食事中に右顎に痛みを感じ、痛みで口が少ししか開けられなくなった方の症例

2018年4月8日 : 顎関節症

食事中に右顎に痛みを感じ、痛みで口が少ししか開けられなくなった方の症例

 

顎関節症という言葉を聞いたことがあると思います。

今回ご紹介するケースは、食事中に顎の痛みを感じ、それから口を開けようとすると、ある程度までは痛みなしで開けられるが、それ以上開けようとすると右の顎に激痛が走るという方の症例をご紹介します。

 

 

目次

1.顎関節症とは

2.顎関節症の原因

3、症例

4、施術

5、まとめ

 

 

 

1.顎関節症とは

物を噛んだり、口を開閉する時に、顎関節に痛みや違和感を感じたり、雑音を伴う可動制限を顎関節症といいます。

 

 

 

2.顎関節症の原因

・精神的ストレス

・疲労を蓄積させる生活習慣

・噛み合わせの異常

・歯ぎしり、食いしばり

・転倒などによる外傷

・姿勢の悪さ

・顎関節や顎の筋肉が弱い

 

歯ぎしりや、食いしばりの習慣があると、物を噛むときに使う筋肉に疲労が溜まり、顎関節にも過度に負担がかかります。

 

 

 

3、症例

40歳男性

 

食事中に急に右の顎に痛みを感じた。それから、口をある程度以上開けようとすると、右顎に激痛が走るようになる。

食事中は口をあまり開けないように気を付け、硬いものを噛むと痛いので、硬いものは食べられなくなった。

病院で顎関節症と診断され、スプリント(マウスピースのようなもの)を就寝時に装着する。

使用して数日しか経過していなかったが、痛みが変わらず、日常生活に支障が出るため、当院を来院。

 

 

来院時の状態

痛みなしでは指2本分しか口が開けられない

今回の痛みがでるまでは、口を開けた時に音が鳴ったり、歯ぎしりする癖があったりということはなかった。

本人は、右顎以外の症状なし。

咬筋、側頭筋の緊張あり。

血圧152/102高め

 

 

 

4、施術

体の循環力を上げ自己回復力がうまく機能するように調整する。

頭蓋の調整、顎に関係する筋肉の調整、頚椎の調整

 

2回目来院時(2日後)

前回より少し開けられるようになるが、痛みは変わらず

 

4回目来院時(初回来院時から16日後)

少し不安感があるが、痛みなく口が開けられるようになり、食事も問題なくできる

 

5回目来院時(初回来院時から30日後)

前回来院時から2週間開けても痛みが戻らずに、不安感もなく食事ができる。身体の状態も良かったので、施術終了とする。

 

 

 

5、まとめ

今回ご紹介したケースでは、前触れもなく突然痛みがでたケースになります。

咬筋、側頭筋の緊張あったことから、筋肉に問題があったと思われます。筋肉が緊張していたことで、口を開けた時に顎関節に問題が生じたと推測されます。

痛みがでて時間がそれほど経っていなかったことと、病院での検査、スプリントを装着していとことも、早期回復につながったのでしょう。

 

顎関節症の症状は、口の開閉時に痛みがでることや、開閉時に音が鳴るだけで、痛みがでないこともあります。

 

口を大きく開けると音がする方は多いと思います。気にならない程度ならいいと思いますが、痛みがでたり、毎日音が気になるようなら、まずは口腔外科で、顎の状態を検査することをお勧めします。

 

 

 

 

松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院

0120405100

 

 

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