2018年6月9日 : 膝の痛み
あなたのその膝の痛みは半月板損傷かもしれません!!
とくに激しいスポーツをしているわけでもないのに膝が痛い、膝の曲げ伸ばしがしにくい、膝の曲げ伸ばしで音が鳴る、そんな症状の方は、もしかしたら膝の半月板を損傷しているかもしれません。
今回は半月板損傷についてご紹介していきます。
目次
1、半月板とは?
2、半月板の機能
3、半月板損傷とは?
4、半月板損傷の原因
5、症状
6、診断
7、対処
8、最後に
1、半月板とは?
膝関節の中で大腿骨と脛骨の間にある三日月形の繊維軟骨と呼ばれる軟骨で、内側と外側に1つずつあります。
2、半月板の機能
・関節に加わる体重の負荷を分散させる
・関節の位置を安定にする
・膝の動きを滑らかにする
3、半月板損傷とは?
なんらかの負荷がかかり半月板に亀裂が入ることをいいます。
亀裂が入る場所や損傷の種類にはいくつかあり、半月板の損傷した部位が関節で引っかかることがあります。
4、半月板損傷の原因
スポーツによるもの(外傷性)
サッカーやバスケットボール、バレーボールなど、ストップやターン、ジャンプのような膝を曲げる、捻るなどの動作で半月板に負荷がかかり損傷することが多い。
加齢によるもの
加齢により半月板に含まれる水分が減少し、膝関節にかかる体重の負荷を分散させる機能が、低下していき傷つきやすくなる。
高齢者の場合は変形性膝関節症を伴うことも多い。
生まれつき痛めやすい人がいる
生まれつき半月板が大きい(円板状半月板)
円板状半月板という生まれつきの形態異常で、本来、半月板は三日月形の半円板の形ですが、円のような形になっている。
正常な半月板と比べ、負荷がかかりやすく、半月板の強度も弱いため損傷しやすくなる。
5、症状
・膝関節の痛み
・膝の屈伸などの運動時に引っかかり感がある
・運動時に膝が「ガクッ」となる
・膝の曲げ伸ばしができなくなる(ロッキング現象)
・膝が腫れ、水が溜まる
6、診断
症状と検査で半月板損傷を疑えば画像検査をします。
レントゲンでは半月板が写らないため、MRIを行います。
7、対処
保存療法と手術療法があります。
保存療法
関節内注射
鎮痛剤
リハビリ
筋トレ
サポーター
手術療法は症状がひどく、日常生活に支障が出る場合などに行われます。
8、最後に
当院にも病院で半月板損傷といわれ、来院される方がいます。
特にスポーツをしているということもなく、何かした覚えがないのに膝が痛くなったという方もいます。
半月板損傷の原因は過度の負荷や加齢ということはありますが、それだけではなく、姿勢や疲労の蓄積、歩き方、靴が合っていないなども大きく関わってきます。
損傷した(亀裂が入った)半月板は手術なしでは回復が難しいですが、体の調整をしていくことで、日常生活での膝の痛みが、気にならない程度まで回復する人は多くいます。
半月板損傷と病院でいわれ、膝をかばいながら生活をしている方は、体の調整をすることで日常での膝の痛みが、気にならないほど回復することもあります。
何もしていない方は、早めの対処をお勧めします。
松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院
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