冷え性対策どこでもできる3つのツボ
冷え性で、手足が冷え、寝つきが悪いなど、他にもつらい思いをしている人は多いと思います。
冷え性といっても、どういうものなのか知らない人も多いと思いますので、今回は冷え性についてと、ツボを刺激する冷え性対策を紹介します。
目次
1、冷え性とは
2、体温の維持
3、男性に比べ女性が多い理由
4、冷え性の症状が出るのは冬だけではない
5、冷えは万病のもと
6、冷え性の対策
7、冷え性に使うツボ
8、まとめ
1、冷え性とは
冷え性は女性に多い症状で、女性の半数以上が冷え性だといわれています。実際に当院に来院さる女性の7割以上が主訴とともに冷えの症状があります。
冷え性を低体温と認識しがちですが、冷え性は体温が何度以下の人をいうのではありません。
体温が36℃未満の人を低体温と呼びますが、低体温の人すべてが冷え性ではありません。
冷え性は、多くの人が寒さを感じないくらいの温度でも、手足、下半身など体の一部や全身が冷えてつらい症状になります。
2、体温の維持
人の生命活動を維持する上で大切な働きをしている酵素の働きは、37℃で最も高まります。内臓がある体の中心部の温度を常に37℃に保つために、環境の変化に応じて体温を調整するようにできています。
暑いときは血管を拡張させ、血液量を増やすことで熱を下げようとします。また、汗を出すことで熱を下げます。
寒いときは、血管を収縮させて熱を逃がさないようにし、内臓がある体の中心部に血液を集めて、体温を維持しようとします。そのため、血液が行き渡りにくくなった手先や足先は、温度が下がります。
寒いときに体が震えるのは、筋肉を動かすことで熱を作り出そうとする反応です。
3、男性に比べ女性が多い理由
女性は男性と比べると、熱を作り出す筋肉が少ない、貧血や低血圧の人が多いことなどがその理由だといわれています。
また、月経の影響などで、腹部の血流が滞りやすいといったことも、女性に冷え性が多い理由です。
4、冷え性の症状が出るのは冬だけではない
冷え性と聞くと冬を思い浮かべますが、夏も冷え性で悩んでいる人は多くいます。
夏にも冷え性が多くみられる理由
夏は外の暑さで汗をかき、冷房の効いた室内で体が冷やされ、汗が乾くときに熱が奪われます。
また、暑い外と冷房の効いた室内の出入りによる、自律神経のバランスの乱れが、冷え性の原因となってしまいます。
これに加え、冷たい飲み物を飲む、暑いからと湯船に入らずシャワーですませるといった夏の生活習慣も、冷え性の原因となります。
5、冷えは万病のもと
東洋医学では冷えは万病のもとともいわれています。
冷え性を訴える人には、片頭痛、肩こり、腰痛、便秘、生理痛、不眠、他にも様々な症状がある人がいます。
6、冷え性の対策
冷え性に対する対策としては適度な運動、湯船に入り体を温める、食生活を見直す(体を冷やす食べ物が多い人は、体を温める作用のある食事を多くとるようにする)など他にもあります。
7、冷え性に使うツボ
三陰交(さんいんこう)・・・このツボは、足の内側を通る脾、腎、肝の3つの経絡が1つに交わるところになります。このツボは女性の諸症状に作用することから、婦人の三里とも呼ばれています。
場所・・・内くるぶしの一番高いところから指4本目にあたる骨の際にとる
※注意・・・妊娠初期の女性には禁忌のツボとされているので、妊娠中は控えて下さい。
気海(きかい)・・・丹田という言葉をきたことがある人もいると思います。気海のツボは丹田をさします。東洋医学では気が集まる場所だといわれています。
場所・・・お臍より指2本分下にあたるところ
指の腹で軽く押すだけでもいいですが、カイロなどで温めるのも効果的です。
復溜(ふくりゅう)・・・副腎の働きを高める作用があるとされています。
場所・・・内くるぶしの一番高いところから指3本分の高さで、アキレス腱の際にとる
押す時はアキレス腱を挟むように親指で押す
刺激の仕方
刺激をする場合は指の腹を使い、心地いいぐらいで数回押してください。多く刺激すればいいわけではありません。少しの刺激でもいいので、一日数回押してみて下さい。
8、まとめ
冷え性についてご紹介しました。
今回冷え性対策にツボを紹介しましたが、自分にあった冷え性の対策をぜひ探してみて下さい。
松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院
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