2016年6月25日 : 未分類
三重の整体、松阪市駅部田町の「てらだ鍼灸整骨院」副院長
「医者が認める 無痛整体集団」山口です。
今回のテーマは
病院で脊柱管狭窄症と言われ、足の痛み痺れのため200Mも続けて歩けないあなたへ
もしあなたが病院で脊柱管狭窄症と診断され
足のしびれ、痛みが続く。
痛み止めを飲んでも気休め程度。
カートなしでは買い物もままならないことに苛立ちを覚え、不安な気持ちで日々を過ごしているなら最後まで読んでみてほしい。
きっと勇気がでてくる内容になっていると思うのから。
今回紹介する54歳、男性Nさんは特に自分では原因はわからないがだんだんと足に痛み、しびれが出てきました。
整骨院に通ったが良くならず、病院で脊柱管狭窄症と診断されました。
病院では痛み止め(ロキソニン)、座薬を処方されただけで、特に治療といった事はしてもらえ無かったそうです。
両足の痛み、しびれがあり最近では200M歩くと、辛くて休む、休むとまた歩き出すという状態でした。
そんな辛い思いをなんとかしたいと思っていたところに、新聞の織り込みに入っていた当院のチラシを見て来院されました。
そんな毎日の痛み、しびれに悩まされていたNさんですが、今ではしびれはあるものの買い物はカートなしでできるようになりました。
ではなぜ病院に行っても、他の整骨院に行っても良くならなかった足の痛みが減ったのか?
脊柱管狭窄症は病院では薬をもらうだけで、特に治療は無く、
整骨院ではマッサージと電気をあてるだけ、これってよく耳にします。
確かに僕の経験上多くて15%の方はそれでよくなっていく方もいます。
でもこれを読んでいるあなたはそうじゃないですよね。
「えっ!」薬やマッサージ、電気で症状が消えていく人と私とは何が違うの?って思いますよね。
何が違うんでしょう。
それは痛みの原因にあります。
Nさんの場合、画像診断で脊柱管狭窄症と言われましたが、痛みの原因は、もちろん腰自体にも原因がありますが、頸椎の歪みと骨盤の歪みでした。
歪みがあると本来備わっている自分で体を回復する力(自然治癒力)がうまく働いてくれません。そうなると血液の循環が悪くなったり、筋肉が硬くなります。それをほっておくと痛みや、しびれがでてくる事があります。
マッサージや、電気をしてもすぐに痛みが戻ってしまう理由ってこれなんです。
痛みの原因をとっていかないといけないんです。
歪みをとるっていったいどんな事されるの?痛いの?と思う人もいるでしょう。
でも心配いりません。触る程度の強さで施術しますので、寝てしまう人もいるぐらいです。
僕も練習中に眠たくなってくる時があります(>_<)。
そんなんで良くなんのって思う人もいるでしょう。強い刺激だからいいってもんでもないんですよ(^^)。
しっかり変化がでる事が大事なんです。
Nさんも始めは何をされているかわからなかったと言っていました。
でもしっかりと施術後には変化がでます。
開始の4週間は週に2回、その後週1回を2カ月経過した頃には薬を飲まずに毎日を過ごせるようになりました。その後も2週に1回の頻度で来院されています。
痛みのために薬が止められずに、やりたい事も出来ずに日々を過ごしているならぜひ電話してほしい。
あなたの悩みを解決する力になってみせます。
最後まで読んでいただき感謝します。
整体師が教える脊柱管狭窄症の2つの症状
2015年11月25日 : 腰の痛み
脊柱管とは、背骨である脊椎の中を通っている筒状の空間です。脊椎は椎骨という小さな骨がいくつも積み重なることで構成されており、この連なった椎骨で作られた脊柱管という空間の中を脊髄が走っています。
脊柱管狭窄症とは、この脊柱管が何らかの原因によって狭められることによって神経が圧迫される病態です。
脊髄神経は脳からの運動指令を手足に伝えたり、反対の手足の感覚を脳へと伝えたりする役割を担うことから、この神経が圧迫されることによって手足の運動麻痺や感覚障害を引き起こします。
この脊柱管狭窄症による具体的な症状についてご紹介します。
腰部脊柱管狭窄症による症状
脊柱管狭窄症が最も起こりやすい部位は腰であり、腰で起こった脊柱管狭窄症は腰部脊柱管狭窄症という診断名がつけられます。
