意外と知らない腰痛と姿勢の関係

2015年10月15日 : 腰の痛み

姿勢の悪さからも腰痛が起きる?

 

腰痛になる原因にはいろいろな要因があることはこれまでに書いてきましたが、今回は姿勢によって腰痛がでる人もいるので、そのことについて書いていきます。

 

あなたが立っている時や椅子に座っている時には、どのような姿勢になっていますか?

とくに意識されてない方は思い出してみてください。

椅子に座る時に浅く座ることが多い人

仕事でデスクワークをよくされる方に多いのですが、肩が内に入って首が前傾して猫背になっている人

自分では姿勢が良くないとはわかっていても、楽な姿勢をとってしまいます。

 

姿勢が悪いとなぜ腰痛が起こってしまうのか?

猫背のように立ったときの姿勢が悪いと体のバランスを維持しようと腰にかかる負担が強くなります。

座る姿勢が悪いと骨盤に歪みがでます。骨盤に歪みがでると背骨のバランスが崩れます、そうすると腰の筋肉や、椎間板への負担が強くなります。このように腰への負担が強くなり腰痛へとつながってしまいます。

姿勢がいい状態でも腰には負担がかかっているのに普段楽に思える姿勢は実は、腰にはとても負担がかかっていたんです。1日中パソコン作業をされている方や、1日中立ち仕事をされている方はこのことを思うと少し不安になりますよね。でも逆にいい姿勢、腰に負担がかかりにくい姿勢を意識してやれば今までより腰にかかる負担が減ります。姿勢を良くした方がいいということはほとんどの方が知っていると思います。しかし、よくいう良い姿勢というのはどういう状態をいうのかは知らない方もいるのではないのでしょうか?

 

立ったときの姿勢

横から見た時に耳、肩関節、股関節、膝、外くるぶしを結んだ線が直線状になるのがいい姿勢です。

イメージとしては顎を少し引き、背中を伸ばし、膝を伸ばします。

自分でチェックする方法としては、まずは壁に立ったまま後頭部、肩甲骨、仙骨、踵を壁に付けます。その時に腰と壁の間に自分の指が2,3本入るだけの隙間があるとよいでしょう。壁との間に指が入らないと腰椎の湾曲が少なすぎ猫背の状態になります。壁との間に拳が入ると反り過ぎの状態ですので反り腰になります。

 

座った時の姿勢

椅子に座る場合はお尻が背もたれに密着するように深く座ります。顎を少し引き背筋を伸ばし座骨が椅子とおしりの接地面にあたるように座ります。坐骨とは、体育座りをした時に地面にあたるお尻の方にある骨です。わかりにくい方は、まず椅子に浅く座り片方のお尻を少し浮かせ後ろに1回移動します、次にもう片方も同じおように後ろに移動させます。その状態から背筋を伸ばすと椅子とおしりの接地面に硬い骨が乗る感じがあると思います。これが土台がしっかりした状態になります。坐骨とは骨盤の一部ですので、良い姿勢を維持するには骨盤の傾きは非常に大事になってきます。膝の位置はお尻より少し上にします。

 

まとめ

まずは正しい姿勢を理解し、ためして下さい。慣れないうちはすぐに姿勢が崩れてしまったり、体が辛かったりするかもしれません。それは今までの日常生活によってあまりいい姿勢を保つ筋力を使っていなかったと思って下さい。意識していくと姿勢を保つ筋力もしっかり使えるようになり、良い姿勢を維持するのも楽になります。筋肉というと腹筋や背筋が思い浮かぶと思います。腹筋や背筋も大事ですが、骨盤についているいわゆるインナーマッスルといわれる体の内の方にある筋肉が大事になってきます。お臍の少し下に丹田といわれる場所がありますが、座っている時や、立っている時思い出したらそこに力を入れるようにしてみてください。

日頃の生活習慣によって今の体の状態はつくられています。

周りの人から姿勢が悪いと指摘されたり、自分で姿勢が悪いと思っている方は、すぐには効果があらわれることはないかもしれませんが、是非意識して続けて下さい。


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