10歳代〜20歳代、遅くても30歳代までに発症するとされています。初発症状は臀部や背中の痛みであることが多く、症状に日によってムラがあることや、身体を動かすことで痛みが和らぐことなどが特徴として挙げられます。また、進行が比較的ゆっくりであることが多い疾患でもあります。このような強直性脊椎炎が疑われる場合、どのような病院を受診するのが良いのでしょうか。
整形外科
強直性脊椎炎は仙腸関節や腰椎の炎症から始まり、胸椎や頸椎、股関節、肩関節、靭帯や腱の付着部へと炎症範囲が拡大していく、いわゆる運動器の疾患です。そのため、整形外科で診察、治療を受けることが可能です。
運動器とは、身体運動を行うために必要な器官、つまり筋肉や骨、関節、靭帯、神経などの総称です。私たちの身体はこれらの運動器と呼ばれる器官がそれぞれ連携することで、運動を行っており、このうちのどこかが障害されることで身体運動に支障をきたします。整形外科は主に、この運動器の機能的改善を主目的として治療を行う診療科です。
また、強直性脊椎炎では、まず臀部や背部の疼痛を初発症状として訴えることが多いとされています。そのため、最初はただの腰痛や腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛などを疑って医療機関を受診するケースも多いです。これらの疾患においても、整形外科は第一選択となりやすく、そこで強直性脊椎炎が発見されることも少なくありません。
膠原病科・リウマチ科
強直性脊椎炎は朝に身体を動かしにくいことや関節の炎症など、関節リウマチと類似した症状を示すことがあります。そのため、初診に膠原病科やリウマチ科を受診する方もいらっしゃいます。膠原病とは全身の筋肉や関節、血管、皮膚などの炎症を引き起こし、原因不明の発熱、湿疹、関節の痛みなどの症状を伴う疾患の総称です。古くからの代表的な膠原病としては、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、多発性筋炎、皮膚筋炎、リウマチ熱、結節性多発性動脈周囲炎などがあります。
また、近年では、強直性脊椎炎や乾癬性関節炎なども膠原病の類縁疾患として扱われることがあります。強直性脊椎炎や乾癬性関節炎など疾患群の総称である血清反応陰性関節炎は、関節内に菌が検出されない(化膿性関節炎ではない)亜急性期の関節炎という点では、関節リウマチとも類似しています。しかし、血清反応陰性関節炎では、リウマトイド因子という因子が陰性となる点が関節リウマチとの大きな違いでもあります。
強直性脊椎炎の検査
では、強直性脊椎炎が疑われる症状で、医療機関を受診した際には、どのような検査、診察を受けることになるのでしょうか。強直性脊椎炎の診断、鑑別に必要となる検査をご紹介します。
まずは、問診などにより臨床症状の確認が行われます。痛みのある部位や程度、そして腰椎を中心とする脊椎の運動性の制限の有無や程度などです。また、胸郭の拡張性低下も特徴的な症状であるため、息を最大限吐いたときと、吸ったときでの胸郭の広がり方の差、というのも診断に用いられます。
強直性脊椎炎も、その他の多くの疾患と同様に画像検査が行われます。強直性脊椎炎の異常所見はまず、仙腸関節と呼ばれる部分に生じることが多く、多くの診断基準の中にも仙腸関節の所見に関する項目が含まれています。仙腸関節とは、脊椎の最下方で骨盤を構成している仙骨と腸骨という2つの骨によって作られる関節です。関節という名前がついていますが、肩関節や股関節のような自由度はなく、数mmの動きで身体活動のコントロールやバランス制御、骨盤への負荷の分散などに寄与します。強直性脊椎炎では、通常仙腸関節にびらんが出現し、関節裂隙が拡大します。さらに、病態が進行すると、びらん周辺に硬化像が出現し、関節裂隙が狭小化、最終的に強直へと向かいます。X線撮影では、まず仙腸関節にこのような所見がみられるか、そしてその所見が左右の仙腸関節の両側にみられるか、片側のみかを観察します。その他、脊椎の画像所見にも異常がみられやすいです。特に、前縦靭帯と呼ばれる靭帯の付着部の骨化、つまり靭帯骨棘形成や、椎体の方形化がみとめられます。また、病態が進行していると、椎体が竹節状となる竹様脊柱(Bamboo spine)という状態での強直が起こります。また、坐骨結節や踵の腱付着部の所見も画像診断に利用されます。
血液検査では、赤沈値やCRP(C反応性蛋白)値など炎症状態の判断に用いられます。また、関節リウマチの患者では約8〜9割が陽性となるリウマトイド因子というものが陰性となるのも強直性脊椎炎を含む血清反応陰性関節炎の特徴です。特に関節リウマチであれば、疾患が重度となるほどリウマトイド因子の数値は上昇していくため、リウマトイド因子が陰性というのは鑑別診断にも有用です。加えてヒト白血球抗原(HLA)の検査も診断補助に有効です。強直性脊椎炎の患者は、このHLA検査を行うと約9割がHLA-B27が陽性となるとされています。
身体を壊してお身体のケアをせずにどこに行ったら改善するのか分からなく迷っている方は一度【てらだ鍼灸整骨院】の施術を試してみませんか?
