2015年10月3日 : 腰の痛み
腰痛の原因
腰痛の原因にはいろいろあります。例えば、腰椎の圧迫骨折、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、すべり症など、腰椎が直接関係して起きる腰痛です。また、直接腰とは関係がないような内臓の病気などからも腰痛の原因になることもあります。
しかし、ほとんどの腰痛が、病院で検査をしても原因がわからないというのが現状です。
例えば、中腰で重いものを持ったときなど関節や筋肉に強い負荷がかかることにより起こったり、運動不足、中腰での作業が多い、睡眠不足、肥満(反り腰)、姿勢、血行不良による筋肉疲労、内臓の疲労など日常生活の積み重ねで腰痛が起きます。
腰痛の種類
椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、骨粗鬆症、腰椎分離症、すべり症、変形性腰椎症、筋筋膜性腰痛、腰痛症(原因がはっきりしない腰痛)などがあります。
症状(腰痛症)
くしゃみで痛みがでる、寝がえりで痛みがでる、座っていて立つときに痛みがでる、中腰での作業ができない、靴下を履くのが辛いなど、動作時の痛みがあります。
治療
生活をしていると一度は、腰に痛みがでたり、腰が重だるかったりした事があるかと思います。腰痛があっても治療に行く人もいれば、治療に行かない人、治療に行きたくても行けない人がいます。
治療に行く人と行かない人ではどのような違いがあるのでしょう?
治療に行く人
・痛みで仕事ができない
・支えなしでは歩けない
・長時間の車の運転が痛みでできない
・腰の痛みで子供と遊べない
・朝目が覚めた時に腰の痛みで直ぐに起きれない
・痛みで運動ができない
・痛みが出るため動く時に常に腰をかばう
座って立つときに痛みでスッと立てない
など、日常生活に支障が出るために行く人が多いと思います。
では、治療に行かない人、行けない人はどのような人がいるでしょうか?
・病院が嫌いで我慢する人
・腰痛があっても日常生活に支障が出ないので治療に行かない
・慢性で腰痛があるのは仕方ないと思っている人
・どこに行ったらいいのかわからない
・小さい子供がいるために自分の時間がとれない、
・忙しくて時間が作れずに治療に行けない
などが考えられます。日常生活にそれほど支障が出ないために治療の緊急性が低い方が多いのではないでしょうか?
腰痛により、日常生活に支障がでたり、今までできていた事ができなくなるとその悩みを改善しようと治療に行く必要性がでてきます。しかし、痛みを我慢していたり、痛みが出ても数日すると治まっていくため、そのまま何もせずにほっておくと、いざ日常生活に支障が出るような腰痛が起きた時に治療が長引く恐れがあります。
腰を痛めた時や、腰に嫌な違和感が出た時などは、早めに病院や治療院に行き、適切な治療を受けられる事をお勧めします。
腰痛が起こるのは、日頃の生活習慣が大きく関係していると考えられます。では、腰痛の治療や、日常生活で気をつける事、自分でできるケアとはどのようなものがあるのでしょうか?
病院での治療
・湿布を貼る
・薬をもらう
・手術をする
・痛み止めの注射をする
・温める
・電気をするなど
整骨院(整骨院)、鍼灸院、マッサージ院、整体院での治療
・電気治療
・鍼
・マッサージ
・整体など
大きく分けるとこのようなになります。
日常で気をつける事
下にある重いものを持つときは、片膝をついてしゃがみ、膝を使って持ち上げる(腰痛持ちの人は、痛みが無くてもこの持ち方を心がけてください)。足を組む時には片足ばかりではなく交互に組む(歪みの原因にもなるので組まないに越した事はありません)、正座の時足を崩す方は、同じ方向ばかりに崩さないようにする、腰痛持ちの方は、椅子に座る時に浅く座る方が多いですが、深く座り背筋を伸ばす(常に背筋を伸ばして座る事は難しいので、意識して姿勢が悪くなってきたと思ったら背筋を伸ばすようにしてください)
ケア
お風呂にゆっくりつかる(目安としては15分、あまりに熱いと心臓に負担がかかるので適度な熱さにして下さい)
ストレッチをする
適度な運動をする
最後に
いざ治療に行って、先生に自分の症状を話そうとしてもうまく話せなかったり、伝えたい事が言えなかったりという事があります。先生に自分の症状、悩みを理解してもらうためにも病院に行く前にどういう時に痛みがでるのか、何をするのが辛いのか、今の症状によって出来なくなった事はないかなど、前もって整理しておくといいでしょう。