炎症のある怪我にはアイシングが効果ありますよ

2017年7月25日 : 腰の痛み,膝の痛み

 

 

 

腰を痛めた時はどうしたらいいのか?

 

 

腰痛には急性と慢性の痛みがあります。一般的には急性の痛みは患部を冷やし慢性の痛みは患部を温めなさいと言われています。

 

 

急性腰痛とはいわゆるぎっくり腰のことです。

ぎっくり腰とは腰に急激に負担がかかり患部に炎症が起こり痛くて動けない状態、日常生活ができずひどい症状に場合寝た状態から動けなくなります。

 

 

ひどいぎっくり腰になった人はトイレに行くのも這って行ったり、寝返りが打てなく痛みのために熟睡できなくて睡眠不足になる人もいます。

 

 

ここでは急性期の痛みの際に患部に対してどのように対処してらいいのかお伝えします。

 

 

 

1.急性期の怪我のアイシングの意味

 

2.アイシングの方法

 

3.アイシングの効能

 

 

 

 

 

1.急性期の怪我のアイシングの意味

 

 

 

急性期の患部には熱が出て来ます。

捻挫をした時などボンボンに腫れて熱くなりますよね?

怪我をしたときに体の組織に傷ができます。

 

 

 

傷を治すために必要な成分を運ぶために血が患部に集まります。

血がたくさん集まるので患部が熱くなります。

 

 

傷を治すための必要な血なのでたくさん集めたいところですが、あまり集まりすぎても十分に回復しきれません。

 

 

 

休日の高速道路なんかはジャンクションなどで渋滞が起こりますよね?

急いでいるときはとてもイライラします。

 

 

 

 

同じように怪我をしたところも血の渋滞が起こると思ってください。

治すための材料を運んでいるのに患部にスムーズに運べないのです。

 

 

 

血の渋滞を患部に起こさせない方法としてアイシングがあります。

 

 

 

患部を十分位冷やして炎症を抑える効果もありますが、脳に対して患部の炎症がなくなったと錯覚を起こさせて必要以上に血を患部に集まらなくさせます。

 

 

 

 

 

2.アイシングの方法

 

 

 

 

急性期の怪我の時は患部を氷嚢(氷水)やアイスノンを使って15〜20分直接患部に当てて冷やし1時間以上開けてからまた冷やすと言うことを繰り返すようにしましょう。

 

 

 

アイスノンは柔らかいのを使用してください。

ケーキを買ったときにつけてもらう硬い保冷剤は冷えすぎて凍傷になる危険性があります。

 

 

 

氷嚢の作り方:10〜15個氷をビニール袋の中に入れてその中に水を氷が浸るくらいまで入れてビニール袋の空気を抜きビニール袋の口を強く縛ります。氷の表面が軽く溶けるまでビニール袋を20回くらい揉んでください。

 

 

 

 

アイシングの効果は炎症が起こっている患部を冷やすことで炎症を抑制して痛みの出ている患部の組織の障害を軽減します。

 

 

 

急性期は怪我をしてから72時間だいたい3日間です。この期間にアイシングをしていれば間違いはないと思ってください。

 

 

 

 

とはいえ4日5日と経過しても激痛が続く場合はアイシングして痛みがマシになるなら継続してアイシングをして頂いてもいいです。

 

 

 

 

 

1週間しても痛みが引かない場合は病院で痛み止めをもらうのもいいでしょう。

 

 

 

急性期の痛みに対しての処置にはRICEという処置が有名です。

 

 

 

Rest(安静)

 

Icing(冷却、アイシング)

 

Compression(圧迫)

 

Elevation(挙上)

 

 

 

 

急性腰痛などElevation(挙上)はどう考えても不可能な箇所の怪我の場合は安静にして患部を冷やしテーピングやコルセットなどで患部を固定するのが大事になります。

 

 

 

 

 

3.アイシングの効能

 

 

 

 

急性期の怪我の場合患部に炎症が起こっているので冷やすことにより患部に血が集まりすぎて組織を圧迫させすぎないようにする効果があります。

 

 

 

 

一定の時間冷やすことで感覚を麻痺させ神経系の高ぶりを抑制し痛みを感じにくくすることができます。

 

 

 

 

ここからは私見ですが、アイシングの効果として支えるべき筋肉の硬化をすることができるです!