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2015年11月11日 : 未分類
慢性的な腰や臀部の痛み、そして腰から広がる脚全体のしびれや痛み、このような症状は坐骨神経痛によって引き起こされる典型的な症状です。このような症状が日常生活に出現したとき、自分が坐骨神経痛ではないかと感じたとき、どのような病院を受診すれば良いのでしょうか。また、どのような治療を受けることができるのでしょうか。
まずは整形外科へ
腰や臀部、脚の痛みやしびれを訴えて病院を受診した際、坐骨神経痛とは症状の名称として治療を受けることになります。この坐骨神経痛を引き起こす原因は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などの整形外科疾患であることがほとんどです。これらは、病院の診療科の中では、整形外科が専門となります。
整形外科は身体の軸となる骨格、すなわち骨や関節、靭帯、そしてそれを取り囲み、支配する筋肉や神経などの運動器の治療を専門とした診療科です。整形外科では医師による問診や整形外科的テスト、画像診断などによって疾病の診断が行われます。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群もこれらのMRIによる画像診断や症状の臨床所見から診断されることになります。
整形外科で受けることのできる治療
坐骨神経痛に対する整形外科での治療はまずは、薬物療法やリハビリテーション、ブロック療法などによる保存療法から始まります。しかし、それでも症状の改善が期待できない場合には、手術療法が選択される可能性もあります。
薬物療法は坐骨神経痛による痛みやしびれなどの症状を和らげるために行われます。用いられる主な薬剤は非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)やアセトアミノフェミン、神経障害性疼痛治療薬、オピオイド、鎮痛補助薬などがあります。非ステロイド性消炎鎮痛薬とはステロイドを除いた抗炎症作用、鎮痛作用、解毒作用を持つ薬のことであり、痛み止めとして処方されることが多い薬剤です。その鎮痛効果は、シクロオキシゲナーゼという酵素を抑制し、プロスタグランジンという痛みの原因物質の生成を防ぐことによるものです。オピオイドは、脊髄や脳のオピオイド受容体に結合することで痛みを防ぎます。また、神経痛の原因として考えられている痛みを伝える神経伝達物質の過剰放出を抑える神経障害性疼痛治療薬も坐骨神経痛の有効な治療薬です。
また、並行して症状を和らげながら日常生活を送るために、リハビリテーションが行われます。運動療法やストレッチ、筋肉のリラクセーションによって筋肉の緊張、こわばりを和らげます。特に、梨状筋症候群に対しては、梨状筋への直接のマッサージやストレッチによって梨状筋の緊張を落とすことで、神経圧迫による症状改善が期待できます。また、赤外線や超音波、マイクロ波、ホットパックなどの物理療法による温熱療法も患部を温めることで、筋血流の改善、筋緊張の緩和を促します。さらに、腰に負担のかからない姿勢の改善や、日常生活における動き方の工夫の指導なども行います。
神経ブロック療法は、神経周囲に局所麻酔薬を使うことで、痛みが神経へと伝達することを防ぐ治療方法であり、これも坐骨神経痛に対してはよく用いられます。神経ブロック療法も薬物療法やリハビリテーションと併用しながら、複数回実施していくことになります。麻酔薬を直接神経に作用させる治療法であるため、その症状や原因に合わせていくつかの種類があります。硬膜外ブロックは腰部や仙骨部に対して行われ、下位腰椎の疾患や坐骨神経痛に効果的な、比較的手技が容易とされるブロック療法です。選択的神経根ブロックは腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が原因となる坐骨神経痛に対して、即効性の効果が期待できます。非常に効果が高ければ数ヶ月にわたり疼痛が緩和されることもありますが、反対に数時間しか持続しないこともあります。梨状筋症候群による坐骨神経痛に対しては、坐骨神経ブロックという治療法が選択されますが、硬膜外ブロックや神経根ブロックよりも穿刺部位の決定が難しく、効果にもムラがあります。
