2017年7月8日 : 腰の痛み
子供を抱っこするときにギクッ!靴を履くときにギクッ!
掃除機をかけるときにギクッ!
ぎっくり腰になったら全く動けなくなる事が多いです。
学校を休んだり、仕事をやすんだり思うように動けないといろいろな支障があります。
家族に迷惑をかけたり会社に迷惑をかけたりすることになるのは辛いですよね?
何より腰は月(にくづき)に要(かなめ)と書きますから体の重要な部分です。
重要な体の中心部分が壊れるわけですからまともに動くことはできません。
ぎっくり腰って?
ぎっくり腰は急性腰痛のことを言います。
急性腰痛というと難しい言い方ですが痛みが出てから6週間未満の腰痛のことを言います。
ぎっくり腰のタイプとしては3つあります。
1.瞬間激痛型:腰を曲げて痛みが出てからすぐに激痛でまともに動けなくなるタイプ
2.時間差激痛型:軽い痛みが出てからも動ける程度なので気にせず動き回っていたたら次の日には起きる事が出来ないくらいの激痛が出るタイプ
3.軽度腰痛型:腰に軽い痛み感や違和感はあるものの日常生活に支障はないタイプ
ぎっくり腰は欧米では『魔女の一撃』と言われるくらい痛みの衝撃の表現をしています。
『魔女の一撃』って強力な攻撃って感じですよね?
そんな一撃をもらったらと思うとゾッとしますね。
ぎっくり腰は誰でもなるものなのでしょうか?
ぎっくり腰になるタイプ
当院に来られるぎっくり腰になる人はもともと腰の状態がぎっくり腰になるような状態の人が多いです。
・前から腰に重さ感や張りや違和感があった
・過去に腰を痛めた事がある
・内臓の調子が悪い ※内臓からくる腰痛の説明はこちら
・ストレスを感じている
・暴飲暴食している
・アルコールをよく飲む
このような状態の方はぎっくり腰になる前に体や心のケアをお勧めします。
上記のような状態をそのままにしていると腰を支えている筋肉が硬くなり筋肉そのものの柔軟性が低下し、腰の筋肉の血液の循環が悪くなるので痛みや疲れの物質を流す事が出来無くなります。
その物質はさらに筋肉を硬くするのでどんどん硬くなりいつ腰を痛めてもおかしくないような状態になっています。
常に崖っぷちで生活しているわけですね。
崖っぷちの状態で生活しているといろいろなきっかけでぎっくり腰になりやすいです。
ぎっくり腰になるきっかけ
1.咳やくしゃみ
2.洗面所で顔を洗う時
3.中腰やかがんだ時
4.重い物を持ち上げる時
5.寝返りや起きた時
ぎっくり腰の治療
ぎっくり腰になったら病院に行って痛み止めや湿布を貰ったりすると思います。ひどい状態の人は痛み止めの注射をされるかもしれません。
ぎっくり腰になったらもちろん整形外科に行って対処して頂くのがいいと思います。
しかし、病院に行く事が出来ない状態であれば腰の痛みのあるところにアイシングをしましょう!
ぎっくり腰は患部に炎症が起こっているので冷やす方が効果が高いです。
足をくじいた時も氷水で冷やしますよね?
ぎっくり腰は捻挫と一緒で痛めたところに熱がこもり腫れてくるので冷やすことによってそれを抑えるわけです。
氷水を作るか柔らかいアイスノンを患部に直接当てましょう。時間は15〜20分でいいです。1時間以上時間を空けてもう一度直接冷やします。
これを可能な限り何回でも繰り返してください。
激痛が緩和してきたら整形外科に行って検査と診察をして貰ってください。
ぎっくり腰は整形外科以外でも整骨院や整体院やカイロプラクティック院でも対応してくれると思います。
ぎっくり腰は安静にしてた方がいいという事を言われますが実は動ける範囲で動かした方が治りは早いです。
とはいえ、いきなり運動するというのは無茶な事ですから可能な限りでゆっくり歩いてみたり動ける範囲で腰を伸ばす運動をするといいです。
もしアイシングしても、整形外科に行っても、軽く運動しても改善しない場合は当院にお越しください。電話相談も対応していますので遠慮なく連絡して下さいね。
施術中は留守番電話になっていますからご用件をお伝え頂いたら折り返し連絡させて頂きます。
松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院
☎︎0120−405−100
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2015年10月14日 : 腰の痛み
ぎっくり腰が起きた時の対処法
腰を痛めた事があるという方は多いと思います。重いものを持とうとした時や、靴下を履こうとした時、転倒して痛めたなど、動作を起こした時や衝撃を受けたときにでる腰痛。
運動不足、中腰での作業が多い、睡眠不足、肥満(反り腰)、血行不良による筋肉疲労など日常生活の積み重ねで起こる腰痛。
痛みの度合いにもよるとは思いますが、自分でできる対処法として、
腰を痛めた時はどうしていますか?
