2015年11月21日 : 頭痛
その頭痛一歩踏み出して頭痛外来で見てもらいませんか?
日々のストレス、目の疲れ肩こりなどからの頭痛をいつもの事だと
治療という選択肢をもたずあきらめていませんか?
それはもう古い考えです。
現代、頭痛治療は飛躍的進歩を遂げています。
確かに昔は頭痛に対して十分な治療方法はありませんでした。
ですが今は頭痛に対する特効薬の発明や頭痛に対する処方の選択肢が増え、
また頭痛治療薬の効果は飛躍的に向上し、副作用も抑えられてきています。
すでに頭痛はコントロールできる時代となっているのです。
しかし現状は全人口の約40%が何らかの形で
頭痛に悩まされているにもかかわらず医療機関で治療を受けているひとの割合は
驚くほど少ないのです。
何よりも、自分ひとりで悩んでいても
頭痛はなにも改善されないということを自分のなかで認めましょう。
ではまず自分自身の頭痛の理由について知ることが必要です。
仕事が辛かったり人間関係が上手くいかない、ストレスストレスと呪文の様に口癖になっていませんか?
ストレスが原因でおきる頭痛は確かにありますが、
果たしてその頭痛は本当にストレスからくる頭痛なのか、
肩こりからくる頭痛なのか、それはただの自分が決め付けた理由かもしれませんよ。
頭痛の理由を明確にして治療、対策をし
限られた人生の
生活の質の向上
を目指しましょう。
前置きが長くなりましたが、理由を知るためには病院での検査が必要となってきます。
病院と聞いて不安になったりする方やどこに行けばいいのかわからないと
そこで踏みとどまらないでください。
あまり耳にされていないかもしれませんが頭痛外来というのがあります。
頭痛外来とは、先ほども述べた様に頭痛くらいで病院なんて、
ストレスが原因だからと言い聞かせ市販薬に頼り人知れず頭痛に悩まされている患者様のために設けられた窓口です。
患者様の症状は多様であるのに対して診療にあたる医師も専門分野は多岐にわたりますので様々な角度から診察、検査、診断、治療を受ける事ができるので
まず足を運ぶことから始めてみてはいかがでしょうか。
いざ受診することになった際、自分の頭痛について医師に相談するわけですから
自分のおかされている状況を説明する必要があります。
それはなにより診断するうえで必要不可欠なことですので
項目をあげるのでしっかり見直していきましょう。
①頭痛はいつ、どのような状況で起きたか
②痛みはどれくらい続いたか
③週に月にどれくらいの頻度で何回痛むのか
④頭のどこが痛むのか
⑤どのような痛みなのか(ガンガンする痛み、脈を打つような痛み、締め付けられるような痛み、カナヅチで殴られたような痛みなど)
⑥寝込むほどの強い痛みか否か
⑦頭痛の他に並行してどこか違う症状があるか(めまいや吐き気嘔吐、頭痛がおきるまえの前兆など)
⑧これをすると頭痛が悪化する、改善するものがあるか
⑨日常生活へ支障をきたすかどうか
⑩薬の効果(市販薬など)
このような事を日ごろからメモや
頭痛ダイアリー
をつけておくと説明がしやすく診断もスムーズにいくかもしれませんね。
最後に
根本的な問題になりますが、地域によって頭痛外来というものがないところもあるかもしれません。
また遠出ができず近場で受診したいという人が多いでしょう。
そのような場合でも、いつも行く病院の先生に相談すれば
専門の先生を紹介してもらうか、
お近くの「神経内科」「脳神経外科」「内科」「ペインクリニック」を受診してみてください。ただし気をつけて頂きたいのが、突発的にいつもと違う強烈な痛みがおきたなどは以前にも紹介させていただきました。
くも膜下出血などが疑われます
激しい頭痛に加えて高熱が出るのは
髄膜炎が疑われるので、これは命に関わる危険性がありますのですぐにでも受診が必要となりますので注意してくださいね。