この神経ブロック療法や薬物療法は整形外科以外にも、麻酔科やペインクリニックでも実施してもらうことができます。特にペインクリニックにはその名の通り、痛みを専門とした医療機関です。ペインクリニックにおいても、画像診断を受けることは可能であり、さまざまな身体所見、症状、画像所見から痛みの原因判断、適切な治療を行ってもらえます。
このような薬物療法、リハビリテーション、ブロック療法による保存療法でも症状が改善しない場合、また原因疾患が非常に進行している場合には手術療法が選択されることになります。これは腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などのそれぞれの疾患に合わせた手術法が選択されます。
疑わしい症状、つらい症状の改善は、まず病院を受診することから始まります。適切な病院を受診して、自分の症状、疾病に合わせた適切な治療をしてもらいましょう。
2015年11月5日 : 未分類
夜ぐっすり眠ることができない、不眠の症状にお悩みの方は意外と多いものです。生活習慣や食生活など、個人でできる不眠対策はたくさんありますが、それでも症状が改善しない場合には病院を受診するのも1つの手段です。
夜眠れないくらいで病院に行くの?と思う方もいるかもしれませんが、不眠症状を訴えて病院を訪れる人もたくさんいます。日本人は5人に1人が何らかの睡眠の問題を抱えているとされており、この割合は加齢とともに増加、60歳以上にもなると3人に1人であるとされています。この通り、不眠に悩む人は非常に多く、誰もが抱える悩みといっても良いでしょう。
では、不眠症状に困っているときにはどのような病院を受診すればよいのでしょうか。
かかりつけ医
もし、普段から何かしらの不調でお世話になっている病院があるのであれば、まずはそちらを訪れるのが良いでしょう。不眠の症状は服用している薬が原因で生じることもあります。あなたが抱えている疾患、服用している薬を把握してくれているかかりつけ医の先生であれば、あなたの不眠症状の原因により気がつきやすいです。
かかりつけ医が複数ある場合には、まずは内科が行きやすいかと思います。ただし、不眠症状の専門は本来、精神科や心療内科となりますので、かかりつけ医自体で専門的な治療を受けられるわけではありません。軽めの睡眠導入剤や安定剤は処方してくれることもありますが、薬や持病が原因でない不眠であれば踏み込んだ治療は期待できません。そう言った際には具体的な不眠症状について相談し、あなたの特徴にあった他科への紹介をお願いするのが良いでしょう。
精神科
不眠症の専門といえるのはまず、精神科です。精神に関する薬の専門でもあるため、扱っている薬の種類も豊富で、その中から症状に合わせた適切な睡眠薬を処方してくれます。
また、不眠症状の中には、何らかの精神疾患が症状の原因であることも少なくありません。精神科うつ病や不安神経症などの専門家でもあるため、これらの不眠症状の元となる疾病の治療効果も期待されます。また、ストレスや不安が原因の不眠に対しても、薬物療法以外にカウンセリングなどの対処法も行ってもらうことができます。精神科医の中でも、得意、不得意とする専門分野があるため、受診する前にはホームページなどでその病院の特徴を見ておくのも良いでしょう。
心療内科
心療内科も精神科と同様に不眠症状に対する専門治療が期待できます。心療内科と精神科の診療内容については違いがわかりにくいですが、心療内科は心身症などのこころの状態が原因となって起こる身体の疾患を専門としています。
日本心身医学会による心身症の具体的な定義は、“身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態を言う。ただし、神経症やうつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する”とされています。つまり、ストレスや不安などの心理的な因子による身体症状を専門としている診療科であり、ストレスや不安による不眠症状もその範囲内であります。現在、心療内科医の人数は精神科医の1/10程度とされており、その数は多くはありませんが、不安やストレスによる不眠症状に悩んでいるのであれば、心療内科の受診も良いでしょう。
