腰の右側に痛みが出る人の5つの改善方法

2016年3月7日 : 腰の痛み

腰痛は、お年寄りだけでなく、働き盛りの若い人たち、さらには10歳代、20歳代の学生にまで起こりうる症状です。腰の痛みは、仕事や家事、学業の最中にも出現し、運動を制限したり、集中力を低下させたりします。

特に、座り方や歩き方の問題から、身体バランスが崩れている場合には、この腰の痛みが片側だけに生じることも少なくありません。

右利きの人は、特に重心が右へと偏倚しやすく、右側の腰の痛みとなって現れます。

しかし、ただ腰が痛いだけで病院に行くことには抵抗がある方や、忙しくて病院に行く時間がない方もいらっしゃるかと思います。そうした際に、個人で取り組むことができる腰痛の改善方法はないのでしょうか。今回は、右側の腰の痛みの改善方法についてまとめてみます。

 

十分な休養をとる

右側の腰の痛みが生じる原因には、さまざまなことが考えられます。

筋肉の使い過ぎによる疲労の蓄積・筋緊張の高まり、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症による神経圧迫、内臓疾患などはそれぞれ右側の腰の痛みを引き起こす可能性があります。

このような痛みに対して、筋肉の使い過ぎはもちろん、神経圧迫を引き起こす運動器疾患の急性期、内蔵の不調に対しては、まず身体を休めて十分な休養をとることが大切です。

 

特に、忙しくて睡眠不足に陥っている方には、まず十分に眠るということが効果的です。睡眠は、身体の疲労を取り除き、調子を整えるために大切です。30分や1時間だけでも長く寝ることを試してみましょう。

また、普段から忙しく、寝る直前まで興奮状態にあるような方などは、睡眠時にも交感神経が働いてしまい、十分に身体を休めることができていない場合も考えられます。筋肉の疲れを取り除いたり、内蔵の調子を整えたりするためには、睡眠時には副交感神経の活性化と交感神経の抑制を促す必要があり、交感神経が活性化した状態では眠りが浅くなってしまいます。

寝る前には、パソコンやスマートフォンの使用、カフェインの摂取は控えるようにしましょう。反対に、入浴やストレッチ、趣味などでリラックスした状態で、布団に入ることで、副交感神経が優位となった良質な睡眠をとることができます。

 

適度な運動

反対に、デスクワークの増加などによって、運動不足が右側の腰の痛の原因となる方も増えてきています。そういった方には、軽めの運動を行うことをオススメします。運動といっても、激しい運動を行う必要はありません。

軽いジョギング程度で良いので、身体を動かす習慣をつけましょう。歩くというのは、足腰の筋肉、さらには肩周り、腕の筋肉と、全身の筋肉を非常に効率よく使うことができる有酸素運動です。

 

さらに、年をとるにつれて、下っ腹が前に出た肥満体型になる方が増えていきます。肥満による体重増加は腰にかかる負担を高める上に、下っ腹が出た姿勢というのは腰椎の形に影響を及ぼし、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症のリスクを高めてしまいます。

また、運動は血圧の低下にも効果的なことはよく知られています。血圧は、尿量の調節に関わる腎臓とも深く関連しており、腎臓の疾患が腰痛に似た症状を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

 

腹筋を鍛える

腰の筋肉を使いすぎてしまう原因の1つとして、腹筋が上手く使えていない、腹筋の筋力が低下していることがあります。

本来であれば、立った姿勢や座った姿勢は、前を腹筋群、後ろを腰周りの筋肉が支えることで保たれています。

ところが、腹筋が弱い人は、その分腰周りの筋肉が頑張る必要があるため、腰の筋肉や腰椎、靭帯への負担を高めてしまうのです。そのため、腹筋を鍛えて、腰への負担を軽減することも大切です。

 

腰を暖める、冷やす

筋肉が凝り固まった痛みであれば、筋肉の緊張をほぐしてあげることが必要となります。そのために、筋肉を暖めるという手段は有効です。入浴や温タオルなどによって、筋肉を暖めることで、筋肉への血流が改善し、緊張が緩和します。

 

一方、筋肉が炎症を起こしている際、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアの急性期においては、冷やすことで痛みが緩和することも多いです。

冷やすときには、直接氷などを当てるのではなく、タオルでくるんで、ゆっくりと時間をかけて冷やすのが良いでしょう。暖める方法と、冷やす方法、真逆の対策ですが、実際に行ってみて、自分にあった方法をとるのが良いでしょう。