腰部脊柱管狭窄症では、腰痛や腰回りの重苦しさ、違和感、ハリなどの腰の症状に加えて、下肢のしびれや痛みなどの症状を伴います。この下肢の症状は神経の圧迫のされかたによって、症状の出る部位や程度に違いが出てきます。これは、大きく神経根型、馬尾型、混合型の3つにわけて考えることができます。
私たちの脳からの指令は中枢神経である脊髄を下降し、末梢神経である脊髄神経となって手足や体幹へと伝えられます。反対に、手足や体幹の感覚入力は、脊髄神経から脊髄を上行し、脳へと伝わります。
この時、脊柱管の中を走行する脊髄から、脊髄神経となって椎骨の下から分岐している根元の部分が神経根です。神経根には、前根と後根があり、前根は主に運動神経を、後根は主に表在感覚や深部感覚の入力の役割を担います。
そのため、神経根型の腰部脊柱管狭窄症では、圧迫されている神経根が直接司っている運動機能もしくは感覚機能に障害をきたします。
腰椎と腰椎の間から出ている神経根・その先の脊髄神経は臀部や下肢へと分布しているため、症状も臀部や下肢に生じます。また、症状が出るのは片側のみであることが多いです。
また、脊柱管の中を走行している脊髄は、腰部の途中あたりから馬尾神経という末梢神経へと形を変えています。この馬尾神経は臀部、下肢に加えて会陰部の運動・感覚機能にも関与しています。
そのため、馬尾型の脊柱管狭窄症では、臀部、下肢のしびれ、痛みに加えて、会陰部のしびれや灼熱感、ほてりなどの異常感覚が起こりやすくなります。
また、残尿感や頻尿、失禁などの膀胱直腸障害が起こることがあるのも馬尾型の特徴です。
混合型は、この神経根型と馬尾型が合わさった病態であり、両方の症状が引き起こされる可能性があります。
また、腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状として、間欠性跛行と呼ばれる下肢のしびれがあります。
これは、安静時や歩き始めには症状がありませんが、長時間歩き続けることで下肢のしびれや痛みなどが現れます。さらに、その後休憩をとることで症状が緩和し、また歩き出すことができるのが特徴です。疾患が重度となるにつれて、歩き始めてから症状が現れるまでの時間が短くなり、ひどくなると立っているだけでも困難となります。
閉塞性動脈硬化症などでも血管性の間欠性跛行が生じますが、腰部脊柱管狭窄症では前屈みになることで症状が緩和しやすいという違いがあります。
これは、前屈みの姿勢をとることで、脊柱管が少し広がり、神経の圧迫が軽減されることによる影響です。反対に、腰を反らせるような動きをすると、症状が強くなることが多いです。
頸部脊柱管狭窄症による症状
頸部の脊柱管狭窄症は、脊柱管狭窄による神経への圧迫が頸部で起こっている状態です。
この頸部の脊柱管狭窄症では頚髄神経が主に支配している上肢から指先にかけての症状が現れます。
また、運動機能としては、シャツのボタンをかけたり、箸を使ったりといった指先の細かい動きが難しくなることや、握力の低下などがみとめられます。
握力は、握力計を使って数値として確認することができるため、症状のない方との違いを見るときや、病状進行具合、治療効果を見る際にも役立てることができます。
腰部脊柱管狭窄症と同様に、身体を後方へと反らせる動きで症状が悪化しやすい傾向にあります。つまり、頸部の脊柱管狭窄症では上向きに首を反らせることで痛みやしびれが走 るため、ふと上を見上げた際やうがいをしようとした際などには注意が必要です。
また、頸椎への負担がかかっている原因として首周り、肩甲骨周りの筋肉の緊張・コリがある場合が多く、その場合は首周りの硬さや痛みといった症状を伴います。
指先のしびれや動かしにくさなどに気づかず、ひどい肩こりなどかと思っている間に疾患が進行していることもあるのが、頸部の脊柱管狭窄症の特徴です。
さらに、頸部を通っている脊髄自体に圧迫が加わっている場合には、下肢にもその症状が及ぶ場合があります。この場合には、頸部の神経の圧迫を取り除くことで、下肢の痛みやしびれなどが改善することになります。
歩くのが辛い!高齢者に多い脊柱管狭窄症、どこで見てもらえばいいの?