安静にしている、冷やす、温める、シップを貼る、痛みを我慢して動かす、何もしないという方もいたり、病院や、鍼灸院、整骨院、整体院、カイロなどの治療院へ通う方もいるのではないでしょうか?
ここでは、ぎっくり腰など急に痛めた時の腰痛(急性腰痛)の対処法をお伝えいたします。
腰を痛めた時に温めたら良いか、冷やしたら良いか迷いますよね。何となく温めたほうがいいんじゃないかと思い、お風呂にゆっくりつかったり、冬場などにはカイロで温めたりする方もいるのではないでしょうか?
実際温めるとその時や、その直後は楽になったと感じる事もあるとは思いますが翌日には痛みがひどくなっているという事があります。急に痛めた場合は、炎症していますのでまずは炎症を抑えるためにしっかり冷やして下さい。
炎症とは?
外傷・火傷、細菌の侵入、薬物・放射線の作用などに対して、生体に起こる防御反応。体の一部に充血・腫れ・発熱・痛みなどの症状を起こすこと。
なぜ、急に痛めた腰痛は冷やした方がいいのか冷やす目的は?
1つの目的としては、血管を収縮させる作用があります。
冷やすことにより血管は収縮し、冷やしている周辺に流れる血流の量は減少します。そのことにより、患部から出血している場合の出血量を減少させることができます。
毛細血管の透過性と細胞の新陳代謝を減少・低下させ、内出血時の二次的低酸素障害の発生を防止する目的があります。
細胞は血液を介して必要な栄養・酸素を得ています。しかし内出血を起こすと、損傷した細胞膜や毛細血管から流出した細胞液・血液が細胞内に溜まって周囲の毛細血管を圧迫して血液の流れを阻害し、周辺の細胞組織への栄養・酸素の供給が断たれてしまいます。周辺の細胞組織への栄養・酸素の供給が断たれる状態が続くとそれら細胞は死滅してしまいます。これを二次的低酸素障害といいます。
冷やすことは二次的低酸素障害の発生を防ぐ効果があります。
冷やした個所は局所的に毛細血管の透過性(細胞の内部で体液・細胞を通過させ、運ぶ働き)が減少します。それにより損傷した血管から流出する細胞液・血液の量が減少します。さらに冷やした個所は局所的に細胞の新陳代謝が低下し、少ない酸素や栄養素で細胞が活動できる環境を作り出すことができます。それにより患部に流出し、損傷した細胞膜や毛細血管から流出する細胞液や血液の量を減少させることができます。このように冷やすことで、内出血の際に流出した細胞液・血液が細胞内に溜まることによって引き起こされる二次的低酸素障害を防止することができます。
内容が難しくなりましたが、簡単にいうと炎症が起きると炎症が起きた箇所だけではなく周りの組織にも影響がでます。冷やすことにより炎症を最小限にとどめます。
炎症がひどい時に温めてしまうと逆効果になり炎症を広げてしまいます。
2、痛感神経を麻痺させ、筋スパズムを軽減させる効果があります。
冷やすことには痛感神経を麻痺させ、患部に痛みがある場合の脳への痛みの伝達を弱めることができます。このことは、筋スパズムを軽減させることに繋がります。筋スパズムとは、特定の筋肉や関節を痛めた際に患部から脳に痛みが伝わり、それを受けて脳から周辺組織に対して筋肉を硬直させるよう命令が出されることをいいます。筋スパズムが起こると痛みが増し、そのことがさらなる筋スパズムを引き起こすという悪循環が生じてしまいます。冷やすことによって痛感神経が麻痺すると脳への痛みの伝達が弱まり、その結果筋スパズムの程度が減少します。
冷やし方
ビニール袋を用意し、氷を15~20個ぐらい入れ、さらに水を少量加えます。
※水と氷を混ぜて使えばその温度は零度になるので凍傷を防ぎます。
アイスノンなどの保冷材を使用する場合はタオルか布を巻いて使用して下さい。
冷やす時間
15分を目安に冷やして下さい。アイスノンなどの保冷材を使用する場合は冷やし過ぎて凍傷にならないように注意して下さい。
最後に
急性の腰痛に対しては痛めたらすぐに冷やしてください。そうすることにより、炎症を抑え早期回復に繋がります。
痛みがひどい方はそれから病院や治療院に行くといいでしょう。
その後1~2時間に1回のペースで繰り返して下さい。
痛めてから3日は冷やして下さい。
2015年10月5日 : 腰の痛み
このような経験した事ありませんか?