精神科や心療内科と言うと、受診するのに抵抗を感じる方もいるかもしれません。しかし、精神科や心療内科も普通の病院と大きな違いはありません。風邪をひいたから内科を受診するのと同じように、不眠に悩んでいるから精神科や心療内科を受診することも自然なことです。
耳鼻咽喉科・呼吸器内科
不眠の中でも特に、睡眠時無呼吸症候群にお悩みの場合には、耳鼻咽喉科や呼吸器内科を受診するのが良いでしょう。ただし、耳鼻咽喉科や呼吸器内科の中にも、睡眠時無呼吸症候群の治療に詳しい病院とそうでない病院があるのも事実です。病院のホームページなどで睡眠時無呼吸症候群の治療についての記載があるかどうか確認するのが良いでしょう。
睡眠外来・睡眠障害センター
まだ、その数は少ないですが、全国で睡眠外来や睡眠障害センターといった睡眠に関する問題のみを専門として扱っている医療機関がいくつかあります。
これらの医療機関はまさしく睡眠に関するエキスパートが揃っているため、不眠症状や睡眠時無呼吸などさまざまな症状に対応し、適切な治療をすすめてくれます。もし、お住まいの地域に睡眠外来を行っている病院や睡眠障害センターのような医療機関がある場合にはそちらを受診するのも有効な手段です。ただし、うつ病や不安神経症のような精神科の疾患に起因する不眠である場合には、そちらの受診を勧められることもあります。
毎日の健康のために睡眠は非常に重要な役割を担います。眠れないということを疎かにせずに、一度病院に行ってみることが大切です。正しい治療を行い、不眠の問題を解決することで、スッキリとした毎日を送りましょう。
2015年10月30日 : 腰の痛み
腰部脊柱管狭窄症の症状に似た症状がでた場合はどのような医療機関にいけばよいのか迷われる方もいると思います。
慢性腰痛や、ぎっくり腰などのように腰に痛みがある場合は、すぐに整形外科や整骨院、整体院、鍼灸院、カイロなど思い浮かべる方もいると思います。
腰部脊柱管狭窄症の場合は腰の痛みを伴わない事もありますので、どこに行けば良いのか迷われる方もいます。
足にしびれや痛みがでたり、数百メートル歩くと痛みやしびれで歩けなくなり、前かがみで少し休むとまた歩けるといった症状があるなら、まずは骨や神経の状態がみれる整形外科を受診して下さい。
レントゲンやMRIなどの画像検査をしてくれます。できればMRIのある整形外科をお勧めします。レントゲンでは骨はみえても神経まではみることができません。まずレントゲンをとり、異常がみられればより詳しく検査をするためにMRIをとるということをされる整形外科もあります。
自分の腰の状態を知ることは大事になってきます。脊柱管狭窄症のような足に痛みやしびれにより、歩くことが困難な場合は神経の圧迫が考えられますので、画像検査をする事により圧迫個所が特定できます。
病院ではどのような治療法があるのか?
治療法は主に2つに分けられます。
1つは薬による治療や、運動療法、電気、牽引、神経ブロック(注射)など保存療法
2つ目は手術療法になります。手術は保存療法の効果がなかった場合や日常生活に大きな支障(筋力低下や支えなしで歩けない、膀胱直腸障害などの神経障害)がでる場合に検討されます。
薬にはどのような薬があるのか?
・筋肉の緊張を緩める
・しびれに改善効果のあるビタミン剤
・痛みや炎症を抑える
・神経の血流改善
といった作用のある薬を処方されます。
神経ブロック
局所麻酔薬やステロイドを注射して神経を麻痺させて痛みをとる方法です。神経ブロックには、硬膜外ブロックと神経根ブロックがあります。
硬膜外ブロック
背骨には脊柱管という筒状の空間があり、その中には神経が入っている硬膜というふくろがあります。硬膜外ブロックとは脊柱管内の硬膜の外側に局所麻酔薬やステロイドを注入します。
神経根ブロック
神経根に局所麻酔薬やステロイドを注入します。
神経ブロックは、薬を一定期間飲んでも、運動療法をしても効果がなかったり日常生活に支障がでるような痛みが強い場合に検討されます。
脊柱管狭窄症の手術とはどのようなものなの?
手術の方法としては椎骨の椎弓という部分を削ったり、場合により全部除去し、神経を圧迫している骨や厚くなった靭帯を削り取って神経の圧迫をなくします。
椎弓を削り取ったり、除去する範囲により腰椎が不安定になる場合があります。その場合は本人の骨盤(腸骨)から取った骨を腰椎に移植して金属で固定したり、チタン製インプラントで腰椎を補強します。
狭窄されている場所の範囲により内視鏡で行なうこともあります。
手術後の経過は?