 

ストレッチ

筋肉の疲労をとるには、ストレッチも非常に効果的です。

特に、お風呂上がりなどの筋肉がほぐれて、血行が良くなっているときに行うのが良いでしょう。ストレッチを行うときは、無理に急激に筋肉を伸ばすのではなく、じっくりと気持ちが良い程度に伸ばしていくことを意識しましょう。筋肉が硬く、運動が制限されていると、その分腰椎へかかる負荷も増加していきますので、筋肉をほぐして柔軟に動けるようにしておきましょう。

ただし、ストレッチを行った際に、かえって症状が悪化するようなことがあれば、それ以上行うのはやめておきましょう。

 

腰痛が起こる原因は、本当に人によってさまざまであり、その改善にも人によって合う方法・合わない方法があります。ご自身に合った腰痛の解消法を見つけるとともに、自己判断だけでは無理をしすぎず、専門家の意見を仰ぐことも重要です。

 

 

 

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首の痛みが出たら行くべき5つの病院

2016年2月27日 : 肩こり

首に痛みを感じたら、皆さんはどのように対応しますか?マッサージや整体へ行ってみたり、ヨガでストレッチをしたり…。この方法はどれも間違いではありませんが、大事なことは正確な診断を受けることです。

 

今回は、首の痛みを感じた時にどのような病院、に行けばよいのかをお話します。

 

急性か慢性か

首の痛みが急に来た場合、緊急性が高いものが多いため注意が必要です。交通事故後、運動後、転落後など、原因がはっきりしていることも多く、そのほとんどは首の筋肉・骨・神経/頸髄が原因であるため、整形外科、あるいは救急外来の受診をすすめます。

 

中規模以上の病院では、CTやMRIといった画像検査も完備しているため、症状がひどい場合は、医院やクリニックよりも病院を受診したほうがスムーズかもしれません。

 

思い当たるきっかけがなく急に頸部痛が生じた場合は、筋肉や骨、神経以外の原因も考えられます。しかし、生活習慣病など明らかな基礎疾患がなく、頸部痛以外の症状が特にない場合は、まず整形外科でよいでしょう。

 

慢性の頸部痛の場合は、緊急性は低く、一番多いのが整形外科関連の病気(頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、ストレートネックなど)です。頻度から考えると、まず整形外科受診でよいと考えられます。

 

どの科にかかればいいの?

首の痛みには、痛みの部位や急性か慢性か、伴う症状(随伴症状)などによって異なる原因が考えられます。首の痛みのほとんどが、首または首周囲の筋肉・骨・神経によるものですが、それ以外の原因の場合、受診する専門科が異なります。

 

そこで、ここでは以下のように受診する科に分けてお伝えします。

・救急外来

・整形外科

・耳鼻咽喉科/頭頸部外科

・一般内科・消化器内科

・かかりつけ医(家庭医)

 

救急外来

救急外来の受診は、救急車かウォークイン(歩いての受診)があります。交通事故、転落事故などで首に強い衝撃をうけた場合は、無理に体を動かさずに救急車を呼びましょう。

 

交通事故で多いのが、むちうち症ですが、事故後数日経ってから症状が現れることがあります。救急外来受診でもレントゲンを撮ってもらえますが、後日整形外科受診しなければならないため、初めから整形外科を受診するのも一つです。

 

原因がはっきりしない頸部痛が「急に」起こった場合は、胃・心臓などの内臓も含めてある程度の基本的な検査が必要となることがあります。頸部痛で見つかった心筋梗塞の例も報告されているため、中年以降でリスクが高い人は救急外来をすぐ受診することをすすめます。

 

整形外科

首の痛みのほとんどが、筋肉・骨、神経といった整形外科領域が原因です。日本ではすぐに整形外科専門医に診察してもらえるのが利点です。初めて病院にかかる場合や、手足のしびれ・筋力低下、知覚の低下といった症状も認める場合は、CTやMRIが受けられる中規模以上の病院がオススメです。レントゲンでは骨以外の評価が難しいためです。

 

整形外科では、神経ブロック注射といった専門的な治療を受けられることや、リハビリ施設を兼ね備えて、リハビリ治療を同施設で受けられるところも多くなってきました。

 

