2015年11月8日 : 腰の痛み
腰痛予防と日頃のケア
日常生活や仕事などで、腰が痛くなったことや、重だるくなったことがあるのではないでしょうか。
腰痛がでた時はどのような対応をされますか。
病院や治療院に行き治療したり、自分でするケアとして、患部を冷やしたり、温めたり、市販のシップを貼ったり、ストレッチをしたりする人が多いと思います。
何もしないよりこのように痛み、だるさに対応することは早期回復には大事になってきます。
そもそも腰痛がでる要因の一つとして日常生活において、腰に負担がかかっていることが考えられます。日常生活や仕事でのいつもの動作に気を付けることで、腰の負担を減らせることができます。
腰に負担をかけない為にはどのようなことに
気を付ければよいのでしょうか。
物を持つ時
普段どのような態勢で下にあるものを取ったり持ち上げたりしますか。腰を痛めた経験がない人や以前痛めたことがあっても今は痛みがない人は膝を伸ばしたまま腰を曲げて持ち上げようとするのではないのでしょうか。この動作は腰に負担がかかります。下にあるものを持つ時は、片膝を曲げ、腰を落とします。立つ時は、膝を使って立ちあがります。こうすることにより腰の負担を軽減することができます。
ベッドから起き上がる時
ベッドから起き上がる時はそのまま起きるのではなく、一度横になりベッドから膝から下を降ろします。それから腕を使って起き上がります。
椅子に座っている時に下にあるものを取る時
椅子に座っていて腰を捻りながら下にある重いものを持つ時は特に腰に負担がかかります。なので、一度椅子から降りて持ち上げるようにして下さい。
家で座る時
家で座る時は地べたに座る人や椅子に座る人など、その人のライフスタイルによって異なりますが腰の負担を考えると、地面に座る体育座りや足を崩して座る、あぐらをかくなどは椅子に座るより腰に負担がかかります。正坐は腰への負担は少ないですが、足がしびれたり、膝には負担がかかります。
洗顔時や台所に立つ時
顔を洗う時や、台所に立つときなど中腰になる時には、片足を少し後ろにさげたり、片足を台の上に載せると腰への負担が減ります。
このように普段の生活での何気ない動作でも姿勢や態勢に気を付けることで腰への負担が減り腰痛になるリスクを減らすことができます。
仕事の時や急いでいる時は動作が増え、面倒だと思うかもしれませんが、とくに下にあるものをとる時は、慢性の腰痛がある人や、腰を痛めやすい人は、今腰の痛みがなくても意識して下さい。
日頃のケア
お風呂にゆっくりつかる
時間がない時や夏など暑い時にはシャワーで済ませる人もいると思いますが、39~40℃ぐらいのぬるま湯で15分~20分を目安にゆっくりお風呂につかることにより、血行が良くなるだけでなく、リラックス効果もあります。その日の疲れをリセットするためにも時間がとれる日は、ゆっくりつかるようにしてみて下さい。
熱いお風呂を好まれる人もいますが、あまり熱いと心臓に負担がかかりますので注意して下さい。
睡眠をしっかりとる
体は寝ている時に回復していきます。7時間とるのが理想です。ただ寝るだけではなく質の良い睡眠ができるとより理想的ですね。マットを替えてみるとか、枕を替えてみるなどして自分が寝やすいシングを探すのもいいと思います。
最後に
腰に負担が少ない動作や、日頃のケアをお伝えしましたが、どうしても生活環境や仕事内容により、腰に負担がかかりやすい人はいます。腰痛がでた時にはひどくならないうちに早めに治療をするようにしましょう。
腰に違和感やいつもと少し違うなと思った時に治療に行かれることにより、重度になる危険性を防げる場合も多いのでお勧めします。