症状がでてからの経過が長い場合や、圧迫されていた神経の働きが元通りに戻ろうとする力(自然治癒力)がうまく働いていなければ、しびれなどの症状が残ってしまう場合があります。
手術をしてしびれや痛みが改善しても、今までと同じような生活習慣を続けていると再発する可能性はゼロではありません。
腰部脊柱管狭窄症になるということは症状がでるまでに今までの生活習慣で何かしら腰に負担がかかるような要因があると考えられるからです。
最後に
症状がでてからの経過が長くなると痛みしびれが十分にとれない場合があるため、手術を行う時期は医師と十分に相談して下さい。
脊柱管狭窄症と診断されて症状がでていても重度でない場合は生活習慣を変えたり、体を整えることにより症状の改善に繋がりますので、症状が軽いうちに自分に合った治療をしっかりしていくことが大切です。
2015年10月23日 : ヘルニア
私たちの身体は脳から出た命令が神経を介して、筋肉に行き届くことで細やかな動きからダイナミックな動きまでを、脳のイメージの通り再現しています。この脳から出た信号を届ける神経は脊椎(背骨)の中を脊髄として走行し、脊髄から枝分かれした神経が脊椎の間から外に出て、腕や脚、お腹、背中などの筋肉や皮膚へと届いています。
この脊髄を守っている脊椎は椎骨という骨と椎間板と呼ばれる線維軟骨組織からなっています。椎間板ヘルニアとは、この椎間板が裂けてしまい、中にある髄核組織が外に脱出し、神経を圧迫してしまった状態です。根本となる脊髄自体の圧迫や枝分かれした神経の圧迫により、手足にしびれや痛み、運動麻痺などの様々な症状を呈します。
このような椎間板ヘルニアになってしまった時、病院以外にどのような治療院で対応してもらえるのでしょうか?
ペインクリニック
椎間板ヘルニアに限らず、あらゆる疾患において、痛みの管理というのは非常に重要になります。動作時などに痛みがあることは、運動を制限し、仕事やスポーツのパフォーマンスを低下させ、さらには慢性的なストレスの原因にもなります。また、痛みは精神状態にも影響を及ぼし、沈んだ気持ちやうつ傾向になりやすくなってしまいます。そういった痛みの対処の専門家が“ペインクリニック”です。ペインクリニックは主に麻酔科医が中心となって治療を行う、いわば痛みの専門外来といった位置づけになります。
ペインクリニックでは、首や腰の痛みの訴えに対して、病院の整形外科と同様にレントゲンやMRIなどの画像所見を用いて診断を行います。この結果をふまえ、神経ブロック注射を中心として痛みを緩和する治療を行っていくのがペインクリニックです。
椎間板ヘルニアとは、前述の通り、飛び出した髄核が神経を圧迫することで痛みが生じています。そのため、この圧迫による神経の炎症を抑えることで、症状が緩和する場合も多く、神経ブロック療法による保存療法で治療可能なケースも多いです。神経ブロック療法は、局所麻酔薬を神経やその神経周辺に注射することで痛みを取り除く治療法になります。椎間板ヘルニアに対する神経ブロック療法はそのターゲットとなる部位によって、硬膜外ブロック療法、神経根ブロック療法、椎間板造影ブロック療法などの様々な種類があり、その患者の状態を診ながら、適切な治療法を選択します。
接骨院
椎間板ヘルニアになりやすい人には、ストレートネックや猫背、腰椎の過剰な前彎などの姿勢のゆがみや骨格系の異常をきたしていることが多いとされています。さらに、姿勢の乱れにより、腰への負担が増大することや、筋肉を正しく使えていないことなどにより、筋肉が硬くなった過緊張状態に陥りやすくもなっています。硬くなった筋肉はさらに、神経を圧迫し、痛みを増強させる上、痛みによる刺激がさらに筋肉の緊張を高めてしまうという悪循環を引き起こします。
椎間板ヘルニアの症状に悩まされている人の多くは、このような筋肉、骨格系の問題をその背景に抱えています。接骨院は柔道整復師によって開業されている治療院であり、筋肉や骨格に対しての治療を行います。柔道整復師は柔術の知識に基づいて骨や関節、筋肉、腱、靭帯などに関する問題を治療するための国家資格であり、その技術と経験をもとに徒手にて治療を行います。骨格のゆがみや筋肉の緊張を取り除くことで、神経の圧迫を解消し、症状の緩和を促します。