2015年10月30日 : 腰の痛み
腰部脊柱管狭窄症の症状に似た症状がでた場合はどのような医療機関にいけばよいのか迷われる方もいると思います。
慢性腰痛や、ぎっくり腰などのように腰に痛みがある場合は、すぐに整形外科や整骨院、整体院、鍼灸院、カイロなど思い浮かべる方もいると思います。
腰部脊柱管狭窄症の場合は腰の痛みを伴わない事もありますので、どこに行けば良いのか迷われる方もいます。
足にしびれや痛みがでたり、数百メートル歩くと痛みやしびれで歩けなくなり、前かがみで少し休むとまた歩けるといった症状があるなら、まずは骨や神経の状態がみれる整形外科を受診して下さい。
レントゲンやMRIなどの画像検査をしてくれます。できればMRIのある整形外科をお勧めします。レントゲンでは骨はみえても神経まではみることができません。まずレントゲンをとり、異常がみられればより詳しく検査をするためにMRIをとるということをされる整形外科もあります。
自分の腰の状態を知ることは大事になってきます。脊柱管狭窄症のような足に痛みやしびれにより、歩くことが困難な場合は神経の圧迫が考えられますので、画像検査をする事により圧迫個所が特定できます。
病院ではどのような治療法があるのか?
治療法は主に2つに分けられます。
1つは薬による治療や、運動療法、電気、牽引、神経ブロック(注射)など保存療法
2つ目は手術療法になります。手術は保存療法の効果がなかった場合や日常生活に大きな支障(筋力低下や支えなしで歩けない、膀胱直腸障害などの神経障害)がでる場合に検討されます。
薬にはどのような薬があるのか?
・筋肉の緊張を緩める
・しびれに改善効果のあるビタミン剤
・痛みや炎症を抑える
・神経の血流改善
といった作用のある薬を処方されます。
神経ブロック
局所麻酔薬やステロイドを注射して神経を麻痺させて痛みをとる方法です。神経ブロックには、硬膜外ブロックと神経根ブロックがあります。
硬膜外ブロック
背骨には脊柱管という筒状の空間があり、その中には神経が入っている硬膜というふくろがあります。硬膜外ブロックとは脊柱管内の硬膜の外側に局所麻酔薬やステロイドを注入します。
神経根ブロック
神経根に局所麻酔薬やステロイドを注入します。
神経ブロックは、薬を一定期間飲んでも、運動療法をしても効果がなかったり日常生活に支障がでるような痛みが強い場合に検討されます。
脊柱管狭窄症の手術とはどのようなものなの?
手術の方法としては椎骨の椎弓という部分を削ったり、場合により全部除去し、神経を圧迫している骨や厚くなった靭帯を削り取って神経の圧迫をなくします。
椎弓を削り取ったり、除去する範囲により腰椎が不安定になる場合があります。その場合は本人の骨盤(腸骨)から取った骨を腰椎に移植して金属で固定したり、チタン製インプラントで腰椎を補強します。
狭窄されている場所の範囲により内視鏡で行なうこともあります。
手術後の経過は?
症状がでてからの経過が長い場合や、圧迫されていた神経の働きが元通りに戻ろうとする力(自然治癒力)がうまく働いていなければ、しびれなどの症状が残ってしまう場合があります。
手術をしてしびれや痛みが改善しても、今までと同じような生活習慣を続けていると再発する可能性はゼロではありません。
腰部脊柱管狭窄症になるということは症状がでるまでに今までの生活習慣で何かしら腰に負担がかかるような要因があると考えられるからです。
最後に
症状がでてからの経過が長くなると痛みしびれが十分にとれない場合があるため、手術を行う時期は医師と十分に相談して下さい。
脊柱管狭窄症と診断されて症状がでていても重度でない場合は生活習慣を変えたり、体を整えることにより症状の改善に繋がりますので、症状が軽いうちに自分に合った治療をしっかりしていくことが大切です。
高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症について
2015年10月22日 : 腰の痛み
腰部脊柱管狭窄症について
腰痛にはいろいろな原因や症状があります。今回は脊柱管狭窄症について書いていきます。
背骨の構造
脊柱管狭窄症を理解するには、まず背骨の構造を知ることが大事になってきます。背骨は、椎骨という骨が積み重なってできています。椎骨は椎体と椎弓という部分に分かれています。椎体と椎弓の間には、椎孔という空間があります。脊柱管とは、椎骨が積み重なってできる椎孔の筒状の空間を言います。脊柱管の中には神経の束(脊髄)や血管が通っています。神経は脊柱管を通って枝分かれして体の各部へ伸びていきます。脊柱管には脊髄を守る役割があります。
なぜ腰部脊柱管狭窄症はおこるのか?