耳鼻咽喉科/頭頸部外科

口・のど・鼻の感染症は耳鼻咽喉科の領域になります。耳鼻咽喉科/頭頸部外科領域の病気(上気道感染症、腫瘍など)は、首の運動に関わらず痛むことや、首のしこり、圧痛(押したら痛い)があるといった特徴があります。

 

日本では、耳鼻咽喉科と頭頸部外科がセットになっているので、整形外科領域以外の頸部の病気はほぼすべて耳鼻咽喉科が扱います。しかし、お腹の症状(下痢、嘔気嘔吐)がある場合は一般内科にかかりましょう。

 

一般内科・消化器内科

まれに、食道疾患、胆のう・胆管疾患、胃疾患のために首または首周囲に痛みを生じることがあります。この場合、首を動かしたら痛むのではなく、食前後や、体位によって症状が増減し、症状に左右差(右頸部痛など)があることが多いのが特徴です。

 

随伴症状として、腹痛、吐き気・嘔吐、発熱などが一緒に生じることがほとんどです。

 

かかりつけ医(家庭医)

かかりつけ医あるいは家庭医が日本でも徐々に増えてきました。特に大きな医療機関がない地方では、かかりつけ医の需要が高まっています。診察能力が非常に優れていて、地域に密着した治療を行う患者の強い味方です。高齢者の一人暮らしでは、往診にも対応しているところがあります。

 

かかりつけ医の診療所・クリニックでは、詳しい画像検査ができず、また、かりつけ医は整形外科や耳鼻咽喉科の専門ではありませんが、問診や診察、血液検査や心電図などで、緊急性がある病気かそうでないのかの判断をしてもらえます。そして、専門医の治療が必要な場合は紹介状を書いてくれます。大きな病院が遠方で受診が難しい場合は、かかりつけ医に相談してみるもの一つです。

 

 

 

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首の痛みが出る5つの症状

2016年2月26日 : 肩こり

首の痛みには、筋肉が凝り固まることによる「首のコリ」と、「首の疼痛」の大きく2種類に分けられます。さらに、筋肉、神経、骨、内臓など原因部位によって伴う症状(随伴症状)が大きく変わります。

 

今回は、この首の痛みと随伴する症状について詳しくお伝えします。

 

原因部位によって異なる症状

首のコリ・痛みは様々な原因でおこりますが、下記のように部位別に分けると理解しやすくなります。

 

・首のコリ・疼痛

  ・首の筋肉によるもの

  ・頸椎の圧迫・変形によるもの

  ・頸髄の圧迫・損傷によるもの

  ・内臓疾患による関連痛

  ・腫瘍、感染症によるもの

 

では、それぞれについて詳しくお伝えします。

 

1.首の筋肉によるもの

「姿勢の悪さ・骨格のゆがみ」や、「寝違え」により首の筋肉を酷使したり、無理に引き延ばすと、首の筋肉が硬くなり「首・肩こり」を生じることがあります。症状がひどい場合は、「頭痛、慢性的な疲労感、呼吸苦、のどのつまり感」など様々な症状を随伴することがあります。

 

事故による「頸椎捻挫」は、首の筋肉に大きな負担がかかることによっておきますが、「首を動かす時に痛み」があります。

 

2.頸椎の圧迫・変形によるもの

「頸椎症」は上下の頸椎の椎間板や頸椎自体が、加齢などによって変形して、進行すると末梢神経や脊髄を圧迫する病気です。「首を動かす時の痛み」に加えて、神経が圧迫されると「障害された神経の症状」が伴います。神経症状については次の項で詳しく述べます。

 

交通事故で「頸椎損傷」した場合、骨膜には痛みの神経が通っているため、「骨折による痛み」を感じます。特に首を動かすと痛みがあります。

 

3.頸髄の圧迫・損傷によるもの

「頸椎椎間板ヘルニア」および、交通事故や転落、落下物の衝突やスポーツ(ラグビー、アメフト、器械体操、プールの飛び込みなど)による「脊髄損傷」では、圧迫されている神経部位により現れる症状が異なります。

 

「完全麻痺」と「不全麻痺」があり、損傷された脊髄よりも遠位(おしり側)の運動・知覚の障害がでます。完全麻痺では、損傷により完全に機能が障害された状態(運動機能と知覚機能が完全に麻痺した状態)で、不全麻痺では機能の一部が障害を受けた状態です(知覚のみある場合、筋力がある程度に残っている状態など)。