カイロプラクティック
また、近年日本でも増加してきているカイロプラクティックも筋、骨格、神経系に対する深い知識をもとに治療が行われます。カイロプラクティックは特に脊椎ヘルスケアの専門家であり、生体力学的、神経科学的、解剖学的な視点を踏まえて、脊椎を中心とする骨格のゆがみを整えることで、神経の働きを回復させることに重きをおいています。関節アジャストメントや脊椎マニピュレーションと呼ばれる徒手治療をはじめ、体操療法や患者教育などを含めた、脊椎調整から症状を改善し、健康を作ることを専門としています。椎間板ヘルニアに対しても、多くの治療法の研究が進められており、神経の除圧効果や症状の改善が期待されます。
最後に
一言に、椎間板ヘルニアといっても、その障害されている部位や神経圧迫の形態、程度は様々であり、症状の出方も人によって異なります。椎間板ヘルニアに対しては、多くの治療法がありますが、ある人にとって非常に効果的であった治療方法が他の人に対しても、同じ効果を生み出すとは限りません。また、不適切な治療は神経のさらなる圧迫や症状の悪化を招く可能性もあります。治療を継続しても大きな変化がない場合や、調子が悪くなってきた場合には、他の治療院を訪れるのも良いでしょう。自らの症状の経過を注意深く観察し、場合によっては複数の専門家の意見を取り入れながら、自分に合った適切な治療方法を見つけることが大切です。
2015年10月23日 : ヘルニア
首が痛い、腰が痛い、手や脚がしびれる、私たちは日常生活において様々な症状に悩まされています。特に、人は年をとるにつれ、必ずと言っていいほど身体の不調を感じやすくなります。また、腰痛に至っては、一生のうちに80%の人が腰痛になると言われるほど、ほとんどの人に当てはまる問題です。
そんな腰痛や脚のしびれは腰椎椎間板ヘルニア、首・背中の痛みや手先のしびれは頸椎椎間板ヘルニアの症状である可能性があります。このような椎間板ヘルニアを疑う症状がみられる場合にはどのような病院を受診すれば良いのでしょうか?
椎間板ヘルニアによる受診は整形外科を
私たちの身体には脊椎にかかる衝撃の吸収や脊椎の動きのサポートを行ってくれる椎間板という線維軟骨組織があります。椎間板ヘルニアはこの椎間板の中にある髄核と呼ばれる組織が突出してしまうことで神経を圧迫している病態です。椎間板は加齢に伴い弾力性が失われ、ヘルニアを発症しやすくなります。また、若年者であっても激しいスポーツなどによって、特に腰椎部分の椎間板ヘルニアを引き起こすことが少なくありません。
椎間板ヘルニアは頸椎もしくは腰椎で生じることがほとんどです。頸椎椎間板ヘルニアであれば、首周りから肩甲骨周り、腕、手先にかけての痛みやしびれ、腰椎椎間板ヘルニアでは腰から足先にかけての痛みやしびれが主な症状となります。このような椎間板ヘルニアを疑う症状に悩んでいる場合は、まず病院の整形外科を受診することをオススメします。
椎間板ヘルニアには一般に整形外科疾患と呼ばれるタイプの疾患であり、病院の診療科においては整形外科が専門となります。整形外科は身体を作る軸となる骨や関節などの骨格系、そしてそれを取り囲む筋肉や神経などの“運動器”の機能の改善を主目的として治療する科になります。なお、整形外科の中でも、手や腕のケガに強い“手の外科”や“肩関節外科”、脚を得意分野とする“股関節外科”“膝関節外科”“足の外科”、脊椎と脊髄を扱う“脊椎外科”そのほかにも、“スポーツ医学”“リウマチ外科”“骨・軟部腫瘍外科”“骨代謝外来”などの様々な専門分野に分かれます。病院を受診する際の一般的な診療科は整形外科となりますが、椎間板ヘルニアはその中でも脊椎外科が適した専門分野であるといえます。
では、整形外科を受診すると、具体的にどのような検査や治療を受けることができるのでしょうか?
