意外と多い外傷性腰痛と圧迫骨折

2015年10月9日 : 腰の痛み

腰痛といっても様々な腰痛があることをご存じですか?

腰椎が直接関係してくるものには、椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症、すべり症、腰椎分離症などがあります。

内臓の病気からくるものには、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの胃腸疾患、胆嚢炎、膵炎、腎盂腎炎、婦人科系の病気からも腰痛がおきます。

尿路結石、腎癌、尿管癌、膀胱癌、子宮癌などの悪性腫瘍からおこる腰痛もあります。

レントゲンやMRIなどの検査をしても原因が特定できない腰痛もあります。腰痛のうち原因が特定できない腰痛が85%を占めるといわれています。

 

生活をしていると一度は腰が痛いと感じたことや、何か行動を起こしたときに腰を痛めた事がある方は多いのではないでしょうか?例えば、サッカーをしていて接触した際に転倒して腰を痛めたことや、立ったまま中腰で靴下を履こうとして痛めたこと、段差に躓いて尻もちをついた時に痛めたなど経験ある方もいるのではないでしょうか?

今回はそのような腰に負担を与えてしまった時に起こる腰痛について書いていきます。

 

 

外傷性腰痛とは?

運動や労働などにより腰に負担をかけ過ぎた時に筋肉が炎症や肉離れを起こしたり、靭帯、骨を損傷して起こる腰痛のことを言います。

ぎっくり腰や、交通事故による腰痛も外傷性腰痛にあてはまります。

高齢者に多いものでは転倒による腰椎椎体圧迫骨折、棘突起骨折、横突起骨折などがあります。何度も腰を痛めている方は、痛みがあってもすぐに治ると思ってそのままにしていたり、いつもと同じと思っていると筋肉や靭帯を痛めたのではなく、骨を負傷している場合も考えられます。痛みが強くなったり、いつもと痛みが違うと思ったら、病院で検査をすることをお勧めします。筋肉や靭帯を負傷した場合は、痛みが少しひいたら動かせる範囲で徐々に動かす方が治りは早いですが、骨折の場合は骨がくっつくまで安静が必要だからです。

 

圧迫骨折

高齢者の方と接する機会が多い方は圧迫骨折という言葉を聞いたり、身近な方が経験された事があるかもしれません。骨折と聞くと、1つの骨が2つにパキッと折れるイメージをもつ方もいるかと思いますが、骨にひびが入っても骨折といいます。圧迫骨折とは脊椎に垂直方向に力が加わり椎体がつぶれてしまうことにより起こります。

骨粗鬆症、がんの骨転移、多発性骨髄腫、血管腫などによる圧迫骨折もあります。

 

 

症状

症状としては、激しい痛みがあります。軽度の圧迫骨折では腰だけの痛みになります。椎体の後ろには脊髄神経がありますので、骨折した部分が後ろの方で脊髄神経を圧迫していると足にしびれがでたり、下肢麻痺を起すこともあります。

 

診断

受傷初期のレントゲン画像では見逃されることもある為、MRI検査が必須です。

 

治療

腰椎圧迫骨折の治療は他の骨折と同じく、圧迫により足にしびれや麻痺がない場合は、安静による保存治療が基本となります。体幹ギプスやコルセットを使用します。体を極力動かさないようにします。布団で寝ている方は、ベッドに寝ると起きやすいです。

外科手術が行われる場合もあります。

 

 

 

最後に

外傷性の腰痛が起きた場合、安静時でも痛みがでたり、なかなか痛みがひかなかったりした場合は病院でまずは検査をして下さい。もしも骨折していてそれを知らずに過ごしていると、痛みはひくかもしれませんが、後に痛みがでるなど、後遺症が残る恐れがあります。

しっかり治療して骨がくっついても安静にしていたことにより筋力が低下し、以前は何ともなかったのに疲れやすかったり、だるさや、鈍痛がでる場合もあります。

当院でも圧迫骨折された経験があり腰痛がでている方も来院されていますので気になる事があればお気軽にご相談下さい。

1 / 1

ページトップへ戻る

ページを閉じる