 

脳からおしりにかけて伸びている脊髄は、頭側から頸髄、胸髄、腰髄、仙髄、尾髄(人間では退化しています)に分けられます。首にある頸髄は8つ(首の骨である頸椎は7つ)あり、上からC1〜8と呼び、それぞれが、異なる身体の運動や知覚(温痛覚、触覚)を少しずつ分担しています。そのため、C1〜8のどこが障害をうけたか、また完全麻痺か不全麻痺かで、予後が大きく変わってきます。

 

例えば、C3〜4は横隔膜を動かす神経に関わっており、この部位よりも頭側(C1〜4)で障害をうけた場合は、身体が動かなくなることはもちろん、呼吸も自分ではできなくなるため、一生人工呼吸器が必要となります。

 

頸髄損傷で障害される機能は、主に「運動機能」「知覚機能」「自律神経機能」「排泄機能」となります。

 

「運動機能」障害では、胸から下が動かすことができなくなります。障害される部位により動かせなくなる範囲は異なります。

 

「知覚機能」障害では、触覚(触った時の感覚)や温痛覚(熱い冷たい、痛いという感覚)がわからなくなります。そのため、ケガをしても気付かない、あるいは、寝たきりで褥瘡(じょくそう)(床ずれ)ができても気付かないことがあります。褥瘡が悪化すると感染症を起こして、死に至ることもあり、寝たきりでは褥瘡予防が重要となります。

 

「自律神経」障害では、汗が出なくなるため体温調節が難しくなります。また、立ち上がった時に心臓に戻る血液が減って立ちくらみをおこすことがあります。

 

「排泄機能」障害では、尿をするときに使う筋肉が動かないために、自然に尿ができなくなります。導尿法といって、自分もしくは他人にカテーテルという管をいれて尿を出す方法や、手術で尿が自然と出るようにする方法などの対策がとられます。

 

4.内臓疾患による「関連痛」

「関連痛」とは、痛みを感じている部位とは別の場所以外が原因で痛みを感じることを指します。例えば、冷たいものを食べたときに頭がキーンとすることがありませんか?この症状も関連痛の一つで、口の中の刺激が三叉神経を刺激し、頭痛が起きるのです。

 

同様に、胃、胆のう・胆道、心臓でも首や肩周囲に関連痛を生じることがあります。内臓の位置の関係から、胃の場合は「左肩周囲の痛み」、胆のう・胆道の場合は「右肩周囲の痛み」、心筋梗塞では「左肩周囲、首の痛み」として感じることがあります。

 

5.腫瘍、感染症によるもの

首には、感染症にかかりやすい咽喉頭・気管があります。感染症にかかると、全身の関節や筋肉が痛み、リンパ節が腫れるために、一時的に首の痛みを生じることがあります。感染症のリンパ節腫脹は、押すと痛い(圧痛)のが特徴です。

 

怖いのは、悪性腫瘍(ガン)です。良性腫瘍では、筋肉や神経など周りの組織に浸潤することはありませんが、ガンの場合は、周りの組織に浸潤し、また、首から遠い臓器のガンでも首のリンパ節に転移をすることがあります。通常ガンでリンパ節が腫れる場合、大きくなっても痛みがなく、硬いしこりのように感じることが多いのが特徴です。

 

口やのどのガンは非常に強い痛みを伴い、進行すると周囲の神経や筋肉に浸潤していくため、ガンの部位だけでなく首全体が痛むことがあります。また、ガンのために首の手術を行うと、術後に首が引きつれて首から肩にかけてのコリが慢性的に生じます。

 

 

 

 

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整体師がお伝えするすべり症になる5つの原因

2015年12月12日 : 腰の痛み

すべり症と言う言葉を聞いたことがありますか?すべり症とは腰の骨(腰椎)が腰本来のカーブを何らかの異常で支えれなくなりすべる(ずれる)状態のことです。

すべり症になると繰り返す腰痛、慢性的な腰痛、足のしびれなど様々な症状を引き起こします。ひどくなると歩行障害や外科手術になることもあります。高齢者に限らず、子どもから成人までが引き起こす可能性があるすべり症。すべり症になる原因はどこから生まれるのでしょうか?