椎間板ヘルニアの検査
椎間板ヘルニアの整形外科での診察はその症状についての問診と画像所見によって行われます。痛みやしびれなどの症状がどの部位に生じるのか、また、どういった動作をした時に症状が強くなるのかを問診によって詳細に探ります。
画像所見は単純X線撮影やMRI検査、脊髄造影などの検査方法が一般的です。単純X線像による所見は椎間板ヘルニアに対して、その病態を詳細に評価することは難しいとされていますが、類似した症状を示すその他の疑わしい疾患を除外するために使用されることもあります。MRI検査は椎間板ヘルニアのような椎間板の変性に対して非常に優れた画像診断の方法となります。突出してしまった髄核組織や脊髄の圧迫の程度などを詳細に描出してくれます。脊髄造影では、造影剤を用いて脊髄の通る通路の変形や部分欠損、陥凹や断絶がないかどうかを確認します。
椎間板ヘルニアの治療
整形外科での椎間板ヘルニアの治療は、頸椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニアともに保存療法と手術療法の大きく2種類に分類されます。
頸椎椎間板ヘルニアの保存療法としては、まず頸椎部分の安静が必要となります。首の曲げ伸ばしを避けるように指導を行い、必要であればプラスチック製の頸椎カラーなどを使用して頸椎の運動を制限します。その他にも薬物療法やブロック療法、牽引療法などによって症状の緩和を促します。しかし、保存療法による改善が期待しにくく、片側の腕の運動麻痺や感覚障害、持続する激しい痛みや歩行への障害、排尿障害などを呈した場合には、手術療法の適応となります。
腰椎椎間板ヘルニアに対しても保存療法はまずは安静にすることから始まります。激しい運動を抑えながら、薬物療法やブロック療法を併用することで疼痛の軽減に努めます。また、腰への負担を軽減できるように、普段の生活からひねり動作や前屈みを予防するような動き方の指導や、軟性コルセットの着用による腰部の安定性の改善を促します。しかし、明らかな運動麻痺が生じている場合や耐えられないほどの激痛がある場合、膀胱直腸障害などの症状がある場合には手術療法が選択されます。また、患者の年齢や生活環境、個人的要因や社会的背景、患者自身の希望などによって比較的早期に手術療法を行う場合もあります。3ヶ月程度の保存療法によって明らかな改善が得られないようなケースでも医師と患者の話し合いによって手術を決断することも少なくありません。
当院では手術をしなければならない方も改善していますので安心してくださいね。
2015年10月12日 : 肩こり
私たちが不調を訴える身体症状として、肩こりは女性の第1位、男性の第2位であるとされています。そんな肩こりの症状がひどい時はどのような病院を受診したら良いのでしょうか。
肩こりで病院に行くなんて、と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、肩こりおよび付随症状(頚肩腕部の痛み)を主な訴えとして病院を受診する方は全体の21%程度もいると言われています。
ご自分の健康を守るためにも、いつもの肩こりと違うな?と違和感があれば、病院を受診することは間違っていません。一応でも、念のためでも、その受診によって健康が作られていくのです。
整形外科
肩こりに悩んでいる場合はまず整形外科を受診するのが一般的でしょう。
整形外科は骨折や捻挫などをはじめとする整形疾患の専門科であり、筋肉の過緊張やそれに伴う異常についても適切な見解を示してくれます。医師による症状および経過の問診や整形外科的テスト、レントゲン撮影、MRI検査などによって肩こりの原因を探ります。
また、頸椎ヘルニアや頸椎症性脊椎症といった整形疾患が肩こりに似たような肩の違和感をもたらす可能性もあります。そういった場合にも整形外科の適応例となります。このようなケースであっても、早期の受診、診断によって症状の改善が期待されます。
整形外科を受診し、症状についての問診や検査結果から、他の診療科を紹介される場合もありますが、やはり最初に訪れるのは整形外科であることが多いです。
脳神経外科・神経内科
肩こりという症状では、脳神経外科や神経内科とはすぐには結びつかないかもしれません。
これは肩こりだけでなく、首の痛みや頭痛、手のしびれなどの症状を伴うことで受診するケースが多いとされています。肩こり、肩周りの異常だけでなくめまいや頭痛、吐き気、呂律が回らないなどの症状を伴う場合はやはり脳神経外科や神経内科を受診するのが良いでしょう。
