ご存知ですか?膝の痛みを診断するために行う検査方法

2016年2月20日 : 膝の痛み

膝の痛みで整形外科を受診すると、医師はまず診察(問診、視診、触診)で病気の当たりをつけて、検査に入ります。検査は、針で関節液を抜く検査や画像検査など多数あり、状態に応じて複数の検査を組み合わせて行います。

 

血液検査

一般的な採血項目(白血球、肝腎機能など)に加えて、炎症反応を見る項目を追加します(CRP、血沈など)。炎症があるかどうかや、通風で上昇する尿酸値などである程度病気が絞れます。

 

・炎症反応がある場合:化膿性膝関節炎、痛風性関節炎、偽痛風性関節炎、関節リウマチなどの可能性

・炎症反応がない:変形性膝関節症、筋肉・腱・靭帯などの損傷の可能性

 

関節液検査

膝に液体が溜まっている場合や、痛風性か偽痛風性かわからないとき、骨折の有無を確認するとき、膝関節を針で穿刺して、中の液体の性状を調べる事があります。

 

液体の見た目で診断するポイント

・黄色透明〜軽度の濁り:正常、変形性膝関節症など

・黄色で濁りがある:痛風性膝関節炎、偽痛風性膝関節炎、関節リウマチなど

・白く濁りがある:化膿性関節炎、炎症が強い関節炎など

・血性:骨折や靭帯損傷(膝蓋骨骨折、半月板損傷、前・後十字靭帯損傷など)

・油滴がみられる:骨折(膝蓋骨骨折など)

 

顕微鏡検査

・グラム染色:細菌の有無・種類、ピロリン酸カルシウム結晶の有無

 

関節液検査

 関節液を血液検査に出して、ピロリン酸カルシウムの有無を調べる

 

培養検査

 細菌による感染が疑われる場合、培養をして、細菌の種類、抗菌薬に耐性がないかなどをチェックする。

 

レントゲン検査

放射線を利用して行われる、最もベーシックな画像検査です。膝を正面や横から撮影して、骨・関節の状態を調べます。放射線を使ったCT検査やレントゲン検査では、靭帯や軟骨、筋肉といった軟部組織(やわらかい組織)はほとんどうつりません。

 

レントゲンで確認するポイント

・ひざ関節の隙間

・骨の肥厚や変形の程度

・骨折、骨破壊の有無

・結晶の有無

・骨の位置

 

例えば、高齢者に多い、変形性膝関節症では、軟骨がすり減るために大腿骨と脛骨の隙間が非常に狭くなり、骨と骨が接触するために、骨の肥厚や、もやもやしたヒダが見えることがあります。

 

交通事故では膝も含めた全体にダメージがあり、膝関節の診察が難しい場合があります。そんな時に、レントゲンは役立ちます。

 

CT検査

CT検査も放射線を使うため、レントゲンと原理は同じで、主に骨を見る検査です。レントゲンでは、細かい骨折線や関節の状態の評価が難しいため、さらにCT検査を行うことがあります。

 

CTで確認するポイント

・骨折線

・関節内の状態

 

特に、交通事故などの外傷で骨折が強く疑われる時には、すぐにCTが実施されることが多いです。現在は、3Dで骨の形を立体的に合成できるため、外科的治療が必要な場合には非常に有用な情報源となります。

 

さらに炎症の部位や腫瘍を詳しく調べるために、造影剤を使う検査が行われることもありますが、膝の場合は造影剤を使わない単純CT検査がほとんどです。

 

MRI検査

磁気を使用した検査で、放射線を使うレントゲンやCTと異なり、関節内の状態や軟部組織(靭帯、軟骨、筋肉、皮下組織など)を詳しく調べることができます。骨もうつりますが、骨に関してはCTの方が優れています。

 

MRIで確認するポイント

・軟骨のすり減り具合

・半月板・靭帯の損傷

・関節内の浮遊物

・神経・筋肉などその他の状態

・腫瘍性の場合は腫瘍の状態

 

関節鏡検査

局所麻酔と全身麻酔で行う方法があります。局所麻酔では、確認できる範囲が限られますが、2箇所5mmほど皮膚を切開して、約3mmの太さのカメラと処置の器具を入れます。関節内の状態確認及び簡単な治療を行うことがあります。

 

関節内の外科手術でも関節鏡が使われることがあります。半月板切除、十字靭帯の再建など関節内手術のほとんどが関節鏡で行われるようになりました。傷口が小さいため、創部の治りが早く、リハビリも早期に開始できるというメリットがあります。

 

PET検査

悪性腫瘍が疑われる場合には、転移の有無を調べるために、PET検査が行われることがあります。小さな腫瘍はうつらないという欠点がありますが、全身を調べることができるため、転移の確認には主要な検査の一つとなりました。

 

骨シンチグラフィー検査

悪性の骨腫瘍の広がり、転移の有無を調べるために有用な検査です。テクネチウムという特殊な放射線医薬品を用いて、体内から放出される放射線を検出して画像化する診断法です。

 

穿刺細胞診検査

腫瘍の場合、悪性か良性かを確認するために有用な検査です。細い針で腫瘍を穿刺して、中の細胞を一部取り出します。それを染色して、顕微鏡で確認する検査です。

 

後で説明する生検よりも、侵襲度は低いですが、細胞の量が少ないと検査正確にできないというデメリットがあります。

 

生体組織検査(生検)

組織をある程度の大きさでしっかり採取して、顕微鏡で確認する検査です。局所麻酔、または全身麻酔で治

療と診断を兼ねて行われます。

 

 

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