2017年12月3日 : 顎関節症
顎関節症で食事が楽しく食べれなくなった方の症例
口を開けたり閉じたりした時に、音が気になって食事が楽しく食べられないという方の症例をご紹介します。
目次
1.顎関節症とは
2.顎関節症の原因
3、症例
4、施術
5、まとめ
1、顎関節症とは
物を噛んだり、口を開閉する時に、顎関節に痛みや違和感を感じたり、雑音を伴う可動制限を顎関節症といいます。
2、顎関節症の原因
・精神的ストレス
・疲労を蓄積させる生活習慣
・噛み合わせの異常
・歯ぎしり、食いしばり
・転倒などによる外傷
・姿勢の悪さ
・顎関節や顎の筋肉が弱い
歯ぎしりや食いしばりの習慣があると、物を噛むときに使う筋肉に疲労が溜まり、顎関節にも過度に負担がかかります。
3、症例
72歳女性
夕食時に急に左の顎関節がコツコツと音が鳴るようになった。その後、歯科を受診し、口の開け方の指導を受ける。
歯科で指導を受けた運動をし、左側の音は少し小さくなったが、右側に音が鳴るようになった。
痛みはないが食事中音が鳴るので、食べるのが楽しくないということで来院。
猫背も気になり、歩行時にスッと歩けないことも気になっている。
来院時の状態
口の開閉時に音が鳴り、痛みはなし。
猫背で顎が前に出ている
咬筋、側頭筋の緊張
4、施術
体の循環力を上げ自己回復力がうまく機能するように調整する。
頭蓋の調整、顎に関係する筋肉の調整、頚椎の調整
2回目来院時
口の開閉時の音がなくなる
姿勢が気になり、歩くときにスッと歩けないというので、施術は継続している。
6回目来院時
音は鳴らなくなり、姿勢も初回来院時より、背筋も伸び、歩くときもスッと歩けるようになる
5、まとめ
今回ご紹介したケースでは痛みがなく早期の段階でしたので、2回目で口の開閉時の音はなくなりました。また、ご自身でも運動や姿勢に気を付けていたこともよかったのでしょう。
口を大きく開けると音がする方は多いと思います。気にならない程度ならいいと思いますが、ひどくなってきたり、毎日気になるようなら、早めに何か対策をして下さい。
松阪市のバキバキしない施術 てらだ鍼灸整骨院
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