首の痛みや手のしびれは上述のような頚椎の整形疾患によって生じることもあります。そのため、まず整形外科を受診した後に、頚に異常がないということで脳神経外科・神経内科を紹介されることもあります。
肩こり外来
また、最近では肩こり外来、という外来診療科を設けている病院もあります。まだまだ、その数は多くありませんが、近くに肩こり外来を行っている病院があるのであれば、そちらを受診するのも良いでしょう。
肩こり外来はその名の通り、肩こりを専門として扱っている外来診療科になります。肩こり外来も他の診療科と同様に、問診やレントゲン検査、血液検査などの検査結果、骨格の歪みや乱れの評価結果をもとに医学的な側面から肩こりの原因を探っていきます。
どちらかというと個人クリニックに多く見受けられる肩こり外来ですが、プラセンタ注射やトリガーポイント注射などの処置、さらには神経ブロックや電気療法、温熱療法などを取り入れている医療機関もあります。
ひどい肩こりに悩ませれている場合は、一度病院を受診してみるのも良いでしょう。
もし病院などで解決できないことがあれば当院の無痛整体があなたの悩みを解消できるかもしれません。
2015年10月2日 : 未分類
顎に痛みが出た場合、どの病院に行けばいいのか考えてしまいますが顎関節症であろうと自分で思った場合には、
・歯医者
・口腔外科
・整形外科
と3つの科で見てもらえます。
それぞれレントゲンで骨の位置、骨の状態まで目に見える形で顎関節症の状態を見ることが出来るので、一度は病院にかかる事をお勧めします。
歯医者にできること
歯医者であれば、レントゲンで顎関節を確認し、マウスピースを作りこれ以上歯に負担を掛けないようにします。
歯医者ではよほどでない限り、歯の事を一番に考えますのでマウスピースが最善だと考えます。
歯並びが悪いと矯正などもありますが、体が歪んでいると矯正しても再度歯並びが悪くなってきてしまいます。
マウスピースは歯への対策だけなので、今までと同じように歯ぎしりを続けてしまうので顎の痛みは取れません。
口腔外科にできること
口腔外科であれば、同じくレントゲンを撮り関節の障害を調べて必要であれば顎関節の手術を行います。
顎関節の状態により人工関節、歯列矯正などを行えます。
歯医者よりも顎の事を考えてはくれますが、手術で対応するかマウスピースで対応するかのどちらかになり、同じく歯ぎしりを続けてしまう事への対応は余りありません。
整形外科にできること
整形外科でもレントゲンで確認して、医学療法士によるリハビリ等が受けられます。
顎関節の辺りを温めたり、マッサージしたり姿勢を良くする指導等が受けられますが同じようにその場の対策なので通い続けなければ行けません。
どの科も顎関節症の多くの原因となる身体の歪み等に対しては余り熱心ではありません。
取り合えずの対処法しかなく、解決とは結びつきません。
骨や首の歪みに対しては何もしてくれないのが現状なのです。
顎以外にも痛みや不快感がある場合
顎以外に、不眠、頭痛、吐き気、胃痛などが続く場合はストレスが原因なので心療内科に行きましょう。
心療内科でストレスを緩和する事で、顎の痛みが取れる可能性もあります。
ストレスが溜まって筋肉が緊張している状態が続くと、身体にさまざまな不快感が出るのは当たり前です。
そのストレスを少しでも早くなくす事で、色々な不快感が同時に取れて行きます。
この場合、顎関節症は心からのストレスのサインと受け取って痛みを誤魔化さずに早目の対策をしましょう。
顎関節症は顎のねじれ・歪みが原因
顎関節症は上あごと下あごの歪みが原因です。
上あごと下あごが歪んでいるので交差する部分、顎関節が悲鳴を上げている状態です。
しかし顎関節だけが歪んでいて痛みが出るのではなく、身体全体が歪んでいて顎関節が悲鳴を上げているのです。
なので身体全体を正しく導かない事には、顎関節だけ治そうとしても効果が上がらずいつまでも繰り返してしまいます。
身体の中心がまっすぐであれば、当然歪みもなくなる為に歪みが原因で起こる顎関節症・歯並びの悪さも繰り返す事はありません。
まとめ
顎関節症は時代と共に患者数が多くなっています。
その原因のひとつにはパソコンがあり、長時間のパソコンで姿勢が悪くなっているのが上げられます。
一生懸命に仕事をする余り、姿勢が悪くなっていませんか?
いろいろな治療を試したけど改善しなかった方はご相談ください。