 

 身体的な原因としては

 

1.骨の性質が変化、変形

骨が高齢などによってもろくなり骨密度が低下して起きます。

最近はカルシウム不足から若い女性でも骨密度の低下が増えてきていますので気を付けた方が良いでしょう。骨折や捻挫のケガによるもの。ウインタースポーツのスキーやスノーボードでの転倒によって骨折や捻挫が起きてすべり症を引き起こす場合があります。そして椎間板機能の低下。椎間板は脊椎の中にある一つ一つの骨と椎骨の間にあり体重を支えるクッションの役割をしている所です。

そこが低下する事によりすべり症を引き起こす原因になります。又姿勢の悪さからも引き起こされます。

 

2.筋肉が低下する

筋力が低下してしまうと腰椎を支える筋力がなくなってしまうので前にすべってしまい、すべり症をひきおこします。高齢と共に筋力は落ちていくので気をつけましょう。

又運動不足やインスタント食品ばかり食べる偏った食事ばかり続けていると高齢でなくても腰の筋力は低下していきすべり症を引き起こす原因となります。肥満体型の人も運動不足の方が多いので、原因のひとつになり得ます。

 

3.筋肉が疲労する

本格的なスポーツを行っている事で腰の筋肉をよく使う。仕事で重たい荷物を上げ下げしたり、腰の負担の大きい作業を行うため筋肉の負担が大きい。

姿勢が悪い為に筋肉に負担がかかる。このような状態が続くと筋肉が疲労してしまい、すべり症を引き起こす原因となります。

 

環境的な原因としては・・・

4.生活習慣

すべり症は長年の生活習慣によってゆっくりと腰椎が前へすべっていく場合があります。最近は少なくなりましたが、昔のおばあちゃんと言えば腰が大きく曲がっていた方が多かったですよね。

あれはすべり症によるもので、農作業で毎日毎日、腰に負担をかけた作業を行っていた事により、ゆっくりゆっくりと腰椎がすべっていったことによるすべり症の原因によるものなのです。

現在のライフスタイルでもこのように引き起こす原因になるものがあります。それは、「デスクワーク」です。長い時間机に座りっぱなしでいると腰椎に座っている間中負担をかけ続けているので昔の農作業と同じく、すべり症を引き起こしてしまうのです。

 5.急激な外からの圧力

激しいスポーツの最中に転倒をして強い衝撃がかかってしまった。交通事故により腰を強打した。など外から非常に強い圧力が原因となりすべり症を引き起こします。この場合は高齢者より若年層に多い原因です。強い衝撃に筋肉が受け止めきれずに腰椎がすべってしまうのです。

しかし若年層の体は腰椎がすべっても驚いた筋肉などの組織が反射して元の状態に戻そうという力が起きます。それによりすべり症が起こっていてもぎっくり腰や急性腰痛と診断される場合が多いです。この時に筋力の低下があると元にもどらなくなりすべり症になってしまいます。

 

まとめ

いかがでしょうか?これらの原因を引き起こさない様にしていく為には「骨を強くする」「筋肉をつける」「栄養をしっかりとる」ことが重要です。「骨を強くする」為には適度な運動、カルシウム、ビタミンDを取るとよいです。日光を浴びるとビタミンDが皮膚で作られ、そこにカルシウムを摂取すると骨が強くなり効果的です。

又ビタミンKも取るようにすると骨の形成を促す働きがあります。カルシウムは小魚、大豆、乳製品からビタミンDは鮭、さんま、うなぎ、干ししいたけから、ビタミンKは納豆、キムチ、ホウレンソウ、小松菜から取ることができます。サプリメントも上手く使うといいでしょう。

「筋肉をつける」には運動が1番です。全身の筋肉を柔軟にし、筋肉をつけるにはバランスよく鍛える。使った筋肉を休ませる為に十分な睡眠時間を取るなどを行うと良いでしょう。「栄養をしっかりとる」はバランスの良い食事をきちんと取り、骨を強くしたり、筋肉にしっかりと栄養分を送る食事を取るように心がけましょう。規則正しい生活習慣を行うことこそがすべり症を引き起こす原因から防ぐことが出来る方法と言えるでしょう。そして腰の痛みや足のしびれを感じてしまったら、ためらわずにすぐに診察を受ける様にして下さい。早めに治療を行うことによって長期化しやすいすべり症の症状を早く治していく事ができます。今では様々な治療方法がありますので、あなたに合った治療方法を見つけられるでしょう。

 

 

 

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