 

 

 

これはどういうことかというと、例えばぎっくり腰になった患者さんを診させて頂いているとひどい人だと自分の体をまともに支えきれずに傾いて来院されます。

 

 

 

これは腰の周りの支えが弱っている状態になっているので冷やすことで強くなければならない筋肉を冷やすことによって硬化させるわけです。

 

 

 

チョコレートを想像してください暖かいところだと溶けますが冷たいところはすぐに固まります。

 

 

 

ぎっくり腰によって負担のかかっている腰の筋肉をコルセットの状態にしてあげるわけです。

 

 

 

 

アイシングはぎっくり腰に限らず打撲や捻挫や肉離れなどの急性の怪我の患部の炎症を抑えるのには有効です。

 

 

 

 

怪我をする箇所によっては炎症を放置していると患部の周りの組織を圧迫しすぎて問題のない組織が壊死してしまい予後が悪くなってしまうこともありますので注意が必要です。

 

 

 

 

特にスポーツ選手の場合軽い捻挫でも適切な患部の処置をしていないと数ヵ月後、最悪その後のスポーツ人生や日常生活にまで支障が出る場合があるので怪我をした時はすぐにアイシングをしてその後適切な治療をしてもらうようにしましょう。

 

 

 

 

ちなみに怪我をした際に冷湿布を貼ったりしますよね?

冷湿布自体に冷却の効果はありません。

 

 

 

 

ただ鎮痛剤としての効果はありますので冷湿布を貼って楽になるのでしたら患部に貼って頂いても良いと思います。

 

 

 

適切にアイシングをしてその後の患部の処置もしているのに、なかなか患部の状態が回復してこない場合は適切な処置をしてくれる治療院に行きましょう。

 

 

 

 

 

当院でも急性期の怪我の処置はしております。

 

 

もちろん、慢性化してしまった場合でも対応していますのでお困りの時は連絡してくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

  松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院

  ☎︎0120−405−100

 

 

 

 

  その他の腰痛でお悩みの方はこちら

 

 

 

  お客様の声はこちら

 

 

 

 

 

 

 

意外と知らない中腰でモノを持って腰を痛めた時の対処法

2015年10月14日 : 腰の痛み

ぎっくり腰が起きた時の対処法

腰を痛めた事があるという方は多いと思います。重いものを持とうとした時や、靴下を履こうとした時、転倒して痛めたなど、動作を起こした時や衝撃を受けたときにでる腰痛。

運動不足、中腰での作業が多い、睡眠不足、肥満(反り腰)、血行不良による筋肉疲労など日常生活の積み重ねで起こる腰痛。

 

痛みの度合いにもよるとは思いますが、自分でできる対処法として、

腰を痛めた時はどうしていますか?

安静にしている、冷やす、温める、シップを貼る、痛みを我慢して動かす、何もしないという方もいたり、病院や、鍼灸院、整骨院、整体院、カイロなどの治療院へ通う方もいるのではないでしょうか?

 

ここでは、ぎっくり腰など急に痛めた時の腰痛(急性腰痛)の対処法をお伝えいたします。

 

腰を痛めた時に温めたら良いか、冷やしたら良いか迷いますよね。何となく温めたほうがいいんじゃないかと思い、お風呂にゆっくりつかったり、冬場などにはカイロで温めたりする方もいるのではないでしょうか? 

