頭痛に効くツボをいくつご存知ですか?

2015年11月30日 : 頭痛

 

日常生活で急に頭痛がした時、

手元に頭痛薬がなくただ痛みを我慢するしかないという時はありませんか?

そんな時、なかには偏頭痛など特にこめかみを強く押さえたりするかと思います。

 

そうすると痛みが少し緩和したように感じるでしょう。

それは本能的血行を良くしようとしてツボを押さえているからなのです。

その仕組みをより理解するために日常生活で活用していけるツボについて述べていきます。

 

頭痛には種類があり、そのタイプによって対処法が変わっていきます

慢性頭痛のなかでもっとも多い緊張型頭痛は、小さい子どもから高齢者の方まで幅広い年齢層にみられる頭痛です。

 

緊張型頭痛については以前にも紹介していますがほんの少しだけ復習しますね

 

緊張型頭痛はだれでもなる可能性が高いので要注意です。

その原因は長時間の同じ姿勢で引き起こる筋肉のこりが原因で、それは筋肉を長時間動かさないでいると筋肉が収縮することによって血行不良となり肩や首の筋肉が硬くなるということです。

 

頭痛に伴って肩こりや目の疲れがでるのもこのためです。

主な原因が血行不良なわけですから、温熱療法やマッサージなどが効果的でそれに加えてツボを押さえていくと尚いいでしょう。

 

では本題の緊張型頭痛に効果的なツボについてご紹介していきます。

①太陽(たいよう)

先ほど述べた誰もが頭痛がした時に押さえるこめかみです。目じりの外側にあり、比較的分かりやすいのですが、普段押さえているよりかは少し目じり寄りになってきます。その際目に痛みを感じるようであれば場所が違っている可能性が高いので注意してください。これは目の疲れにも効果的ですのでパソコン業務が多い方や目を酷使する方にオススメです。

 

②印藤(いんどう)

眉間の中心にあるツボです。頭全体の痛みに効き鼻炎眼精疲労不眠にも効果的といわれています。

 

③百会(ひゃくえ)

百会というツボはどのタイプの頭痛にも利くといわれており、自律神経失調症の緩和にもなるとされています。

あと精神的なストレスを緩和するのが代表的で、脳障害・半身不随など重度の症状から自律神経失調症や痔など幅広い範囲で効果的です。また頭痛以外にも抜け毛や耳鳴り・立ちくらみにも効果的です。

その場所は頭のてっぺん左右の耳を繋いだ線の延長線上交わる部分にあります。

 

④天中(てんちゅう)

頭を後方に倒した際の頭と首の境目にあり、かつ首の二本の筋肉の間にあります。

 

⑤肩井(けんせい)

肩こりに効くツボといわれ、頭部を前方に倒したときに首の後方に出っ張る骨と肩先の真ん中にあります。

 

⑥合谷(ごうこく)

万能のツボと言われ、頭痛だけではなく首のこりや肩こり、精神不安などにも効果があります。場所は手の甲にあり、親指と人差し指の付け根の間にありその二つの骨がひとつになるところを押さえます。

 

ツボを押さえる強さは、

指の腹で、心地よいと感じる強さで十分で、強く押しすぎてもいけません

指で押さえる他にツボ押しの道具などや、身近にある爪楊枝を束ねてゴムでしばりツボ押しの道具として活用するのもいいでしょう。

 

一日数回、2~3分ほど刺激することで、頭部の血流がよくなり、頭痛を和らげることが期待できます。

 

最後に

 

ツボ押しは頭痛がしてからだけではなく、少し頭が痛くなりそうな予感がしたり少し頭が重く感じたときなど予防のひとつとしても有効です。

あと簡単にできるマッサージとして、耳たぶの上部を軽く1分~3分程度揉んであげたり耳を外側に軽く3分~5分引っ張るのもひとつの方法です。

耳は頭部と関連性のあるツボがたくさん存在しますので、緊張型頭痛の予防にも良いと言われています。

 

冒頭で述べたように急な頭痛で手元に頭痛薬がない場合など、自分の指一本とこのツボの知識があればその痛みは緩和できるかもしれないので頭の片隅にいれておくのもいいかと思いますよ。


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