2017年9月16日 : 肩こり
あなたの肩の痛みは石灰沈着性腱板炎かもしれません!!
五十肩の症状と似た症状で石灰沈着性腱板炎というものがあります。あなたのその肩の痛みは五十肩ではなく石灰沈着性腱板炎かもしれません。
目次
1、石灰沈着性腱板炎とは?
2、症状
3、診断
4、治療
5、まとめ
1、石灰沈着性腱板炎とは?
石灰沈着性腱板炎は40代~50代の女性に多く、肩関節の腱板という組織に石灰が沈着して起こります。
なぜ石灰が溜まるのかは不明で、石灰が溜まっても痛みが出ない方もいます。
なんらかのきっかけで、泥状の石灰が腱板周囲(肩峰下滑液包)に流れ込むことで炎症を引き起こし、急激な痛みを引き起こします。
石灰は、はじめはミルク状のものが、時間が経つにつれ、歯磨き粉のような泥状のものに変わり、さらに硬い石膏状のものに変わっていきます。
2、症状
肩をぶつけたなど思い当たる原因がないのに、夜間に突然肩関節が痛みだし、睡眠に支障が出たり、肩が動かすことが困難になります。
発症後1~4週間に強い痛みが出る急性型、中程度の痛みが1~6か月続く亜急性型、運動時痛などが6か月以上続く慢性型に分けられます。
3、診断
レントゲン撮影やCT検査、超音波検査で肩に石灰像が見られます。
4、治療
石灰成分は自然と体に吸収されることが多いのですが、残る場合もあります。
急性の場合は日常生活に支障が出るほどの痛みが出るのでその痛みを早く取るために、ステロイド剤を石灰沈着部位に注射をしたり、石灰を注射針で吸引する方法があります。
ほとんどの場合これで痛みが緩和されます。
石灰が固まり、何回も痛みを繰り返す場合は衝撃波で石灰を砕いたり、関節鏡で石灰を取り除く手術をする場合もあります。
亜急性型、慢性型の場合は肩関節の動きが悪くなってしまうこともあるので、病院や治療院でのリハビリやストレッチをすることで早期改善にもなります。
5、まとめ
痛めた原因がないのに、急な激しい肩関節の痛みが出た時は、まず病院で検査を受けて下さい。病院でしか診断はできません。
急性の石灰沈着性腱板炎であれば、病院での治療ですぐに痛みとれていきます。
亜急性型、慢性型の場合は動かせる範囲でリハビリ、ストレッチをしていくことで、肩関節の可動域を広げ、早期回復につながっていきます。
松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院
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