実際温めるとその時や、その直後は楽になったと感じる事もあるとは思いますが翌日には痛みがひどくなっているという事があります。急に痛めた場合は、炎症していますのでまずは炎症を抑えるためにしっかり冷やして下さい。

 

炎症とは?

外傷・火傷、細菌の侵入、薬物・放射線の作用などに対して、生体に起こる防御反応。体の一部に充血・腫れ・発熱・痛みなどの症状を起こすこと。

 

なぜ、急に痛めた腰痛は冷やした方がいいのか冷やす目的は?

 

1つの目的としては、血管を収縮させる作用があります。

 

冷やすことにより血管は収縮し、冷やしている周辺に流れる血流の量は減少します。そのことにより、患部から出血している場合の出血量を減少させることができます。

毛細血管の透過性と細胞の新陳代謝を減少・低下させ、内出血時の二次的低酸素障害の発生を防止する目的があります。

 

細胞は血液を介して必要な栄養・酸素を得ています。しかし内出血を起こすと、損傷した細胞膜や毛細血管から流出した細胞液・血液が細胞内に溜まって周囲の毛細血管を圧迫して血液の流れを阻害し、周辺の細胞組織への栄養・酸素の供給が断たれてしまいます。周辺の細胞組織への栄養・酸素の供給が断たれる状態が続くとそれら細胞は死滅してしまいます。これを二次的低酸素障害といいます。

冷やすことは二次的低酸素障害の発生を防ぐ効果があります。

 

冷やした個所は局所的に毛細血管の透過性(細胞の内部で体液・細胞を通過させ、運ぶ働き)が減少します。それにより損傷した血管から流出する細胞液・血液の量が減少します。さらに冷やした個所は局所的に細胞の新陳代謝が低下し、少ない酸素や栄養素で細胞が活動できる環境を作り出すことができます。それにより患部に流出し、損傷した細胞膜や毛細血管から流出する細胞液や血液の量を減少させることができます。このように冷やすことで、内出血の際に流出した細胞液・血液が細胞内に溜まることによって引き起こされる二次的低酸素障害を防止することができます。

 

内容が難しくなりましたが、簡単にいうと炎症が起きると炎症が起きた箇所だけではなく周りの組織にも影響がでます。冷やすことにより炎症を最小限にとどめます。

炎症がひどい時に温めてしまうと逆効果になり炎症を広げてしまいます。

 

2、痛感神経を麻痺させ、筋スパズムを軽減させる効果があります。

 

冷やすことには痛感神経を麻痺させ、患部に痛みがある場合の脳への痛みの伝達を弱めることができます。このことは、筋スパズムを軽減させることに繋がります。筋スパズムとは、特定の筋肉や関節を痛めた際に患部から脳に痛みが伝わり、それを受けて脳から周辺組織に対して筋肉を硬直させるよう命令が出されることをいいます。筋スパズムが起こると痛みが増し、そのことがさらなる筋スパズムを引き起こすという悪循環が生じてしまいます。冷やすことによって痛感神経が麻痺すると脳への痛みの伝達が弱まり、その結果筋スパズムの程度が減少します。

 

冷やし方

ビニール袋を用意し、氷を15~20個ぐらい入れ、さらに水を少量加えます。

※水と氷を混ぜて使えばその温度は零度になるので凍傷を防ぎます。

アイスノンなどの保冷材を使用する場合はタオルか布を巻いて使用して下さい。

 

冷やす時間

15分を目安に冷やして下さい。アイスノンなどの保冷材を使用する場合は冷やし過ぎて凍傷にならないように注意して下さい。

 

 

 

最後に

急性の腰痛に対しては痛めたらすぐに冷やしてください。そうすることにより、炎症を抑え早期回復に繋がります。

痛みがひどい方はそれから病院や治療院に行くといいでしょう。

 

その後1~2時間に1回のペースで繰り返して下さい。

痛めてから3日は冷やして下さい。

1 / 1

ページトップへ戻る

ページを閉じる