重いものを中腰で持ったときに腰を痛めた、座っていて後ろにあるリモコンを取ろうとして腰を捻った時に痛めた、立ったまま靴下を履こうとして腰を痛めた、くしゃみがでた時に腰を痛めたというように何か動作をした時に腰に強い痛みや、腰が「ピキッ」としたり、その時は違和感だけで、時間をおいて強い痛みがでてきたという経験をしたり、家族や、周りの知人がこの様な経験をしたと聞いた事がある方は多いのではないでしょうか?
これは急性腰痛症、いわゆるぎっくり腰と言われるものです。そもそも中腰で作業したり、腰を捻ったりする動作は日常でよくやりますよね?
ではなぜ痛める時があるのでしょうか?
考えられる事
筋肉の疲労が考えられます。日常の生活で腰に負担がかかる事をすると疲労が溜まります。本来溜まった疲労は、ケガをした時に傷が治っていくように疲労も回復していきます。しかし、腰に負担がかかる作業が多かったり、睡眠があまりとれていなかったり、寝るのが遅かったり、食事をしてすぐに眠ってしまうという事が日常になっていると、回復が追い付かずに、どんどん疲労が溜まっていきます。そうすると今までは、何ともなかった動作が、たえきれずに痛みとしてできます。
疲労が溜まってくると何となく腰の動きが硬かったりしませんか?血流が良く疲労が少ない状態を弾力性がある枝だとしたら、血流が悪く疲労が溜まった状態が枯れ枝だと想像してみてください。負荷がかかるとポキンと折れるイメージが湧くかと思います。
姿勢の問題
骨盤の歪みにより、体のバランスが崩れ同じところに負荷がかかってしまうことで痛みがでることもあります。
強い負荷がかかった時
強い負荷により筋肉を負傷してしまうこともあります。
内臓の疲労
内臓も疲労することをご存知でしょうか?睡眠不足や暴飲暴食や飲酒などいろいろな要因がありますが、内臓も疲労します。内臓が疲労してきて働きが悪くなってくると生存にかかわってきますので、それを補おうとして反射で疲労している内臓の近くの筋肉が硬くなってきます。(内臓体制反射)
痛みがでる原因は上記以外にもありますが、様々な要因が重なり合って出てきます。
日頃気を付ける事
物を持つ時
下にあるものを持つ時は、片膝をついて膝をつかって持ち上げる、この動作は特に慢性の腰痛がある方や、以前腰を痛めて病院でヘルニアなどの診断をされて今は痛みがでていなくてもこの動作を心掛けると腰への負担が減ります。忙しい時や、いちいち膝をつくのは面倒だとは思います。疲労は日常の癖や習慣が関係してきます。疲労をなるべく溜めない為にも意識することをお勧めします。
椅子に座ったまま下にある重いものを持つ時は、一度椅子から降りる。座ったままで腰を捻って下にあるものを持つという動作は、とても腰に負担がかかります。
睡眠時間をしっかりとる
寝てる間に疲労は回復していきます。質の良い睡眠をとることで疲労の回復度合いも違ってきます。寝つきが悪い、起きたら痛みがある、途中で起きてしまう、疲れがとれないこのような方は、布団や枕が合っていないのかもしれません。一度見直してみるのもよいでしょう。
お風呂にゆっくりつかる
血行が良くなるということもありますが、心身をリラックスもできますのであまりにも熱いと心臓に負担がかかりますので、適度な温度で10分から15分を目安にするといいでしょう。
まとめ
ぎっくり腰になる原因は様々ですが、大事なことは今の自分の体の状態をつくっているのは、日常生活の積み重ねです。腰に不安がある方は一度生活習慣を見直してみると体の負担を減らせたり、疲労が溜まりにくくできるので実行してみてください。