2015年10月30日 : 頭痛
口の開閉で音がなるかた
それが頭痛につながっているかもしれません!
顎関節症と頭痛の関係性
口を開けたり閉じたりといった動作の時に
スムーズに動いていますか?
コキッと一回引っかかったりしていませんか?
人によっては痛みを伴う方もいると思います。
あなたの頭痛が
実はアゴの異常から来ている可能性があります!
今回は
顎関節症と頭痛の関係性について紹介させて頂きます。
まず
顎関節症とは何かご存知ですか?
まず
顎関節症について紹介させて頂きます。
女性では
20代前半で約40%、
20代後半で約32%
30代後半で約35%
男性では
10代後半で約28%
20代後半の人で約30%
30代前半で約28%の人が
口を開け閉めした時にあごの音がするというデータが出ています。
女性に多く
どの年代でも約3人に1人はアゴの開閉で音がするという結果が出ております
さらに
口を大きく開け閉めした時にあごの痛みがある割合は
約10人に1人というデータも出ています。
そして
顎関節症といっても
さまざまな症状があります
口のあけしめで音がする
口のあけしめで痛みを伴う
さらにひどい人は
口が開きにくい、口が開かない
といった具合にさまざまです
そして原因もさまざまです。
Ⅰ型:咀嚼筋(そしゃくきん)といってアゴを動かす筋肉が原因のもの
咀嚼(そしゃく)とは医療用語で噛む(かむ)運動の事をいいます。
アゴを動かす筋肉で言うと
咬筋(こうきん)
側頭筋(そくとうきん)
内側翼突筋(ないそくよくとつきん)
外側翼突筋(がいそくよくとつきん)と4つ存在します。
咬筋(こうきん)
側頭筋(そくとうきん)
の2つを覚えておいてください
後ほど紹介します
セルフケアの時にイメージがしやすいので名前だけ覚えておいてください
また詳しくイラストつきで説明させていただきます
Ⅱ型:関節包・靭帯障害(関節周囲の組織の障害)
関節包というのは関節を覆っている袋のことです
関節はすべて関節包という袋で覆われていますがこの袋に何かしらの原因があるパターン
そして靭帯が原因のパターン
靭帯とは関節がずれてはずれないように補強しているものです
Ⅲ型:関節円板障害(関節の中の組織の障害)
関節円板とは
アゴの関節の中には他とは違う関節円板という円盤状の軟骨が存在します。
この円板が何かしらの原因で正しい位置からずれおちた状態をいいます
Ⅳ型:変形性関節症(関節の形の変形がある)
なんらかの原因で関節の形に異常がある場合ですね
Ⅴ型:Ⅰ~Ⅳ型に該当しないもの
以上が
顎関節症の分類わけになります
わかりやすいように簡単に補足もさせていただきましたが
難しい内容だと思うので
Ⅰ型の、咬筋、側頭筋だけ覚えておいてください
あなたの顎の開け閉めで音がなるもしくは痛みが出る
というのはこれらの分類のどれかに当てはまります
もしかして私
顎関節症かもと思ったかた
顎関節症と定義をするのは
- 顎関節や咀嚼筋などの疼痛がある。
- 関節雑音がある。
- 関節障害ないし顎運動異常がある。
のうちどれか1つでも当てはまれば顎関節症といえます。
その開閉の音の原因が
骨か、筋肉か、軟骨かというのは
歯科または口腔外科で検査をしないとわかりません
自分の原因が何か知りたい場合は一度見てもらうのもいいかもしれませんね
顎関節症から頭痛につながるのはなぜ?
それでは
仕組みがわかったところで
どうして頭痛につながるか
それは
この咀嚼筋が頭につながっているため
頭に影響を与えてしまいます。
特に側頭筋は頭の外側からアゴにつながっています。
頭の横側がズキズキと締め付けるように痛い時は
この側頭筋が影響している可能性があります。
Ⅰ型は筋肉が原因と紹介しましたが
Ⅱ型~Ⅳ型の状態でも
筋肉に影響してきます
関節円板のずれ、靭帯、骨の異常なども
筋肉が補おうとします。
ですのでまず筋肉にアプローチする事が大切になってきます。
最後に
次回は
顎関節からくる頭痛のケアについて紹介させて頂きます。
根本的な治療になるので
顎関節の人も、もちろん効果がありますので是非試してみてください。