脊柱管がどこにあり、どういったものか少しわかったと思います。脊柱管狭窄症とは脊柱管が狭くなり神経や血管を圧迫している状態をいいます。脊柱管が狭くなると聞いてもなかなかイメージが持てない人もいると思います。どのように狭くなるのでしょうか?
脊柱管を取り囲む椎体や椎弓の変性や靭帯の肥厚、椎間板の変性による膨隆、突出により脊柱管が狭くなります。また、脊椎すべり症により上下の椎骨がずれ脊柱管が狭くなる場合もあります。
生まれつき脊柱管が狭い先天性の場合もありまが、なぜ椎体や椎弓の変性や靭帯の肥厚、椎間板の変性による膨隆、突出が起こるのか?その原因は何なのでしょう?
腰部脊柱管狭窄症になりやすい人を考えてみるとわかりますが、高齢の方に多くみられます。
すべての脊柱管狭窄症にいえることではありませんが、加齢に伴う変化が原因で脊柱管が狭くなります。
加齢により変形性脊椎症が起こりやすくなります。変形性脊椎症による椎体の※骨棘(椎体外側にできる)や、すべり症、椎間板の膨隆、黄色靭帯の肥厚、椎間板の変形などにより脊柱管が狭くなります。
※骨棘・・・骨に加えられた何らかの刺激により骨組織が増殖し、棘状になったもの。
どんな症状があるのですか?
症状は人それぞれですが代表的なのが、
・腰痛
・腰のまわりが重い、違和感、はり感
・足のしびれや痛み
・座ったり、しゃがんだりすると楽になる
・自転車に乗る時は症状がない
・カートなど前傾すると歩くのが楽
・座っている時や下のものを取るときなど普段は何ともないが、歩行時に足がしびれてきて数百メートルしか歩けないが、前かがみになって少し休むと、また歩き出すことができる(間欠性路行)などです。
下肢の症状は、太ももからふくらはぎ、足の裏などにでますが、両側にでる場合や片側だけにでる場合もあります。
また、つま先が持ち上がらず、ちょっとした段差や階段で躓く、スリッパが脱げやすいなど足に力が入りにくいこともあります。
さらに症状が悪化すると歩行時に尿意を催すなどの排尿障害や便秘、会陰部(肛門と股間の間)に灼熱感などの異常が起こってきます。腰痛が全くない場合もあります。
※間欠性路行・・・下肢の血管障害でも同じような間欠性路行の症状を出すことがあります。ただしこの場合は、姿勢を前かがみになっても症状の変化はありません。
良く耳にする椎間板ヘルニアとの症状の違いは?
腰椎が関係しているもので足のしびれを伴うものは、腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症です。椎間板ヘルニアは脊柱管内に飛び出した椎間板組織が症状の原因であり、若い人に起こりやすく、前にかがむと腰が痛みます。ヘルニア組織は、神経の圧迫の度合いにもよりますが、自然に縮小し、神経の圧迫が軽くなることもあり、MRIなどの画像でヘルニアがあっても症状がでない人もいます。
腰部脊柱管狭窄症は高齢者に多くみられます。狭くなった脊柱管は、自然に広くなることはありません。ヘルニアとは異なり前かがみになると症状が楽になるのが特徴です。
最後に
今回は腰部脊柱管狭窄症の症状について書いてきましたが、次回は症状がでた時にはどこへ行けば良いのか、どんな検査をするのか、どのような治療法があるのかなどを書いていこうと思います。
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