2018年7月1日 : 未分類
あなたの足のつっぱり感やしびれ、感覚障害が起こるのは首が原因かもしれません!!
足にしびれや感覚障害などの症状があると腰から下に問題があると思う人が多いと思います。腰椎椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症、などは聞いたことがあるかもしれません。腰の神経が圧迫されることで、足にしびれや、痛み、感覚異常、歩行困難などの症状がでます。
しかし、腰が原因ではなく、首が原因で足に症状がでることもあります。今回は、首が原因で足にしびれや、痛み、感覚障害がでるものにはどのようなものがあるのか書いていきます。
目次
1、頚椎とは
2、頚椎の神経根の圧迫
3、頚椎の脊髄の圧迫
4、頚椎の脊髄圧迫の症状
5、最後に
1、頚椎とは
首の骨は7つあり、頚椎と呼ばれます。一般に首から腰までの骨を背骨呼ぶ人も多いのではないでしょうか?背骨は頚椎、胸椎、腰椎、仙椎(仙骨)という部分に分けられます。仙骨を除いて背骨の一つ一つを椎骨と呼びます。頚椎は椎骨が7つ連なってできています。
頚椎の中心部には空洞(脊柱管)があり、そこに脳からの命令を全身に送る神経の束である脊髄が通っています。連なった椎骨の間(椎間孔)からは、手や背中に走る神経の枝である神経根が左右に伸びています。
それら、脊髄や神経根が圧迫されると様々な症状がでます。
2、頚椎の神経根の圧迫
頚部の神経根が圧迫を受けると後頭部や頚部を中心に背中にかけての痛みやしびれを引き起こします。また、首を動かすことで、痛みが強くなるという特徴があります。上半身の運動や感覚を司る神経が圧迫を受けることで、肩甲骨周りから腕全体に痛みが広がるほか、しびれや感覚障害などの症状も引き起こします。
この神経根の圧迫は、片側を主とすることが多く、それに伴い痛みやしびれ、感覚障害といった症状も片側のみに現れることが多いとされています。
3、頚椎の脊髄の圧迫
頚部脊髄が圧迫を受けると上半身だけではなく、下半身にも神経障害が生じます。頚椎の脊髄圧迫を引き起こす原因には、頚椎椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、頚椎症、脊柱管狭窄症などがあります。
頚椎椎間板ヘルニア
椎骨と椎骨の間には、椎間板というクッションのような軟骨があります。椎間板ヘルニアとはこの軟骨から髄核が後方もしくは後側方へと脱出して、神経が圧迫されることで症状がでます。
後縦靭帯骨化症
頚椎を縦につなぐ靱帯が後縦靭帯と呼ばれます。後縦靭帯骨化症とは、この靱帯が厚く盛り上がり、骨のように硬くなり、徐々に脊髄を圧迫します。
頚椎症
頚椎が加齢で変形し、骨に棘(骨棘)ができたり、靱帯が肥厚して神経を圧迫します。
脊柱管狭窄症
様々な原因で脊柱管が狭くなり脊髄を圧迫します。
4、頚椎の脊髄圧迫の症状
脊髄が圧迫されると首、肩、腕、手の症状だけでなく、足のつっぱり感、歩行障害、膀胱直腸障害(排便や排尿がコントロールできない)足のしびれ、筋力低下、筋委縮、足の痛みなどの症状が生じ、日常生活に支障をきたす場合もあります。
5、最後に
症状が進み、日常生活に支障が出てくる場合は手術も必要になってきます。進んでしまうと手術をしても障害が残る場合もあります。痛みやしびれ、違和感があれば早めに病院を受診しましょう。症状が軽い段階では手術をすることは少なく、保存療法で症状が緩和していくことが多いです。
日頃の姿勢や食生活を見直すことや、体の調整をすることも症状をとるためには大切です。
松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院
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